金属材料・金属部品の破壊メカニズムから破断面の観察方法までを実際に破損した部品を例示しつつ解説
1.金属材料の基礎的事項
・多結晶構造
・結晶格子
・引張試験
・弾性変形と塑性変形
2・破面のマクロ観察
2.1 破面のマクロ観察
2.2 破壊原因の推定
・疲労破壊
・応力腐食割れ
・延性破壊
・脆性破壊
2.3 起点位置および進展方向の推定
・ステップ(ラチェット模様)
・ビーチマーク
・放射状模様
2.4 負荷の大きさについて
・変形の程度
・最終破断部
3.金属の代表的な破壊
3.1 延性破壊
・等軸ディンプル
・伸長形ディンプル
3.2 脆性破壊
・へき開破面
・リバーパターン
3.3 疲労破壊
・疲労破壊に影響する因子
・低サイクルと高サイクル
・ストライエーション形成機構
・ストライエーションの例
・タイヤトラック
・内部起点(フィッシュアイ)
・疲労破壊の実例等
3.4 応力腐食割れ
・材料と環境
・粒内破壊と粒界破壊
・ステンレス鋼・炭素鋼
・断面でのき裂進展状況
・銅合金・アルミ合金
3.5 水素脆性(遅れ破壊)
・遅れ破壊の特徴
・類似する破面との比較
・拡散性水素
3.6 その他の破壊機構
・液体金属脆性割れ
・焼き割れ
・脱亜鉛腐食 等
4.破面観察の手順と方法
4.1 破面観察手順
4.2 破面観察方法
・き裂位置の確認
・破面試料の採取方法
・破面洗浄方法
・観察すべき位置
4.3 疲労破面の定量解析
5.破損原因調査事例紹介
□ 質疑応答 □