「狙いどおりの触覚・触感をつくる技術」 発刊記念セミナー 第2弾!

触感の定量化・数値化に貢献する触感推定・官能検査・機器測定
工業材料・製品への触感付与、その効果や手触りを定量化するには?
物理特性と触感を結びつけた製品開発、製品の触感評価にお役立て頂きたい3つの手法を解説

・モノの触感を定量的に測定・推定する「触感の定量的推定」
・ヒトが感じる快適性(心地)を数値化する「官能検査」
・定性的な触感表現から定量的な触感評価へ脱却する「摩擦摩耗・触覚評価」

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セミナー概要
略称
触感の定量化・数値化
セミナーNo.
st180227
開催日時
2018年02月26日(月) 11:00~16:05
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第2講習室
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  52,250円 (本体価格:47,500円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
54,000円 (会員受講料 51,300円)
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の27,000円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
プログラム

第1部  [11:00~12:30]
「機械受容器の発火状態の定量化と触感推定」  

​ ヒトは五感を通じて外界を認識しています。視覚や聴覚は工学的な理解と利用が進んでいますが、触覚の工学的利用に資する理解は確立されているとは言えません。これは、多くの用語で表現される触覚を正しく、かつ定量的に把握することが難しいためと考えられます。

 本講演では、はじめに様々な用語で表現される触覚や触感を整理する方法を紹介します。つぎに、触感知覚のメカニズムを理解する上で重要な機械受容器の特徴を工学的な捉え方で解説します。最後に、整理した用語と機械受容器の特徴を勘案して、モノの触感を定量的に測定・推定する手法を紹介します。

1.触感表現の整理
 1.1 触感を表す用語
 1.2 階層構造による触感知覚構造の整理
 1.3 統計的手法による触感因子の抽出
 1.4 触感知覚構造における階層間の定式化

2. 触感知覚の基礎
 2.1 触覚と触感
 2.2 触感を知覚する器官
  a. 指の構造と機械受容器
  b. 機械受容器の種類と特徴
  c. 機械受容器の分布
  d. 機械受容器特性の工学的な理解

3. 触感の定量化と工学的な利用
 3.1 物性値と状態量
 3.2 ヒトの触察行動を模擬した物理データの測定
 3.3 物理データからの触感の定量的推定

第2部 [13:30~15:00]
「官能検査法の特徴比較と実施時における留意点」

 最近、さまざまな製品の魅力に感性品質である快適性(心地)という指標が大きく注目されています。
そのため、その製品の開発コンセプトに一致した快適性(心地)を的確に捉えて、製品に対して実現することが
強く望まれています。

今回の講演では、五感に基づいて評価されている製品の快適性(心地)を数値化する手法として用いられている
官能検査法の特徴、被験者の選定、評価試料の選定と提示順序、評価試技と形容語について解説します。
また、官能検査法で代表的に用いられている一対比較法とSD法については、具体的な研究事例
(カーインテリアの触感評価法、バスタオルの手触り評価法)を用いて解説します。

1.感性情報(快適性)とは

2.官能検査法の特徴について

3.官能検査を行う前の準備

 3.1被験者の選定と判定能力の検定について
 3.2 評価試料の選定と提示順序について
 3.3 評価試技と形容語の選定について

4.官能検査に用いる手法について
 4.1 一対比較法について(研究例;カーインテリアの触感評価法)
 4.2 SD法について(研究例;バスタオルの手触り評価法)

第3部 [15:15~16:05]
「摩擦摩耗評価と触覚接触子による触感の数値化と波形分析」

 物質間の摩擦評価(Tribology)では、静摩擦係数と動摩擦係数を求めることにより摩擦の大小を判定して
動力計算をはじめ機械設計、表面処理方法、潤滑剤選定などに生かされている。しかし、感性が付加された
すべり感を評価するには、静摩擦係数の発生する過程と動摩擦領域でのすべり易さ、すべり難さの判定と
すべりの状態を詳細に測定する必要がある。このすべり感は、官能試験などで行われている触感評価にも
繋がる要因である。
 定性的な触感表現から定量的な触感評価へ脱却すべく手法を解説する。

1. 摩擦摩耗・触覚評価の概要

2. 摩擦摩耗評価

2.1 均一摩擦の測定例
2.2 速度依存性の測定例
2.3 直線摺動の摩耗測定例

3. 触覚評価
3.1 指紋パターン付触覚接触子の有効性
3.2 タッチパネルの指触り感の測定例
3.3 垂直荷重変動の測定例
3.4 ヌルヌル感とキュキュと感の測定例

4. まとめ

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