★ 本セミナーで、情報不足に陥りがちの自動車エンジン技術の徹底学習!
★ なるべく基礎に力点を置いて解説いただきます。

基礎から学ぶ、自動車エンジンの熱効率向上、排ガスクリーン化の原理と次世代燃焼技術
~エンジン高効率化、有害排出ガス生成機構と低減法、HCCIなど次世代燃焼技術~

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セミナー概要
略称
自動車エンジン
セミナーNo.
st201216
開催日時
2020年12月14日(月) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第1講習室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,970円 (本体価格:42,700円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 49,500円(税込)
会員価格:1名につき 46,970円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
持参物
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
習得できる知識
・エンジンの熱効率が、何によって支配されているかが理解できる。
・原理に基づいて、どうすれば熱効率が向上するか、排気がクリーンになるかを考えることができる。
・最新エンジンの高効率クリーン化技術が、なぜ、どのように有効なのかを原理的に説明できる。
・主要な最新エンジン技術の利点と課題を理解できる。
・基礎理論に立ち返って、今後どうあるべきかを提案できる。
趣旨
 燃費規制や排ガス規制の強化により、エンジンの熱効率と排気のクリーン化の両立が強く求められています。また、ハイブリッド車専用エンジンや発電エンジンなど、電動化技術と組み合わせたエンジンのニーズ拡大に伴い、今後は新たな設計思想のエンジンの登場が見込まれます。さらに、Real Driving Emission(RDE)の導入など、これまで想定していた運転領域よりも大幅に広い運転領域での高効率クリーン化が必要になってきており、開発側にとっては、これまでに経験したことがない高い要求レベルに対応する技術開発が求められています。
 エンジンの高効率化、クリーン化のために、様々な技術が提案されています。「高圧縮比化、リーンバーン、排ガス再循環(EGR)、全域λ=1燃焼、直噴、過給ダウンサイジング、ダウンスピーディング、レスシリンダー、高膨張比(アトキンソン、ミラー)サイクル、可変動弁技術、可変圧縮比、遮熱、HCCI、PCCI、RCCI, SPCCI…」 など、混乱するほど多様な技術があります。これらの技術がなぜ注目されているのかを原理的に理解すれば、上記の技術をすんなり納得できます.また、原理を理解すれば、次の技術の創生にも役立つはずです。
 本セミナーは、エンジン熱効率や性能を支配する因子を「原理的に」理解することで、次世代エンジン技術がなぜ有望なのかを「理屈から」理解することを目的としています。エンジン高効率化の理論と、次世代エンジン技術との関係を、熱力学などの基礎理論にも立ち返り、分かり易く説明します。その上で、注目される各種最新技術について、原理と対応させながら解説します。
プログラム
1.各種自動車用動力源の比較

2.エンジンの高効率化の原理

 2.1 エンジンの熱力学
   a. エンジンの熱力学入門
   b. エンジンの熱力学サイクル
   c. エンジンの理論熱効率は何で決まるか?
   d. 理論熱効率向上の原理
 2.2 エンジン性能の表し方
   a. 軸トルクと軸出力
   b. 平均有効圧力
   c. 正味燃料消費率と正味熱効率
   d. シリンダ内圧力測定で分かること
   e. 図示と正味の違いとその使い分け
 2.3 エンジン熱効率の支配因子
   a. エンジンの各種損失
   b. 熱効率の向上法
   c. 各損失の低減法

3.有害排出ガスの生成機構とその低減法
 3.1 有害排出ガスとその規制
 3.2 有害排出ガスの生成・排出メカニズム
   a. 未燃炭化水素(HC)
   b. 一酸化炭素
   c. 窒素酸化物
   d. 粒子状物質

4.高効率エンジンのための次世代燃焼技術
 4.1 リーンバーンエンジン
 4.2 筒内成層直噴エンジン
 4.3 直噴過給ダウンサイジングエンジン
 4.4 可変動弁技術
 4.5 高圧縮比エンジン
 4.6 高膨張比エンジン
   a. アトキンソンサイクル
   b. ミラーサイクル
 4.7 可変圧縮比
 4.8 ガソリンエンジンの異常燃焼
   a. ノッキング
   b. 過給エンジンのプレイグニッション
 4.9 ディーゼル燃焼の予混合化
 4.10 予混合圧縮着火(HCCI)燃焼
   a. HCCI燃焼の利点と課題
   b. HCCI機関の特性
   c. HCCI機関の燃焼メカニズム
   d. HCCI燃焼応用技術(PCCI、RCCI、SPCCI燃焼など)

□質疑応答・名刺交換□​
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