非会員:
55,000円
(本体価格:50,000円)
会員:
49,500円
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学生:
55,000円
(本体価格:50,000円)
高性能高分子材料を開発する方法として、2種類以上の高分子を複合化するポリマーアロイは非常に重要である。本講演では、まずポリマーアロイの定義について述べ、開発事例を紹介しながら歴史に触れる。そして、相溶性や熱力学といったポリマーアロイの物理について詳しく説明する。次にポリマーアロイにおいて最も重要である構造と力学物性の関係について述べ、顕微鏡法および散乱法を用いた構造解析、ポリマー同士の界面構造、相容化剤の種類や効果について説明する。さらに現在のポリマーアロイの開発ではなくてはならない方法であるリアクティブプロセッシングの構造制御に関して詳しく説明する。これらの知見を踏まえて、具体的な開発事例を通して、押出機を用いた新規ポリマーアロイの開発や特殊溶融混練について紹介し、その仕組みや構造制御に関して概説する。最後に今後のポリマーアロイの開発についても言及する。
1.ポリマーアロイの基礎
1-1 ポリマーアロイの定義
1-2 ポリマーアロイの歴史
1-3 相溶性と相容性
1-4 相図と熱力学
2.ポリマーアロイの構造
2-1 構造と力学物性
2-2 構造の解析手法
2-3 ポリマーアロイの界面構造
2-4 相容化剤の種類・効果
2-5 リアクティブプロセッシング
3.ポリマーアロイの成形加工
3-1 溶融混練押出
3-2 高L/D二軸混練押出機とリアクティブプロセッシング
3-3 特殊溶融混錬機による新規ポリマーアロイの開発
4.今後のポリマーアロイ
4-1 超分子とポリマーアロイ
4-2 資源循環社会とポリマーアロイ
【質疑応答】
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