☆経験豊富な講師が、塗料のレオロジー、塗膜の内部応力の要因や測定法、劣化や白化現象についても詳しく解説する!

塗膜の付着性、強度評価と割れ・はがれ等の欠陥対策【アーカイブ配信】

※こちらは8/6実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。配信期間中(8/18~8/25)は、いつでも何度でも視聴できます!

セミナー概要
略称
塗膜【アーカイブ配信】
セミナーNo.
260848A
配信開始日
2026年08月18日(火)
配信終了日
2026年08月25日(火)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
元・職業能力開発総合大学校 准教授 工学博士 1級塗装技能士 坪田 実 氏

《専門》
 塗装技術と技能、塗料と塗膜物性

《略歴》
 1972年3月 職業訓練大学校 塗装科 卒業
 1974年3月 山形大学大学院工学研究科高分子化学専攻修了
 1974年4月 岐阜プラスチック工業株式会社 入社
 1975年3月 岐阜プラスチック工業株式会社 退社
 1975年4月 職業訓練大学校 塗装科 助手
 1985年2月 工学博士(東京大学)
 1988年4月 職業訓練大学校 塗装科 助教授
  その後、学校名変更、所属科変更を経て、
 2015年 3月 職業能力開発総合大学校 専門基礎学科 准教授 定年
 2016年 2月 川上塗料株式會社 社外取締役 就任  
 2021年 2月 同上 退任

《著書等》
(1)「工業塗装入門」、日刊工業新聞社(2019)
(2)「塗料と塗装の基本と実際」、秀和システム(2016)
(3)「塗料・塗装のトラブル対策」、日刊工業新聞社(2015)
(4)「目で見てわかる塗装作業」、日刊工業新聞社(2011)
(5)「ココからはじめる塗装」、日刊工業新聞社(2010)
(6)「塗装の実務Q&A」、日刊工業新聞社(2010)
(7)「コーティング用添加剤開発の新展開」、シーエムシー出版(2009)
(8)「トコトンやさしい塗料の本」、日刊工業新聞社(2008)
(9)「木工塗装法」、職業訓練教材研究会(2008)
(10)「塗料」、雇用問題研究会(2007)
(11)「建築塗装法」、雇用問題研究会(2011)
(12)「金属塗装法」、雇用問題研究会(1998)

《活動等》
 1985~2022年 色材協会関東支部 塗料部会委員、
 2005~2006年度 技能五輪国内大会「車体塗装」競技主査

《受賞》
 1982年度色材協会論文賞
 2006年度、2020年度日本塗装技術協会論文賞
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。
 ・1名申込の場合、55,000円(税込)→44,000円(税込)
 ・2名同時申込の場合、合計110,000円(税込)→合計55,000円(税込)
   ※3名以上で申し込まれる場合、1名あたり27,500円(税込)
   ※参加者全員の会員登録が必要です。

会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
本セミナーは、約4時間30分の講演を収録したアーカイブ配信セミナーです。
申込者に限り、配信期間中はいつでも何度でもご視聴いただけます。

【アーカイブ配信セミナーの申込・受講手順】
1)このHPから受講申込をしてください。
2)申込後、受理の自動返信メールが届きましたら申込完了です。また確認後、すぐに請求書をお送りいたします。
3)視聴開始日までにセミナー資料と閲覧用URLをお送りさせていただきます。
 ※申込者以外の視聴はできません。録音・録画などの行為を固く禁じます。
 ※配布資料の無断転載、二次利用、第三者への譲渡は一切禁止とさせていただきます。
講座の内容
受講対象・レベル

 コーティング関係の原料メーカー技術担当者、塗料メーカーの品質管理・塗料設計・研究開発担当者、塗装・コーティング分野の製造担当者・工程管理者(初心者から中堅技術者)など。あるいは、コーティング技術と技能を深めたい方、コーティング被膜の付着性能、並びに物理的強度を見極めたい方。

必要な予備知識

 本セミナーの受講に当たっての予備知識は不要です。むしろ、ペンキはよく分からないという方を歓迎します。そして、質問をするという積極的な姿勢が必要です。もちろん、セミナーが終了しても、電話やメールで質問をして、理解を深めてください。

