2022年11月25日(金)
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パワーデバイス(光電変換素子)、エネルギーハーベストに関心のある、あるいは開発に携わる方、市場調査をされる方
・ペロブスカイト太陽電池がなぜ高効率を達成できるのか?その原理的根拠を知る
・ペロブスカイト半導体がほかの半導体に比べて持つ優位点とその根拠
・鉛がペロブスカイト材料に必要なのか? ペロブスカイト以外の材料は可能なのか?
・ペロブスカイト太陽電池の実用化が向かう方向
ペロブスカイト太陽電池の高効率化と高耐久化の現状について最先端の情報を提供します。またペロブスカイト素子の開発が、既存のシリコン太陽電池との競争においてどのような優位性が有るか、また、光エレクトロニクスの分野を含めて他にどのような応用が可能かを紹介します。
ペロブスカイト材料を用いる光電変換素子のエネルギー変換効率は、単結晶Si太陽電池と同等の25%以上、Siとのタンデムセルでは30%に達している。溶液塗布(印刷法)を使った低コスト生産によって軽量でフレキシブルな大面積素子の製作も可能となる。産業では太陽光発電用としてのみならず屋内IoT機器用の光発電素子への実装も始まり、屋内照明に対する効率は34%と極めて高い。半導体としてのペロブスカイトの優れた光物性は発光素子(LED)、光センシング素子、X線検出素子なども含めて産業の応用が広がりつつある。
本講演では、大面積フレキシブルペロブスカイト太陽電池の開発例について実機を示して紹介しながら、高効率化の方法と実用化の課題である耐久性を高める技術を含めた開発動向を解説する。
1.ペロブスカイト光発電素子の原理と特徴
1.1 有機無機ハロゲン化ペロブスカイト結晶とその薄膜の光物性
1.2 セル構造と発電の基本原理
2.ペロブスカイト結晶層の製膜方法
2.1 溶液塗布による薄膜形成法
2.2 結晶層を緻密・平坦化、欠陥を減らす製膜法
3.光電変換素子(太陽電池)の高電圧・高効率化
3.1 高効率化につなげるための結晶膜の構造
3.2 高い電圧の取り出しが可能な材料作製
3.3 粒子の界面(grain boundary)がもたらす不効率化の抑制
4.屋内IoTへの応用に向けた軽量フレキシブル素子の開発
4.1 SnO2含めた電子輸送層の低温製膜法
4.2 大面積の軽量プラスチックフィルム型素子の開発
5.ペロブスカイト材料の耐久性の改善
5.1 耐熱性向上のためのオール無機ペロブスカイト組成
5.2 塗布型の正孔輸送材料の改良
6. 環境安定性の確保に向けた対策
6.1 鉛を用いないペロブスカイトの合成と高効率化
6.2 鉛ペロブスカイトの環境インパクトに関して
7.今後の課題と市場規模の可能性
□質疑応答□