本セミナーでは、イオン交換樹脂による液体処理技術の開発に長年従事してきた講師により、イオン交換樹脂の種類、構造、用途、劣化挙動と劣化対策、応用事例(純水製造、金属回収、触媒用途)といった実践的な知識を解説いただきます。

イオン交換樹脂の基礎的特性と劣化対策および応用展開【WEBセミナー】
~種類、構造、用途、選定・評価方法、使用事例、劣化挙動とその対策法~
~PFAS 吸着材・リチウム吸着材・レアメタル吸着材などへの展開~

アーカイブ配信付

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セミナー概要
略称
イオン交換樹脂【WEBセミナー】
セミナーNo.
st241105
開催日時
2024年11月14日(木) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員: 37,400円(税込)
会員: 35,640円(税込)
学生: 37,400円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 37,400円(税込)
会員価格:1名につき 35,640円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
PDFテキスト(印刷可・編集不可)
 ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、
  セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承ください。
  Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。

【アーカイブ配信について】
視聴期間:終了翌営業日から7日間[11/15~11/21]
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。

※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
講座の内容
受講対象・レベル
イオン交換樹脂を用いた液体処理技術を実際に活用している、計画している技術者。また、新規技術導入を検討している開発企画者。
習得できる知識
1.イオン交換樹脂の種類と特性に関する一般的な知識。
2.イオン交換樹脂への具体的な要求事項。
3.イオン交換樹脂のトピック。
趣旨
 イオン交換樹脂は液体中に存在するイオン状の物質を、自身の持つイオンと交換する能力を有する、石油製品由来の有機性物質です。この特性を利用して、不純物の少ない「純水・超純水」を製造するために広く使用されています。その他、排水中の有害金属の除去や希少貴金属の回収、食品や医薬品の精製、触媒用途など産業界を支える技術として活躍しています。
 本講座では、このイオン交換樹脂の基本的特性を紹介すると共に、イオン交換樹脂を使用する上で重要な劣化挙動とその対策、トピックを提供します。
プログラム

1.はじめに
 1.1 イオン交換樹脂の用途
 1.2 イオン交換樹脂の種類
 1.3 イオン交換樹脂の特性
  1.3.1 交換基による分類:スルホン酸基、カルボン酸基、三・四級アミン、チオ尿素基 他
  1.3.2 樹脂母体構造(共重合体)による分類:スチレン系・アクリル系、フェノール系
  1.3.3 細孔の大きさよる分類:ゲル型・ポーラス型・MR型コポリマー
  1.3.4 イオン交換樹脂の構造と特性の関係 
 1.4 イオン交換樹脂の構造
  1.4.1 カチオン交換樹脂:強酸性・弱酸性カチオン交換樹脂
  1.4.2 アニオン交換樹脂:強酸性・弱酸性アニオン交換樹脂
  1.4.3 キレート交換樹脂:イミノジ酢酸、ポリアミン、チオールなど交換基ごとの用途
  1.4.4 各種イオン交換樹脂の使い分けと用途

2.イオン交換樹脂の特性と劣化挙動
 2.1 イオン交換樹脂の選択性と水質への影響
  2.1.1 加水分解によるリーク計算
 2.2 カチオン交換樹脂の劣化挙動
  2.2.1 カチオン交換樹脂の酸化劣化メカズム
  2.2.2 標準架橋度・高架橋度カチオン交換樹脂の酸化劣化メカニズム
 2.3 アニオン樹脂の劣化挙動
  2.3.1 アニオン交換樹脂の熱分解(ホフマン分解)
  2.3.2 アニオン交換樹脂の反応速度との関係 
 2.4 イオン交換樹脂の選定・評価方法
  2.4.1 バッチ法(回分法)とカラム法(通水法)による評価:濃度変化挙動、吸着等温線

3.イオン交換樹脂の使用事例
 3.1 純水・超純水製造:純水装置・軟水器、超純水製造システム、半導体製造工程
 3.2 金属回収・排水処理:
  3.2.1 工業分野での貴金属の使用例と排水基準
  3.2.2 キレート樹脂による金属吸収と評価事例:Pbの除去・Auの選択的回収
 3.3 触媒用途
  3.3.1 イオン交換樹脂触媒法のメリット
  3.3.2 カチオン交換樹脂の固体酸触媒としての使用 
 3.4 製糖用途
  3.4.1 砂糖の製造工程(サトウキビ)・精製方法

4.イオン交換樹脂のトピック
 4.1 高純度イオン交換樹脂
 4.2 高架橋度カチオン交換樹脂
 4.3 耐熱性樹脂:触媒用イオン交換樹脂の新規開発
 4.4 PFAS吸着材
 4.5 Li吸着材

5.室町ケミカルの試験用機材類・特有樹脂の紹介

□質疑応答□

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