☆PFASフリーで発現させる環境対応型テクノロジーの最先端を紹介!

撥水・親水技術の基礎と応用展開および最新トレンド【LIVE配信】
~PFAS規制の動向について~

※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のPCで受講できます。

セミナー概要
略称
撥水・親水技術【WEBセミナー】
セミナーNo.
251183
開催日時
2025年11月05日(水) 13:00~17:00
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
MirasoLab 代表 工学博士 竹田 諭司 氏

【専門】
 Materials Science & Engineering

【略歴】
旭硝子株式会社入社 (現AGC). 中央研究所にて複数の新商品・新技術開発に従事. 2002年より米国留学,新材料・新プロセス開発に従事. 2007年よりエレクトロニクス&エネルギー事業部門の新規事業プロジェクトリーダー, 複数の新ビジネスの企画・立ち上げ・事業化に従事. 2017年9月旭硝子を退職。同年10月MirasoLab (ミラソ・ラボ) 創立, 代表就任.

【その他 兼任歴】
日本セラミックス協会 ガラス部会 役員 (2004〜2007年), 国際ガラス委員会技術委員 (International Commission on Glass, Technical Committee 19, 2000〜2007年), 国立研究開発法人 物質・材料研究機構コーディネータ (2023~2024. 1月), 東工大横浜ベンチャープラザ インキュベーションマネージャ (2020~2021年), 横浜企業経営支援財団 技術アドバイザー&コーディネーター(2018~2022. 3月), 東京都大田区産業振興協会ビジネスサポータ (2018~2020. 3月)

【関連書籍】
透明導電膜と車載スマートウィンドウ, 車載テクノロジー6月号, 技術情報協会 (2024)、Beyond 5G通信用高周波基板材料と導体の界面密着力, 情報機構 (2024)、自動車の快適性向上と材料開発, マテリアルステージ 12月号, 技術情報協会 (2023)、車載ディスプレイの現状と今後, 車載テクノロジー3月号, 技術情報協会 (2022)、快適空間設計とスマートウィンドウ, 機能性材料2月号, CMC出版 (2022)、高信頼性ディスプレイ & 低融点ガラス封止, 封止・バリア・シーリングに関する材料・成形成膜・応用の最新技術, 技術情報協会 (2021)、空間快適性を高める低環境負荷ガラス, 建築・住宅用高分子の要求特性とその開発, 技術情報協会 (2021)、5G高周波材料と透明アンテナ, 次世代無線通信に向けたアンテナ開発, CMC出版 (2020)、自動運転車で求められる車載ディスプレイ, 車載テクノロジー3月号, 技術情報協会 (2020)、フッ素化合物の特徴, AndTech (2019)、日本大企業における新規事業・イノベーションの課題と新アプローチ,AndTech (2019)、防汚・防水・防曇のための材料とコーティング, 技術情報協会 (2018).
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  38,500円 (本体価格:35,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。
 ・1名申込の場合、49,500円(税込)→38,500円(税込)
 ・2名同時申込の場合、合計99,000円(税込)→合計49,500円(税込)
   ※両名の会員登録が必要です。

会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・本テーマにご関心ある方であればどなたでも
習得できる知識
・親水性・撥水性の基本原理と応用製品
・自動車用撥水ガラス・親水ミラー・防曇ガラス技術
・ディスプレイ画面の易指紋除去コーティング技術
・監視カメラ表面の親水コーティング技術
・マイクロ流路の流滴制御技術
・バイオミメティック技術
・PFAS規制動向
・PFASフリー撥水技術
趣旨
 マテリアル表面の濡れ性 (親水・撥水) 制御は産業上極めて重要であり、衣服の撥水加工, 自動車窓ガラスの撥水・防曇処理, 監視カメラ親水コート, スマートフォンの防指紋処理, ライフサイエンス分野におけるマイクロ流路液滴制御・細胞培養コーティングなど、その用途は広範である。これまで、撥水機能に関しては、表面エネルギーの低いフッ素系材料を用いたアプローチが主として用いられてきたが、近年のPFAS (有機フッ素化合物の一種) 規制化気運の高まりにより、従来同等以上の性能をPFASフリーで発現させる環境対応型テクノロジーへの移行がはじまっている。こうした市場要求へスピーディーに対応していくためには、材料そのものの本質理解が必須となり、加えて、マテリアル表面の特性がバルクとは大きく異なっていること、またそれがどのように異なっているかを正確かつ精密に理解し、制御していくことが極めて重要となる。
 本講演では、まずPFAS規制動向について触れ、それを踏まえ、複数のマテリアル表面において、親水・撥水性能を最大限に引き出すための効果的アプローチについて、ガラス素材を事例に、自動車用窓ガラス, タッチパネル用Anti-Finger Printコート, ライフサイエンス分野における検査・診断用マイクロ流路チップの液滴制御技術や細胞培養コーティング (スフェロイド, 細胞イメージング) 等の具体例を示しながら解説するとともに、PFASフリー技術の最新動向について述べる。また、環境対応型テクノロジーとして近年技術完成度が高まり商用化がはじまっているバイオミメティック技術についても触れる。
プログラム

1.親水・撥水のメカニズム
 1-1.濡れ性とはなにか
 1-2.濡れと接触角    
    ・Youngの式
    ・Wenzelの式
    ・Cassieの式
 1-3.親水と撥水の定義
 1-4.表面張力と表面自由エネルギーの関係
 1-5.新たな撥水技術_Slippery Liquid Infused Porous Surfaceなど

2.材料表面の親水・撥水性_ガラスを事例として
 2-1.ガラス表面の化学的性質
    ・理想表面と実用表面の違い
    ・外部環境による表面変化
 2-2.ガラス表面の親水・撥水制御技術

3.PFAS規制動向

4.自動車
 4-1.自動車ガラスへの撥水・防曇機能付与法とその特徴
 4-2.自動車ガラスに求められる特性
    ・機械的特性(耐衝撃性・耐貫通性・耐摩耗性)
    ・光学的特性(透過率・耐光性・二重像・透視歪)
    ・耐久性(耐熱性・耐湿性・耐薬品性)

5. ディスプレイ
 5-1.タッチパネル用易指紋除去コーティング
 5-2.タッチパネル用コートに求められる特性
 5-3.親水・撥水パターニングおよび液滴制御技術

6.監視カメラ
 6-1.監視カメラ表面コートに求められる特性
 6-2.親水コーティングの現状課題と今後

7.ライフサイエンス
 7-1.マイクロ流路の微細流路における液滴制御
 7-2.細胞培養表面の濡れ性制御(スフェロイド、細胞イメージング)

8.バイオミメティック技術の動向

【質疑応答】

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