腐食環境、腐食形態、材料の耐食性などの因子、さらには偶発的な要因など、
幅広い学問領域に跨る知識が求められる腐食問題とその対策技術。

様々な要因が絡み、複雑な「腐食」の一層の理解と適切な防食設計/防食技術・塗料等の製品開発に向けて、
腐食形態、材料種と耐食性、具体的な防食調査・防食工法とその具体的な事例を解説します。

金属の腐食メカニズム、材料耐食性と防食技術事例【WEBセミナー】
腐食問題の解決・腐食調査のための必要知識
腐食現象、材料耐食性、防食技術を基礎から学ぶ
実務に向けた原理・要点と事例解説

セミナー概要
略称
金属腐食【WEBセミナー】
セミナーNo.
st250718
開催日時
2025年07月30日(水) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
安藤技術士事務所 所長 安藤 克己 氏
技術士(機械部門、金属部門、総合技術監理部門)

【専門】
◇腐食・防食技術
◇トライボロジー(摩擦、摩耗、潤滑、表面・接触)
◇材料技術(鉄鋼材料、非鉄金属、セラミックス、高分子材料)
◇表面技術(熱処理、溶射、肉盛、めっき、薄膜コーティング)

【略歴】
1977年 新日本製鐵(株) (現、日本製鉄(株))入社。
釜石製鐵所、君津製鐵所、技術開発本部(富津)において、製鉄設備のエンジニアリング、
保全技術、設備管理、設備長寿命化のための腐食・防食技術開発、材料技術・トライボロジー研究開発に従事。
2000年 (株)日鐵テクノリサーチ [現、日鉄テクノロジー(株)]において、
腐食・防食技術、トライボロジー、材料・表面技術に関する試験・分析・評価、
技術調査、研究開発支援、技術コンサルティング業務に従事。
2016年 安藤技術士事務所 開設。技術コンサルタントとして活動中。

【著書】
◇日本トライボロジー学会「セラミックスのトライボロジー-基礎と応用-」(共著),養賢堂(2003)
◇日本機械学会「機械工学便覧」(共著)、丸善 (2006)
◇日本トライボロジー学会「トライボロジーハンドブック第2版」(共著)(2025発行予定)
価格
非会員: 44,000円(税込)
会員: 42,040円(税込)
学生: 44,000円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 44,000円(税込)
会員価格:1名につき 42,020円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
特典
※アーカイブ配信の視聴期間:8/12~8/29
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
日常業務で腐食防食に関する課題に出会うことが多い、設計、製造、設備、品質、研究開発などの技術者、研究者。
習得できる知識
現場の腐食問題に対し、腐食の原因調査から防食対策まで、技術者として指導および提案ができる体系的な知識が習得できます。
趣旨
 金属腐食は身近な問題ですが、材料と環境、設計などの要因が複雑に関連しているため、腐食原因を調べ、適切な対策をとることは容易ではありません。本セミナーでは、腐食の原因調査のために必要な腐食メカニズム、電気化学、金属材料の腐食特性、防食技術の原理と応用などについて、事例を交えて講義し、実務に役立つ、腐食の原因調査から防食対策までを提案できる知識、考え方を学んでいただきます。
プログラム

1.金属腐食の基礎
1.1 腐食とは
1.2 腐食の電気化学
1.3 腐食に及ぼす要因
1.4 腐食原因の調査方法
1.5 腐食試験方法(ラボ試験、実機試験、暴露試験)


2.環境と金属腐食
2.1 大気中
2.2 淡水中
2.3 海水中
2.4 土壌中
2.5 特殊環境


3.金属腐食の形態
3.1 湿食、乾食
3.2 全面腐食と局部腐食
3.3 濃淡電池腐食
3.4 異種金属接触腐食
3.5 すき間腐食
3.6 孔食
3.7 粒界腐食
3.8 腐食割れ
3.9 エロージョン・コロージョン


4.金属材料の耐食性
4.1 炭素鋼、低合金鋼、亜鉛めっき鋼
4.2 ステンレス鋼、高合金鋼
4.3 アルミニウム、アルミ二ウム合金
4.4 銅、銅合金
4.5 ニッケル、ニッケル合金
4.6 チタン、チタン合金


5.防食技術の原理と防食方法
5.1 塗装、重防食塗装
5.2 電気防食
5.3 溶射、めっき
5.4 環境制御
5.5 腐食防止設計
5.6 防食エンジニアリング技術事例

6.まとめ

7.参考文献

□質疑応答□

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