第1講 「3Dプリンタの基礎と最新動向」
<藤井先生 10:00~12:30>
1.3Dプリンタの分類と歴史
1-1.3Dプリンタの歴史
1-2.3Dプリンタの国際標準,国内標準
1-3.3Dプリンタの各種方式と特徴
1-3-1.液槽光重合(光造形)
1-3-2.結合剤噴射法
1-3.3.粉末床溶融結合法
1-3-4.材料噴射法(インクジェット法)
1-3-5.シート積層法
1-3-6.材料押し出し法(FDM)
1-3-7.指向性エネルギー堆積法
1-4.積層プロセス
1-4-1.サポート材
1-4-2.積層方向による特徴
1-4-3.3Dネスティング
2.3Dプリンタの効能,課題と取り組み
2-1.3Dプリンタの効能
2-2.活用のための課題
2-3.3Dデータフォーマット
2-3-1.ボクセルベースデータフォーマットFAV
2-4.3DデータフローとSW
2-5.製造物責任
2-6.3Dデータの類似度検索
2-7.著作権とクリエイティブコモンズライセンス
3.最新の3Dプリンタの動向
3-1.市場状況
3-2.製造分野での活用
3-2-1.大量生産における活用の現状
3-2-2.鋳型(砂型)造形
3-2-3.造形材料のリサイクル
3-2-4.マスカストマイゼーション
3-3.MultiJetFusion等の新しい造形方式
3-4.メタマテリアル・複合材料の実現
3-5.フルカラー化
3-6.その他市場での活用(食品,建築,フルカラー)
3-7.コロナ禍での3Dプリンタの貢献
3-8.サプライチェーンの変革
3-9.4Dへの展開
第2講 「3Dプリンタ用金属粉・装置の開発動向と製品への適用事例」
<木藤先生 13:30~16:00>
1.金属粉の製造方法
1-1.アトマイズ法
1-2.粉砕法
1-3.電解法
1-4.還元法
1-5.金属粉の検査方法
1-6.金属積層造形に適する金属粉とは?
2.金属積層造形の歴史
2-1.黎明期(1981年、名古屋で産声をあげた技術)
2-2.発展期(2013年、オバマ大統領の一般教書演説)
2-3.呼び名の変遷(現在はAM法:Additive Manufacturing)
2-4.日本でのTRAFAMの役割
3.金属粉を原料とする他の製法
3-1.粉末冶金(Powder Metallurgy)
3-2.MIM(金属粉射出成形;Metal Injection Molding)
3-3.従来技術と金属積層造形の違い
4.積層造形の各手法
4-1.光造形法(樹脂)
4-2.バインダー噴射法(樹脂、セラミック、金属)
4-3.UV照射硬化法(樹脂、セラミック)
4-4.FDM法(熱溶融積層法:線材、ワイヤを溶融しながら造形:樹脂、金属)
4-5.薄板積層法(樹脂、金属)
4-6.粉末床溶融結合法(パウダーベッド法:樹脂、金属)
4-7.指向性エネルギー堆積法(デポジション法:金属)
4-8.+αとしての切削併用法
4-9.金属3Dプリンタのメーカーの紹介
4-10.積層プログラムの作成方法
5.金属積層造形の利用分野
5-1.メリットとデメリット
5-2.医療分野
5-3.航空・宇宙機器部品
5-4.射出成形用金型(自由構造冷却水管)
5-5.自動車修理部品
5-6.ラティス構造軽量化部品
5-7.試作用(極小ロット部品も含む)