★車載HUDを支える基盤技術を、""2名の専門家""が詳しく解説します!

車載用HUDを支えるガラス技術・ホログラム技術の基礎から最新応用まで【LIVE配信】

※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
※【LIVE配信】はリアルタイムのご参加のみとなり、見逃し配信はございません。

★本セミナーは第2部のみアーカイブ配信受講がございます。
【アーカイブ配信受講:4/13(月)~4/20(月)】を希望される方は、⇒こちらからお申し込み下さい。

セミナー概要
略称
車載用HUD【WEBセミナー】
セミナーNo.
開催日時
2026年04月10日(金) 10:30~17:00
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
【第1部】
セントラル硝子(株) 基盤化学研究所(松阪) 理事 高松 敦 氏
≪ご専門≫
新規商品開発、事業企画、無機材料(セラミックス、ガラス)、光学設計、湿式成膜(ゾルゲル法)、真空成膜(スパッタ、イオンプレーティング、CVD法)
≪受賞歴≫
・2005年JCerSJ優秀論文賞(日本セラミックス協会)
・ISSP2007 Poster Award、 ISSP2009 Poster Award
・TOEO-7 Silver Award

【第2部】
(株)IBLC(元AGC) 技術顧問/横浜国立大学 理工学部 非常勤講師
工学博士 桜井 宏巳 氏
≪ご専門≫
応用光学、半導体工学
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
・資料付(PDFデータでの配布)※紙媒体での配布はございません。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。

2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。

3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
講座の内容
受講対象・レベル
<第1部>
自動車の車内空間を設計する技術者、自動車業界への新規参入を目指す材料開発者など

<第2部>
ホログラム技術やHUDシステムに関心のある若手および中堅技術者
必要な予備知識
<第1部・2部>
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします
習得できる知識
<第1部>
ソーダライムガラスとその性質、板ガラスの製造法とその特徴、自動車用ガラスの種類と製造方法、自動車用ガラスに求められる法的要件とOEM(カーメーカー)からの要求事項、自動車用HUDの歴史と変遷、現在主流の自動車用HUD、自動車用HUDの今後(予測)、その他の自動車用機能ガラス、自動車用ガラスの将来

<第2部>
ホログラムの基本原理と光学設計およびその作製法、また光学素子としての幅広い応用が理解できる。また、HUDシステムの基本構成や技術トレンドの概略を把握できる。
プログラム

第1部:自動車用窓ガラスに求められる特性・高機能化
    ~ヘッドアップディスプレイ(HUD)を中心に~
講 師:セントラル硝子(株) 基盤化学研究所(松阪) 理事 高松 敦 氏

≪講演の趣旨≫
 自動車は数十年に一度の大きな変革期を迎えており、その原動力はパワートレインの変化と自動運転化で、自動車用の窓ガラスもこの流れに従って進化しています。特に自動運転では、その過渡期としての運転支援システムが必須とされます。その一つとして期待されているのが自動車用ヘッドアップディスプレイ(HUD)です。これは速度や警告などの運転に必要な情報をフロントガラス等に映し出し、いち早くドライバーに情報をインプットして、運転の安全性を高めます。HUDを車載するには、情報を投影するスクリーンとしてのフロントガラスの特性が重要です。
 本講演ではこの自動車用窓ガラスの基礎(組成、特性、製造方法、種類)と、公道を走るための自動車ガラスの法的要件や、OEM(カーメーカー)からの要求事項を解説します。また自動車用HUDの歴史と変遷、現在主流の楔型HUD、期待される将来像を説明します。自動車ガラスには紫外線遮蔽、熱線遮蔽、撥水、調光、防曇などの種々の機能を持つものもあり、これらについても概説します。

≪プログラム≫
1.自動車用の窓ガラスの基礎
 1-1 板ガラスの基本組成と生産方法(フロート法)
 1-2 自動車用窓ガラスの種類(合わせガラス、強化ガラス)
 1-3 自動車用窓ガラスの製造方法
 1-4 自動車用窓ガラスの変遷(種類、色、厚さ)

2.自動車用の窓ガラスに求められる特性
 2-1 自動車用窓ガラスに係わる法規
 2-2 合わせガラスに求められる特性
 2-3 強化ガラスに求められる特性
 2-4 実用上のハードル(OEMからの要求事項)

3.自動車用の窓ガラスを利用したヘッドアップディスプレイ
 3-1 ヘッドアップディスプレイの基礎
 3-2 ヘッドアップディスプレイの歴史
 3-3 ヘッドアップディスプレイの現在地と昨今の話題
 3-4 くさび状中間膜を利用したHUD
 3-5 その他の技術
 3-6 今後の期待

4.自動車用の窓ガラスの高機能化
 4-1 遮熱ガラス
 4-2 紫外線遮蔽ガラス
 4-3 撥水ガラス
 4-4 調光ガラス
 4-5 防曇ガラス
 4-6 その他の機能ガラス

5.まとめ

 【質疑応答】

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第2部:ホログラム技術の基礎および車載用ヘッドアップディスプレイ(HUD)への応用
講 師:(株)IBLC(元AGC) 技術顧問/横浜国立大学 理工学部 非常勤講師
    工学博士 桜井 宏巳 氏

≪講演の趣旨≫
 2010年代に入ってから、産業分野におけるAR/VR技術の活用の進展伴い、ヘッドアップディスプレイ(HUD)やヘッドマウントディスプレイ(HMD)の製品開発が非常に盛んになってきている。それに伴い、ホログラム技術に基づく開発成果が数多く報告されてきている。ホログラム技術は、1940年代に研究が始まり、当初はグラフィックアートに代表される立体像を記録した製品を中心に広く知られるようになった。その後、60年を超える開発期間を経て、セキュリティ用途などの応用製品に発展し、最近はソニー社や米国デジレンズ社の導光板への適用などを始めとする、各種光学素子の実用化が進展している。自動車用HUDシステムについては、欧州の高級車メーカーでは標準装備化が進み、最近は国内でも軽自動車を含め、一般車においても標準搭載やオプション設定による搭載が広がり、加えてアフターマーケット市場にも数多くの製品が出回っており、一般への認知度が非常に高くなってきている。
 講座では、ホログラム技術の基本原理や特徴を紹介し、これらの技術を応用したHUDの開発およびホログラムHUDの実用化に向けた課題、さらに最近のHUD関連の話題や今後の展望について解説する。

≪プログラム≫
1.ホログラム技術の基礎
 1-1 ホログラフィとは
 1-2 記録再⽣の基本原理と特徴
 1-3 ホログラム作製技術

2.ホログラム記録材料
 2-1 材料に求められる性能
 2-2 代表的な記録材料
 2-3 実⽤化に向けた材料開発課題

3.HUD実⽤化の意義
 3-1 ⾞載ディスプレイの課題
 3-2 HUDシステムの有効性と市場動向
 3-3 ⾞載HUDの制約条件と技術課題

4.ホログラムHUDの光学設計と⾞載実装
 4-1 HUDの基本構成と仕様
 4-2 ホログラムHUD特徴と実装課題
 4-3 ホログラム光学素子(HOE)の設計技術

5.HUDの開発動向と今後の展望
 5-1 HUDの最新開発動向と話題(SID2025,IDW’25,CES2026他)
 5-2 ホログラムHUD実⽤化に向けた課題と解決策
 5-3 今後の展望

6.質疑応答
 

スケジュール
10:30~12:00 第1部
12:00~13:00 昼食
13:00~17:00 第2部
※進行により前後する可能性があります。
キーワード
自動車,窓ガラス,ホログラム,ヘッドアップディスプレイ,HUD,セミナー,講演
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