⭐前半ではエポキシ樹脂の基礎知識として硬化剤、硬化促進剤、分析法、評価法について、後半ではエポキシ樹脂のフィルム化技術について解説する。

エポキシ樹脂の基礎と各硬化剤の使い方およびフィルム化技術【LIVE配信】

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:11/21~12/4(何度でも受講可能)】の視聴を希望される方は、こちらからお申し込み下さい。

セミナー概要
略称
エポキシ樹脂【WEBセミナー】
セミナーNo.
251145
開催日時
2025年11月20日(木) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
溶解技術(株) 代表取締役 博士(工学) 柴田 勝司 氏
【略歴】
1980年 京都大学 工学部 合成化学科 卒業
1980年 日立化成工業(株) 入社
1981年~2014年 日立化成工業(株)の研究所に在籍
2014年 博士(工学)取得 熊本大学
2015年 日立化成(株) 定年退職
2016年 溶解技術(株) 設立
2019年4月 名古屋大学客員教授を兼任
2022年3月 名古屋大学客員教授を退任

【研究歴】
1980年代 プリント配線板用エポキシ樹脂
1990年代 エポキシ樹脂接着フィルム
2000年以降 熱硬化性樹脂複合材料リサイクル技術

【共著書】
”GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発”
”プラスチックのケミカルリサイクル技術”
”プラスチックリサイクル-世界の規制と対策・要素技術開発の動向と市場展望-”
”高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策”
”高分子の成分・添加剤分析”,第6章 第1節,”エポキシ樹脂硬化剤の分析法”
”エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方”
”最新材料の再資源化技術事典―New Technology of Recycling―”
”CFRP~製品応用・実用化に向けた技術と実際~”
”エポキシ樹脂の"特性改良"と"高機能/複合化"技術”
”CFRP/CFRTPの加工技術と性能評価”
”新版 複合材料・技術総覧”
”CFRPの樹脂含浸性向上と信頼性評価”
“総説エポキシ樹脂 最近の進歩Ⅰ”
”エポキシ樹脂の高機能化”
”各種手法による有機物の分解技術”
”エコマテリアルハンドブック”
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。

※LIVE配信とアーカイブ配信(見逃し配信)両方の視聴を希望される場合
 お一人様につき、追加料金11,000円(税込)にてお申込みいただけます。
 メッセージ欄に「LIVEとアーカイブ両方視聴」と明記してください。

会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
・資料付(PDFデータでの配布)
 ※紙媒体での配布はございません。
 ※資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちら からミーティング用Zoomクライアントを
  ダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたに
  ついては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
  10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加
  ください。
講座の内容
受講対象・レベル
エポキシ樹脂を扱われている方
エポキシ樹脂を今後扱う予定の方
エポキシ樹脂フィルムに興味をお持ちの方
必要な予備知識
高校程度の化学の知識
習得できる知識
・エポキシ樹脂の種類と製造法
・硬化剤の種類と用途
・エポキシ樹脂並びに硬化物の評価法
・エポキシ樹脂のフィルム化
・エポキシ樹脂フィルムの物性
趣旨
 エポキシ樹脂はこれまで主流であった土木建築、接着剤、電気絶縁材などの用途に加えて、自動車用、航空機用などにも用途が広がり、世界での生産量も拡大している。これらの新分野へ展開できる可能性のある技術として、エポキシ樹脂のフィルム化技術について解説する。
 現状ではベンゼン環と水酸基を併せ持ち、十分なフィルム形成能を有する高分子は少ない。ベンゼン環によって耐熱性、機械的性質などに優れ、水酸基によって接着性、熱硬化性などが付与できる。フィルム形成後の三次元架橋反応についても詳述する。これに接着性を付与すれば、プリント配線板の基材として利用できるほか、様々な電子材料に利用できると考えられる。また、水酸基を極性の異なる化合物で修飾できれば、耐熱性、耐溶剤性を有する分離膜などにも利用できると考える。
 また、エポキシ樹脂について豊富な知識をお持ちでない方にもご理解いただけるように、前半ではエポキシ樹脂の基礎知識として硬化剤、硬化促進剤、分析法、評価法についても説明する。
プログラム

1.緒言
  ・エポキシ樹脂の定義
  ・エポキシ樹脂の歴史
  ・世界の需要
  ・他の樹脂系との比較
  ・エポキシ樹脂の特徴
  ・エポキシ樹脂配合の特殊性

2.エポキシ樹脂の基礎
 2.1 エポキシ樹脂
  ・汎用エポキシ樹脂
  ・特殊エポキシ樹脂
 2.2 硬化剤
  ・アミン系
  ・酸無水物系
  ・フェノール系
  ・ポリチオール系
  ・潜在性硬化剤
 2.3 硬化促進剤
  ・硬化剤と硬化促進剤の違い
  ・アミン系
  ・イミダゾール系
  ・リン系
  ・紫外線(UV)硬化用
 2.4 分析法,評価法
  ・赤外分光法 (IR)
  ・核磁気共鳴法 (NMR)
  ・高速液体クロマトグラフィ (HLC)
  ・ゲル浸透クロマトグラフィ (GPC)
  ・ゲル化時間
  ・示差走査熱量計 (DSC)
  ・樹脂板の作製
  ・機械的性質
  ・粘弾性解析 (VEA)
  ・熱機械分析 (TMA)
  ・熱重量分析 (TGA)
  ・熱分解ガスクロマトグラフィ質量分析(Py-GC-MS)
  ・電気的性質
  ・耐燃性

3.エポキシ樹脂のフィルム化
 3.1 概要
  ・エポキシ系フィルムの利点
  ・熱硬化性エポキシフィルムの設計
  ・エポキシ重合体の基本特許
  ・二段法による合成
  ・溶媒中での二段法による合成
 3.2 エポキシ重合体の合成-エポキシ樹脂の選択
  ・共重合モノマーの選択
  ・溶媒種類
  ・触媒種類
  ・各種フェノール類
 3.3 エポキシフィルムの物性
  ・粘度
  ・分子量
  ・引張試験
 3.4 架橋エポキシフィルム
  ・架橋剤-エポキシ樹脂
  ・架橋剤-シラン化合物
  ・架橋剤-カルボン酸
  ・架橋剤-イソシアナート類
  ・イソシアナートのマスク化
  ・引張試験
  ・耐熱性
  ・耐溶剤性
 3.5 エポキシ接着フィルム
  ・層間接着フィルム
  ・プリプレグとの比較
  ・架橋剤配合量とTg
  ・接着性の付与
  ・配合設計概念図
  ・接着フィルムの特性

4.結言
  ・結論
  ・今後の課題

キーワード
エポキシ樹脂,硬化剤,アミン系,難燃剤,添加剤,フィルム,セミナー,研修,講演
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