★電磁波吸収と電磁波シールドの設計及び評価をミリ波からテラヘルツまでを中心に解説します!

5Gの最新技術動向と電磁波シールド・電波吸収体の基礎と材料設計【アーカイブ配信】

こちらは10/23実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。

セミナー概要
略称
電磁波シールド【アーカイブ配信】
セミナーNo.
配信開始日
2025年10月27日(月)
配信終了日
2025年10月31日(金)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
防衛大学校名誉教授、元大阪公立大学客員教授 工学博士 山本 孝 氏

<ご専門>
 電子材料、通信材料、高周波材料、電波吸収体、電波シールド、強誘電体、圧電体,誘電体(MLCC)

<ご略歴>
 1980年 3月 京都大学大学院工学研究科博士課程電子工学専攻修了
 1980年 4月 日本シーメンス株式会社 入社
 1981年 3月 株式会社村田製作所 入社
 1981年 8月 防衛大学校 助手(電気工学教室)
 1984年 9月 カルフォルニア大学 ローレンツ・バークレー研究所客員研究員
 1987年1月 防衛大学校 講師(電気工学教室)
 1988年10月 防衛大学校 助教授(電子工学科)
 1994年10月 防衛大学校 教授(電気工学科)
 2000年4月 防衛大学校 教授(通信工学科)
 2014年1月 大阪府立大学材料工学科 客員研究員
 2014年3月 防衛大学校 教授 定年退職
 2014年8月 防衛大学校 名誉教授
 2016年4月 大阪府立大学 客員教授
 2017年4月 同志社大学 非常勤講師・終了
 2022年4月 大阪公立大学材料工学科 客員教授・継続
 2025年3月 大阪公立大学 客員教授・終了

<ご活動など>
 1. 日韓セラミックスセミナ-日本側委員(2009~)
 2. 日本誘電体学会名誉顧問 (2020~)
 3. ファインセラミックス標準化EC2委員長(1989~)
 4. ISO/TC206 委員(2015~)
 5. 加藤科学振興会評議委員(1990~)
 6. 電子セラミックス・プロセス研究会/会長 (2007~)
 7. 電子セラミックス・プロセス研究会/会長補佐 (2024~)
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
こちらは10/23実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。

・配信開始日までに、セミナー資料(PDF)と動画のURLをメールでお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・電気関係、電波関係 電波吸収体関係 導電体材料関係 磁性体材料関係
・ゴム関係 高分子関係
必要な予備知識
・高周波電気回路(大学2学年程度)
・電磁波・電波伝搬(大学2学年程度)
趣旨
 5Gとは最大20Gbpsという超高速を実現するために,数百MHz以上の帯域幅を持つ,日本ではSub6帯と呼ばれる3.7GHz帯と4.5GHz帯,”ミリ波”と呼ばれる28GHz帯という3つの周波数帯が割り当てられた通信システムである。しかし,4Gのネットワークを支える基地局を5Gに対応させ,ソフトウエアアップデートで対応しようとしている技術もある。一方,通信端末分野 (スマホ)では,先駆けて〖AI〗”と〖beyond5G/6G〗の結合が実現されてきた。使われる情報量の 増大と共に使われる周波数は“GHz”・“ミリ波”・“THz?”と高周波数化が進むであろう。
 本講座では5G/beyond5Gの取り組み/中国の5G事情/アフリカの通信事情/ミリ波空間伝搬/車の自動運転/ミリ波電波吸収体/ミリ波通信モジュール/フィルターの技術を紹介し, これらの誤動作を防ぐ “電波障害対策”にそして5G/6G 技術の完全な実現のために【電波シールド・電波吸収体】の技術を解説する。フィルター技術は,LTCC技術を用いたLow pass, High pass, Band pass フィルタ―から始まって,Substrate Integrated Waveguide filter (SIW)へと進歩している.メタマテリアル(古くはメタサーフェス)が, ミリ波からテラヘルツ波の電波吸収体・電波シールドにおける人工材料・人工表面として考えられ, 研究が盛んである。
 本報告では, 電波伝搬の基礎から5G/beyond 5Gのデバイスと,遠方界・近傍界用電磁波シールド・電波吸収体の設計及び評価, メタマテリアル・多層メタマテリアルによる電磁波吸収と電磁波シールドの設計及び評価をミリ波からテラヘルツまでを中心に報告する。
 
プログラム

1.5G/beyonnd5Gの世界
 1.1 5G/beyond 5Gの取り組み/研究戦略/ミリ波
 1.2 中国の5G事情/インドの5G事情
 1.3 自動車の電子機器の住み分け(パワートレイン,走行安全系,ボデー系,情報系)
 1.4 CASEとは/自動運転のレベル分け/現在のレベル3/AI搭載のレベル4の実現
 1.5 自動運転の車載LiDAR/RoboSense MEMS Lidar

2.ミリ波実現のための高周波対策
 2.1 ミリ波の空間伝搬ロス 
 2.2 高周波基板の変遷
 2.3 PackageはLCP/LTCC/フッ素樹脂化
 2.4 低損失材料マップ/高周波基板
 2.5 高周波基板用フッ素樹脂の改良/高周波特性(誘電率と誘電損失)
 2.6 ガラス基板/今最も注目/高周波モジュール基板
 2.7 RFフロントエンドの高周波フィルターの変遷/SAWフィルター
 2.8 ノイズ対策部品/Lキャンセルトランス/Substrate Integrated Waveguide(SIW)

3.電波伝搬・ロッド・ループアンテナ周りの電磁界分布
 3.1 電磁波の入射・反射
 3.2 ロッドアンテナ近傍の電磁
 3.3 ループアンテナ近傍の電磁
 3.4 空間を伝搬する電磁波,電磁波の入射・反射

4.電波シールド効果と反射・吸収損失の導出
 4.1 媒質中の電波伝搬と電波シールド
 4.2 シェルクノフの式 
 4.3 反射損失、吸収損失の導出
 4.4 波動インピーダンス 
 4.5 遠方界のシェルクノフの式導出
 4.6 近傍界のシェルクノフの式導出
 4.7 反射損失,吸収損失,
 4.8 近傍界の磁界源近傍のシールド効果の改善

5.シールド特性評価法(遠方界と近傍界)
 5.1 KEC法(近傍界)
 5.2 ストリップライン法(Rtp・近傍界)
 5.3 近傍電磁界プローブ法(近傍界)

6.電波吸収体設計と評価
 6.1 単層電波吸収体設計
 6.2 広帯域電波吸収体(導電性不織布)(ミリ波)

7.周波数選択(FSS)による電波シールドから電波吸収体への展開
 7.1 周波数選択表面(FSS)とは,メタマテリアルとの類似性
 7.2 ループフィルタ―,ループスロット型フィルター,ダブルスクウエア―ループ特性
 7.3 FSSの形状変化,Multi-layer FSSへ
 7.4 多層メタル表面(メタマテリアル)を用いたMHz帯吸収体(Landy)
 7.5 多層メタル表面(メタマテリアル)を用いたTHz帯吸収体(Tao)
 7.6 多層メタル表面(メタマテリアル)を用いたMHz帯電波吸収体の設計(FDTD法、我々)
 7.7 テラヘルツ電波吸収体の設計

キーワード
5G、6G、ミリ波、電波吸収体、電磁波シールド、メタマテリアル、メタサーフェイス、評価
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