金属腐食への理解が深まり、適切に対応できるようになるための知識・技術を習得できる内容です。
腐食の分類・形態といった基礎から、応力腐食割れ・水素脆性・ガルバニック腐食・大気腐食等の発生・進展メカニズム、評価・腐食試験、耐食材料・環境制御・防食設計・電気防食といった予防技術まで、実際のデータを交えて詳しく解説します。
1.金属腐食のメカニズム
1.1 金属の腐食形態(乾食と湿食、全面腐食と局部腐食)
1.2 乾食と湿食のメカニズム
1.2.1 乾食の反応(エリンガム図、ワグナー理論)
1.2.2 湿食の反応(電位-pH図、反応速度と分極曲線、不動態、局部腐食)
1.2.3 各種金属の腐食特性(鋼、アルミ、銅、ステンレス、チタン、乾食と湿食)
1.3 局部腐食の種類とメカニズム
1.3.1 粒界腐食
1.3.2 孔食・すきま腐食
1.3.3 応力腐食割れ・水素脆性
1.3.4 ガルバニック腐食(異種金属接触腐食)
1.3.5 大気腐食
2.耐食性評価方法
2.1 金属腐食の評価
2.1.1 形態観察
2.1.2 腐食生成物分析
2.1.3 破面解析
2.2 腐食試験
2.2.1 腐食試験の目的と試験方法の選定
2.2.2 腐食試験の種類
3.腐食予防技術
3.1 耐食材料
3.1.1 被覆防食・表面処理
3.1.2 耐食鋼・ステンレス鋼
3.1.3 非鉄合金
3.2 環境制御
3.2.1 温度
3.2.2 化学成分
3.2.3 流速など
3.3 その他
3.3.1 応力軽減
3.3.2 電気防食
3.3.3 防食設計・異種金属組合
□ 質疑応答 □