★本セミナーでは、2022年のCES’22で発表された最新ディスプレイ用デバイス技術のうち、製品発売済み技術はその構造や画質を解析する。
 また、現時点で開示情報の乏しい技術はSID’22報告、各社の特許公報をベースに推定を含めて解説する。

2022年バージョン:次世代ディスプレイ最新技術・市場動向【LIVE配信】

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

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セミナー概要
略称
次世代ディスプレイ【WEBセミナー】
セミナーNo.
221009
開催日時
2022年09月29日(木) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名55,000円(税込)から
・1名49,500円(税込)に割引になります。
・2名申込の場合は計55,000円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。

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定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
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2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたに
  ついては→こちらをご覧ください。

3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
  10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加
  ください。

 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・ディスプレイパネル、材料、製造装置に関連のある技術者や営業・開発企画の担当者
必要な予備知識
・ディスプレイとしてLCD、OLED、マイクロLEDなどの用語に違和感の無い程度の知識のある方
習得できる知識
・最新のフラットパネルディスプレイの技術、市場動向を習得できる
・スマートフォンやTVの映像機器とディスプレイの技術関連性が理解できる
・最新のフラットパネルディスプレイの性能比較が理解できる
・最新フラットパネル、OLEDの材料の重要点を理解できる
・量子ドット(QD)、ミニLED、マイクロLEDの新技術の最新の学会、特許公報情報を理解できる
・ディスプレイパネルメーカの技術やその動向を理解できる
趣旨
 1月開催CES’22から5月開催の学会SID’22を見ると、OLEDパネルおよびこれを搭載したディスプレイ機器のピーク輝度が飛躍的に向上した。TV、モニター用途での性能向上の中心は韓国Samsung Display(SDC)が長年開発してきた量子ドットOLED(QD-OLED)の製品化である。
 OLEDのピーク輝度は、昨年までのLGディスプレイ(LGD)のテレビ用白色OLED(WOLED)の800nitに留まっていたが、SDCのQD-OLEDは1,500nitを実現と公表した。色再現性も大きく向上している。一方、LGDもWOLEDの発光材料に重水素化(D)を取り込んだ「OLED-EX」技術で、これを1000nitまで引き上げたとの発表を行った。さらに、SID’22ではLGDはWOLEDパネルにおいてMLA(メタライトレンズアレイ)技術を搭載し光取り出し効率を20%向上し、2,000nitを実現とした。
 OLED輝度が向上した背景には、タブレット、ノートPCそしてTV用途に採用された新技術「ミニLEDバックライト(Mini-LED BL)」に対する対抗の意味がある。この技術は1000nit以上の高輝度を売りにしているためである。CES’22では、そのMini-LED BLを採用したテレビセットメーカが昨年の2倍の7社以上に増えた。これでプレミアTVを数の上で支配する戦略にみえる。
 本セミナーでは、2022年のCES’22で発表された最新ディスプレイ用デバイス技術のうち、製品発売済み技術はその構造や画質を解析する。一方、現時点で開示情報の乏しい技術はSID’22報告、各社の特許公報をベースに推定を含めて解説する。まずは、SDCあるいは材料メーカの特許公報調査で、QD-OLED用カラーフィルター(CF)の構造、製造方法及び材料について解き明かす。次に、これに対抗するLED光源技術、Mini-LED BL、μLEDの動作原理、特性、構造、材料を分析する。さらに、SID’22で論文賞を受賞した出光興産発表の三重項-三重項融合(TTF)の2層発光層を用いた青色OLEDの効率向上、インクジェット印刷(IJP)を用いたOLED、そしてOLEDの後継技術を目指す量子ドットエレクロルミネッセンス(QD-EL)デバイスの構造、製造、材料技術も将来動向含めて解き明かす。
 スマートフォン用OLEDの進化に関しては、Visionoxを初めてとする中国パネルメーカが先行した画面下カメラ(UDC)技術を、SID’22内容をベースに解説する。中国パネルメーカとSDCの技術比較を行う。
プログラム

※【大項目4】、【大項目7】のプログラムを更新いたしました(9/12)

1.ディスプレイ・デバイスの構造と動作原理
 1-1. LCD、OLEDの構造と動作原理(LCD、RGB-OLED、大型WOLED)
 1-2. フォトルミ(PL)QD、QD-OLED、QD-ELの構造と動作原理
 1-3. μLEDディスプレイの構造と動作原理

2.CES’22おけるディスプレイ搭載機器の提案とその後の製品化状況
 2-1. TV・モニター用途Mini-LED BL、μLED
 2-2. TV・モニター用途OLED(QD-OLED、WOLED)およびAR/VR用途OLED、μLED
 2-3. CES’22展示TVのその後の製品化状況と判明した表示特性
 2-4. ディスプレイ・デバイスの市場予測と戦国絵巻

3. 特許調査で紐解くQD-OLED  
 3-1. QD材料とQD-CF、QD-OLEDの開発ロードマップ
 3-2. QD-CF層の形成はホトからIJPへの転換
 3-3. QD-CFバンク材料
 3-4. QD-OLED用タンデム発光層構成、コスト低減へ向けて

4. 重水素置換適用から飛躍が止まらないOLEDの効率向上
 4-1. 青蛍光材料のドーパントへの重水素置換内容とその事例
 4-2. 2021年から始まっていたスマホ用OLEDの効率向
 4-3. 2層青発光層構造でのTTF効率向上等(SID’22:出光興産)
 4-4. メタライトレンズアレイ(MLA)によるWOLED取り出し効率向上(SID’22:LGD)
 4-5. フォトリソ加工と蒸着リフトオフでの高開口率化提案のJDI eLEAPを検証

5. Mini-LED BL技術
 5-1. 高コントラスト比実現のLD駆動
 5-2. Mini-LED BL搭載iPad Pro/Macbook の構造、表示性能
 5-3. Mini-LED BL搭載Samsung TVの表示性能、改善策への課題

6. μLEDディスプレイの事始めと構造分類、用途別技術
 6-1. μLEDディスプレイの事始めと分類 (Monolithic、Discrete μLED) 
 6-2. 商品化対応μLEDディスプレイ(CES’22含む)
 6-3. Samsungのタイル方式TV用μLEDディスプレイ
 6-4. ARグラス構造と採用が開始されたμLEDディスプレイ
 6-5. コンタクトレンズディスプレイ進化を支えるμLEDディスプレイ(SID’22)

7. 画面下カメラ(UDC)技術の最新動向
 7-1. 先行する中国パネルUDC技術(SID’22:Visionoxなど)
 7-2. US特許分析に見るSDCのUDC技術
 7-3. 2022年最新モデルでのSDCとVisionox OLED搭載 UDCスマホの状況比較

8.継続開発位置づけのOLED、QD-EL技術の解析(パターニング製法視点)
 8-1. All IJ印刷に挑戦するOLED開発(SID’22:SDC)
 8-2. IJ印刷を前提としてOLED継承を狙うQD-ELデバイス(SID’22:SDC)
 8-3. IJ印刷高効率QD-ELに加え高精細はホト加工も狙う(SID’22:BOE)

9.まとめ:2022年のディスプレイ輝度と進化の製品サイクル
 

キーワード
次世代ディスプレイ,LCD,OLED,マイクロLED,セミナー,講演,研修
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