本セミナーでは、実際の破面写真を例に、疲労破壊や応力腐食割れなどの金属材料の代表的な破壊機構や破面の見方を解説する。
さらに、破面観察の作業の手順や使用機器についても説明を行い、初歩的なフラクトグラフィ技術の理解を目的とする。

金属材料の破壊、破損メカニズムとその解析法【WEBセミナー】
金属フラクトグラフィの基礎と実践的なノウハウを解説

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セミナー概要
略称
金属フラクトグラフィ【WEBセミナー】
セミナーNo.
st240401
開催日時
2024年04月17日(水) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員: 41,800円(税込)
会員: 39,820円(税込)
学生: 41,800円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 41,800円(税込)
会員価格:1名につき 39,820円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
・PDFテキスト(印刷可・複製不可)
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・金属材料・金属部品を取り扱う機械・金属・建設関連技術者 ほか
習得できる知識
・金属材料の破面の見方(マクロ・ミクロ観察での観察方法・着眼点)
・代表的な金属材料の破壊機構に関する知識
・破面観察方法(試料調整方法・観察方法・観察装置)
・ストライエーション間隔を用い疲労破面応力推定方法
趣旨
 破壊した部品の破壊原因を推定する場合の、最も有効であるとされる手法の一つが、フラクトグラフィ(破面解析)と呼ばれる技術である。フラクトグラフィとは、破面全体を巨視的に観察するマクロ観察や、電子顕微鏡等でのミクロ観察によって、破損原因を推定する手法である。破壊品の破面を解析することによって、疲労破壊や応力腐食割れといった破壊機構や、き裂の進展方向・負荷状況を推定することが可能であり、条件が揃えば応力の大きさも推定可能とされる。一方で、金属の破壊機構は多数有り、破面の様相からその破壊機構を推定するには、ある程度の経験・技術・知識が必要となる。
 今回のセミナーでは、実際の破面写真を例に、疲労破壊や応力腐食割れなどの代表的な破壊機構や破面の見方を解説する。さらに、破面観察の作業の手順や使用機器についても説明を行い、初歩的なフラクトグラフィ技術の理解を目的とする。
プログラム

1.金属材料の基礎的事項
  ・多結晶構造
  ・結晶格子
  ・引張試験
  ・弾性変形と塑性変形

2.破面のマクロ観察
 2.1 破面のマクロ観察
 2.2 破壊原因の推定
  ・疲労破壊
  ・応力腐食割れ
  ・延性破壊
  ・脆性破壊
 2.3 起点位置および進展方向の推定
  ・ステップ(ラチェット模様)
  ・ビーチマーク
  ・放射状模様
 2.4 負荷の大きさについて
  ・変形の程度
  ・最終破断部

3.金属の代表的な破壊
 3.1 延性破壊
  ・等軸ディンプル
  ・伸長形ディンプル
 3.2 脆性破壊
  ・へき開破面
  ・リバーパターン
 3.3 疲労破壊
  ・疲労破壊に影響する因子
  ・低サイクルと高サイクル
  ・ストライエーション形成機構
  ・ストライエーションの例
  ・タイヤトラック
  ・内部起点(フィッシュアイ)
  ・疲労破壊の実例等
 3.4 応力腐食割れ
  ・材料と環境
  ・粒内破壊と粒界破壊
  ・ステンレス鋼・炭素鋼
  ・断面でのき裂進展状況
  ・銅合金・アルミ合金
 3.5 水素脆性(遅れ破壊)
  ・遅れ破壊の特徴
  ・類似する破面との比較
  ・拡散性水素
 3.6 その他の破壊機構
  ・液体金属脆性割れ
  ・焼き割れ
  ・脱亜鉛腐食 等

4.破面観察の手順と方法
 4.1 破面観察手順
 4.2 破面観察方法
  ・き裂位置の確認
  ・破面試料の採取方法
  ・破面洗浄方法
  ・観察すべき位置
 4.3 疲労破面の定量解析

5.破損原因調査事例紹介

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