◎AR/VR/MR技術はどのような市場・用途を開拓していくのか?
◎LCD、OLED、LCOS、DLP、Micro OLED、Micro LED それぞれの特徴と性能
◎ウェーブガイドなど光学系・部材の技術トレンド
第1部 「2020年代の「New-3D時代」を創り出すAR/VR/MRの最新動向」
【講演趣旨】
2020年代は「New-3D」の世界に入っていく。「New-3D」とは、これまでの3Dブームの様な単なる立体画像を見せる技術ではなく、我々の身の回りに映像を浮かび上がらせる「空中映像」「空間映像」を作り出す技術である。この新たな世界の主役となるのがAR/VR/MR機器であり、リアルとバーチャルの世界をつなぐ重要なツールとなる。
本講座では、先ず、それぞれの機器の特徴・用途や搭載されているディスプレイの種類・性能などを解説する。更には参入している代表的なメーカや、使われる部材や要求事項、更にはAR/VR/MRの世界に没入する際に問題となる表示の課題とその対策などを整理する。また、世界各地のイベントでの動向なども合わせて紹介し、今後の方向を見ていく。
【プログラム】
1. イントロダクション:2020年代の「New-3D時代」を創り出すAR/VR/MR
2. AR, VR, MRセットの特徴、用途、代表企業
・リアルとバーチャルの世界を融合させるそれぞれの手法
・車載HUD、Light Field、透明Displayなども紹介
3. コアとなるディスプレイデバイスの特徴, 性能
・LCD、OLED、LCOS、DLP、Micro OLED、Micro LED
・光学系、使用される部材、開発・製造に関わるメーカ
4. 表示性能と課題
・解像度などの基本性能、動画ボケ、酔い、など
5. 世界の学会や展示会で見る最新動向
CES、SID/Display Week、台湾や中国各地のイベントから
6. まとめ:今後の方向、市場、など
□ 質疑応答 □
----------------------------------------------------------------------------------
第2部 「中国のAR・スマートグラス市場と企業動向・技術トレンド」
【講演趣旨】
ARグラス/スマートグラスは、次世代型コミュニケーションプラットフォームとしてスマートフォンに取って代わることが期待され始めています。2020年は新型コロナウイルス感染症によってソーシャルディスタンスが進む中、中国でAR眼鏡を用いたソリューションが様々な形で展開され、端末の出荷量も増加しました。一方で中国のARグラス/スマートグラス市場は競争が激しく、LenovoやVIVOなどの大手の他、多くのスタートアップ企業が参入しており、開発スピードも速いのが特徴です。
このセミナーでは、中国AR・スマートグラス市場動向はもちろんのこと、デジタルトランスフォーメーション、マーケティング5.0等の幅広い視点から発表いたします。
【プログラム】
1. 中国AR・スマートグラス市場概観
1.1 市場背景
1.2 アライアンス現状
2. 企業動向アップデート
亮亮视野、亮风台、小米等
3. 技術トレンド
3.1 光学システム(非ウェーブガイド、ウェーブガイド)
3.2 ディスプレイ光源(LCOS、マイクロOLED、マイクロLED等)
4. アプリケーション
4.1 アプリケーションシナリオ
4.2 AR・スマートグラスとマーケティング5.0
5.まとめ
□ 質疑応答 □