習得できる知識

 塗装寿命とは膜厚だと思っている方がいます。それゆえ100年塗装のようなフレーズが飛び交っています。どんなものでも誕生から成長過程を経て、寿命を迎えます。その間、いろいろな要因で病気になったりしますが、病気(欠陥)は自然現象で、サイエンスとして捉えて行けば解決策が見えてきます。本セミナーを受講されることによって、塗装系(下塗り、中塗り、上塗り塗料の組み合わせ)や塗膜強度に対する見方をPower upして頂くことを目指します。なお、本セミナーの実施は6H程度であり、この時間内で上述した技術を身に付けることはできないと思われますが、ものの見方を身に付けることは可能です。この力をバネにして、飛躍してもらいたいと期待しています。

趣旨

 本テーマ「塗膜の付着性、強度評価と割れ・はがれ等の欠陥対策」を以下の観点から解説する。

 1.液体、固体に拘わらず、全ての物体は粘弾性体である。第1章(粘弾性から見た塗料と塗膜)では、強度に関係する粘弾性現象を取り上げる。例えば、固体の有するがんばり時間と作用時間との大小で固体の性質が強く出たり、液体の粘性が支配的になったりする。

 2.塗膜は付着状態で、その強度を発揮する必要がある。第2章(付着性の話)では付着性を如何に確保するかを優先的に考える。

 3.塗膜は流動状態の塗料から出発するため、塗膜という固体に成ったら、一般的に体積が減少する。このため付着状態の塗膜には引張り力が、被塗物には圧縮力が作用し、残留することが多い。この状態を可視化した内部応力の測定方法を説明する。考えるよりも測定することを優先してほしいという講師の思い入れがある。内部応力を低減する塗料設計について解説する。(第3章)

 4.固体の塗膜に求められる物性とは、第4章に述べるように、 (1)付着性 (2)耐傷付き性 (3)耐屈曲性 (4)耐衝撃性 (5)耐候性などであり、 これらを総称して、付着塗膜の強度と呼ぶ。この強度を解析するために、我々は粘弾性をベースにして、立ち向かうことにする。塗膜は塗装系という塗り重ねチームワークで勝負している。膜厚方向の物性傾斜は重要であることを第4章で述べる。

 5.第5章では、欠陥事例を取り上げ、どのように対策するかを述べる。色や意匠性の問題も重要であるから、白化現象も取り上げる。

プログラム

第1章 粘弾性から見た塗料と塗膜
 1.1 塗料の必要条件-塗れる・くっつく・固まる
 1.2 粘弾性の用語とその意味について
 1.3 液体の粘弾性を観察しよう-とろろ汁の引き上げ高さ
  (1) 塗料に弾性を付与するメリット
  (2) 塗料が受けるずり速度の求め方
 1.4 固体の粘弾性を観察しよう-ボールのはずみ実験
 1.5 塗膜の引張り強度が速度で異なる挙動を示すわけ(固体のがんばり時間と作用時間)
 1.6 温度変化を速度に換算する法則(WLF式)とは
 1.7 ポリアミド硬化エポキシ樹脂の配合と塗膜の構造(架橋密度とガラス転移温度)
 
第2章 付着性の話
 2.1 くっつく力の発生
 2.2 付着性理論
 2.3 付着強さの評価・試験法
 2.4 付着性に及ぼす要因とその影響

第3章 内部応力の話
 3.1 身の周りの湾曲現象が意味すること
 3.2 内部応力の測定法
 3.3 内部応力に及ぼす要因とその影響
 3.4 内部応力を低下させる塗料設計
 3.5 内部応力が引き起こした鋼管用粉体塗膜のはく離事件とその対策

第4章 付着塗膜の強度を向上させる話
 4.1 塗膜強度を支配する要因
 4.2 塗膜の強さ-たわみ性・耐衝撃性の評価
 4.3 塗り重ねによる膜厚方向への物性傾斜は可能か、そのメリットはあるのか
 4.4 ヘルメット用塗膜、皮革用塗膜に必要な物性とは
   - 塗膜の破壊伸びに及ぼすTg分布 -
 4.5 リニアモーターカ-用路面に対する塗料設計と試験評価法

第5章 塗料・塗膜の欠陥と対策
 5.1 塗装系の割れ現象
  (1) なぜ、割れたのか
  (2) 割れ模様は作れるのか
 5.2 水が関与する欠陥現象とその対策
  (1) 白化(輪染み)現象とその対策
  (2) 付着性の劣化を防ぐ対策
 5.3 溶融亜鉛メッキ面に対する塗装系はく離事件の原因と対策
 5.4 水性塗料の泡・はじきを止めるための添加剤の配合技術

キーワード
塗料,樹脂,はく離,剥離,はがれ,割れ,内部応力,レオロジー,Tg,研修,セミナー,講座
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