本セミナーでは、国内外の廃プラのリサイクル規制を概観した後に、急速に進展する国内外の廃プラのリサイクル技術動向について、ケミカルリサイクルを中心に解説する。

廃プラスチックのリサイクル最新動向【WEBセミナー】
~動き出した廃プラスチックのケミカルリサイクル~
国内外のリサイクル技術・関連規制・企業動向と今後の展望

本セミナーは、「ライブ受講」の他、「会場受講」がございます。
会場で受講したい方はこちらからお申し込みください。

セミナー概要
略称
廃プラリサイクル【WEBセミナー】
セミナーNo.
st250321w
開催日時
2025年03月27日(木) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
アイシーラボ 代表 室井 髙城 氏
元エヌイー・ケムキャット執行役員。元BASF首席顧問。
価格
非会員:  39,600円 (本体価格:36,000円)
会員:  37,840円 (本体価格:34,400円)
学生:  39,600円 (本体価格:36,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 39,600円(税込)
会員価格:1名につき 37,840円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・リサイクル事業に関わる方、関心を持っている方
・メカニカルリサイクル / ケミカルリサイクルに携わっている方
・リサイクルビジネスに興味のある方、新規事業を検討している方
習得できる知識
・廃プラのケミカルリサイクルの実際
・PETボトルのリサイクル技術
・解重合によるボマーの分解
・廃プラスチックの液化
・廃プラスチックのガス化
・廃プラスチックのリサイクルビジネス
趣旨
 廃プラスチックのリサイクルは地球温暖化対策や海洋汚染対策だけでなく、資源の有効利用のため必須の技術である。世界第2位のプラスチック消費国の日本にとっては喫緊の課題とも言える。既に、欧州では、再生プラスチックの一定量の使用が義務付けられ、日本も追従することになった。PETボトルto ボトルの回収再利用は30%を超えた。着色PETボトルやPET繊維の回収再利用も始まった。欧州では自動車のプラスチック部品への再生品の使用も義務付けられようとしている。日本で使用済みプラスチックの再生ができないと欧州への自動車の輸出が困難となってしまう。
 欧米では、廃プラスチックを熱分解し、分解油として石油化学のナフサクラッカーに投入するプラントが次々と稼働を始めている。日本でも、まもなく稼働を始める。既存のナフサクラッカーやポリマーの製造装置が、そのまま使えるため実際的な方法である。これらの最新技術と最新動向を解説する。
プログラム

1.廃プラリサイクルの現状
 1.1 世界の廃プラ規制動向
 1.2 日本の廃プラ規制
 1.3 容リ法
 
2.廃プラのメカニカルリサイクル
 2.1 廃プラの選別技術
   ・EREMA, TOMURA, プラニック etc.
 2.2 廃ポリスチレンのメカニカルリサイクル
 2.3 廃プラスチックの化学的マテリアルリサイクル
  2.3.1 ポリオレフィンボトル
  2.3.2 溶媒によるリサイクル
    ・PP, PS
 2.4 フィルムの脱インキ技術
 2.5 添加剤による廃プラのアップグレーディング
 
3.廃プラのケミカルリサイクル技術
 3.1 PETのリサイクル
   ・溶融重合, 解重合
 3.2 廃ポリスチレンのケミカルリサイクル
 3.3 廃PMMAのケミカルリサイクル
 3.4 ポリ乳酸のリサイクル
 3.5 ポリカーボネート, ナイロン他
 
4.廃タイヤのリサイクル
 
5.廃プラの熱分解
 5.1 熱分解の方法
 5.2 Cl, Sの除去
 5.3 熱分解試験方法
 
6.廃プラの液化
 6.1 廃プラから燃料油の合成
  6.1.1 熱分解炉
  6.1.2 マイクロ波による熱分解
 6.2 廃プラからナフサ原料の製造
   ・Quanta Fuel, Mura Technology, etc.
 6.3 世界の廃プラリサイクル会社の動向
   ・BASF, Dow, NESTE, Shell, ExxonMobil, SK,インドラマ, etc.
 6.4 マスバランス方式
 6.5 動き出した日本のケミカルリサイクル
   ・三菱ケミカル, 三井化学, 出光興産, 住友化学, etc.
 
7.廃プラから化学品の合成
 7.1 廃プラから軽質オレフィンの製造(モノマー化)
 7.2 廃プラから芳香族の製造
 7.3 廃プラからアスファルト改質剤の製造
 7.4 廃プラから界面活性剤の合成
 
8.廃プラのガス化
 8.1 廃プラガス化による合成ガスの製造
  8.1.1 廃プラから水素の製造
  8.1.2 廃プラ合成ガスの精製
  8.1.3 サワーシフト反応
 8.2 廃プラガス化合成ガスから燃料油の合成
  8.2.1 廃プラからFT合成による燃料油の合成
  8.2.2 廃プラTIGASプロセスによる燃料油の合成
 8.3 廃プラガス化による合成ガスから化学品の合成
  8.3.1 廃プラガス化水素からアンモニアの合成
  8.3.2 廃プラガスからメタンの合成
  8.3.3 廃プラからメタノールの合成
  8.3.4 廃プラからエタノールの合成
  8.3.5 エタノールからエチレンの製造
 8.4 廃プラ含有都市ゴミから航空燃料の製造
   ・Furclum (現状), LanzaJet, Shell
 
9.廃プラのケミカルリサイクルビジネスの展望
 9.1 都市ゴミ焼却との組み合わせ
 9.2 廃プラケミカルリサイクルビジネスの展望
 
10.Q & A

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