インク技術の概要と、産業への展開や特許出願状況などの動向を解説するとともに、水性インクジェットの特性、構成材料である色材や溶剤などの設計およびその選定方法、界面活性剤・pH調整剤などの添加剤の役割、画像形成や吐出制御の基盤技術とその対応、さらに普通紙・塗工印刷紙・軟包装フィルムなど各種に対応した水性インクジェットインク設計のための考え方やその指針を解説します。

水性インクジェットインクの要求性能と設計、
有力企業ごとの特許出願や製品特長比較【WEBセミナー】
■色材・溶剤・樹脂などのインク構成材料の設計や添加剤の選定■
■吐出の不安定、凝集などを克服するための考え方■
■有力企業の代表的なプリンタの紹介■ ■留意すべき水性インク登録件の紹介■

セミナー概要
略称
水性インクジェットインク【WEBセミナー】
セミナーNo.
st251118
開催日時
2025年11月26日(水) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
インクリサーチ 代表 小池 祥司 氏
[ご経歴] 1981年キヤノン(株)入社。
     2017年インクジェットインク技術コンサルタント インクリサーチ設立
[ご専門] 高分子化学
価格
非会員: 44,000円(税込)
会員: 42,020円(税込)
学生: 44,000円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 44,000円(税込)
会員価格:1名につき 42,020円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※講義中の録音・録画・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
インクジェット関連の入門者から、インク設計担当者まで。
習得できる知識
・水性インクジェットに求められる、要求性能と課題克服に対する考え方
・画像形成では、均一性の確保、ドット径の制御について
・溶剤設計に対する、溶解度パラメータと水分活性値の利用
・界面活性剤の選定指針
・水性UVインクとは
趣旨
 環境対策の一環として油性インクから水性インクへの移行が進行し、水性インクジェットの需要が高まっている。しかし、水性インクジェットインクは、油性インクやUVインクに比して、速乾性や非吸収面への対応等に、課題がある場合も多く、インク設計には、工夫が必要である。ノズル詰まりや分散性の確保も前提条件として、当然必要であり、これらの水性インクジェットの各種課題を克服するための考え方や、インクとして具現化するための、インク構成材料である色材、溶剤、添加剤の選定の指針についても明らかにしたい。
プログラム

1.インクジェットインク技術の現状
 1.1 技術の変遷
 1.2 インク技術概要
 1.3 商業印刷、産業応用への展開状況
 1.4 特許状況

2.水性インクジェット用インクの設計
 2.1 システム設計 (ヘッド、インク、プロセス)
 2.2 インク構成材料概要(色材、溶剤、樹脂、添加剤)
  2.2.1 色材設計(染料、顔料)
  2.2.2 溶剤設計(沸点、溶解度パラメータ利用)
  2.2.3 樹脂設計(Tg、酸価、粒子系)
  2.2.4 添加剤の役割(界面活性剤,pH調整剤等)
 2.3 要求性能概要一般
   (画質、画像堅牢性、吐出、信頼性)とその対応
 2.4 管理項目(物性、不純物)

3.水性インクジェットインク基盤技術の詳細
 3.1 吐出安定性について
  3.1.1 周波数応答性の確保、サテライトの抑制
  3.1.2 間欠吐出性の向上
  3.1.3 サーマルジェット方式への対応
 3.2 凝集抑制について
  3.2.1 目詰まり防止
  3.2.2 保存安定性の確保 

4.水性インクジェットインクの設計事例(考え方)
 4.1 普通紙(コピー紙)対応インク  (超浸透インクと上乗せインク)
 4.2 塗工印刷紙(オフセット印刷紙) 対応インク (ラテックスインク)
 4.3 軟包装フィルム対応インク

□質疑応答□

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