リグニンの基礎と分離・抽出技術および機能性材料の創出【WEBセミナー】
工業的に想定されているリグニンの単離方法、単離リグニンの特徴、
機能性付与、炭素繊維・電極材料・フィルム等への利活用

アーカイブ配信付

セミナー概要
略称
リグニン【WEBセミナー】
セミナーNo.
st251206
開催日時
2025年12月11日(木) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
北海道大学 大学院農学研究院 教授 理学博士 浦木 康光 氏
専門:木材化学
1984年 北海道大学理学部高分子学科卒業
1987年 北海道大学理学部教務職員
1989年 北海道大学農学部助手
1995年 文部省在外研究員(米国ノースカロライナ州立大学)
2008年 北海道大学大学院農学研究院教授
 北大農学部助手となり、世界で初めて木材から取り出したリグニンが熱流動性を発現することを発見した。この特性を基に、リグニンの溶融紡糸法の確立、さらには、炭素繊維及び活性炭素繊維への変換法を確立。その後、単離リグニンの用途開発を多数手がける。近年は、「人工細胞壁の創製」をキーワードとして、リグニンの形成機構を解明しつつある。

個人ページ:https://www.agr.hokudai.ac.jp/r/lab/wood-chemistry
価格
非会員: 44,000円(税込)
会員: 42,020円(税込)
学生: 44,000円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 44,000円(税込)
会員価格:1名につき 42,020円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
特典
■アーカイブ配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[12/12~12/18]を予定
 ※アーカイブは原則として編集は行いません
備考
PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
これからリグニンを利活用しようと計画している企業の方に、リグニン利用の問題点と解決しければならない課題が明確になると思う。現在、リグニン利用に取り組んでいる方には、私の意見を忌憚なく述べるので、遠慮なく質問していただきたい。受講に対し予備知識は必要ないが、これまでの成書に対する疑問があれば、率直に回答するつもりでいます。
習得できる知識
世間で使われている“リグニン”という単語の意味の理解と、その誤った用法が理解できる。また、種々の単離リグニンの特性・特徴が分かり、工業利用するときの注意点が明確になる。
趣旨
 細胞壁中のリグニンと細胞壁から取り出したリグニン(単離リグニン)の違いを理解していただくのが、本講演の趣旨である。単離リグニンは、取り出し方法により、その部分構造も含め、物性面、化学反応の観点からも大きく異なる。
 この講演では、工業的に想定されているリグニンの単離方法と、得られる工業リグニンの特徴を概説するとともに、私の研究を基に、工業リグニンに新機能を付与する方法についても概説する予定である。
プログラム

1.リグニンとは?
 1.1 リグニンの定義
 1.2 細胞壁中のリグニンは、だれが知っているのか?
 1.3 細胞壁中のリグニンの推定されている機能
 1.4 単離リグニンとは?
 1.5 リグニンの構造解析用単離リグニンと工業利用を目的とした単離リグニン
 
2.工業利用を目的とした単離リグニン
 2.1 Klasonリグニンは、木材の酸糖化後のリグニンと同じ
 2.2 水系の工業リグニン(クラフトリグニンとリグノスルホン酸)
 2.3 オルガノソルブリグニンとその名称
 2.4 酢酸リグニン
  2.4.1 酢酸リグニンの製造方法
  2.4.2 酢酸リグニンの物性
  2.4.3 酢酸リグニンの炭素繊維化
  2.4.4 酢酸リグニンの活性炭素繊維化と電極材料としての利用
  2.4.5 木材の糖化に役立つ酢酸リグニン誘導体
 2.5 PEGリグニン
  2.5.1 PEGリグニンの製造方法
  2.5.2 PEGリグニンの物性
  2.5.3 PEGリグニンの反応性とフィルムへの変換
 2.6 その他のオルガノソルブリグニン
 2.7 クラフトリグニンの利活用(電極材料へ)
 
3.まとめ

 
□ 質疑応答 □

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