1. 電動化モビリティの高電圧絶縁の技術動向
1.1 車載電装品の高電圧化の開発動向
1.2 EVモータ用マグネットワイヤ(巻線)の開発動向
2. 高電圧絶縁技術の基礎
2.1 絶縁破壊につながる部分放電(PD)とは何か?
2.2 樹脂材料の特性と絶縁劣化メカニズム
2.3 PD発生電圧(PDIV)の予測方法
2.4 モータの絶縁構造と弱点部位
2.5 交流試験とインパルス試験方法
2.6 PD発生の周囲環境(温度、湿度、気圧)の依存性
3. 巻線・絶縁技術と絶縁評価方法
3.1 EV用巻線に求められる特性(耐油性、ピンホールレス等)
3.2 巻線被膜層の高耐熱性樹脂材料
3.3 ヘヤピン平角線と連続波巻平角線
3.4 押し出し線、厚膜AI線、ラッピング平角線(横巻線)
3.5 ナノコンポジット(耐サージ)巻線
3.6 保護用ワニス
3.7 平角線と国際規格
4. 絶縁評価試験のためのPD計測とデータ収集・処理方法
4.1 AC試験器とインパルス試験器
4.2 計測値のばらつきの要因
4.3 インパルス電源、各種PDセンサー
4.4 センサー感度とノイズレベル、閾値設定、判定条件
4.5 繰り返しインパルス電圧の印加方法、データ収集と処理方法
4.6 恒温恒湿槽を使った測定方法と注意点
5. 巻線と駆動モータの絶縁評価試験の具体例
5.1 試験サンプル:丸線(ツイストペア)、平角線、フィルム、ワニス
5.2 各試験サンプルのPDIV計測と寿命試験
5.3 PDIV計測値の電圧波形依存性
5.4 PDIV計測値の環境要因(温度、湿度、気圧)依存性
5.5 PDIV計測値の周波数依存性
5.6 汎用線と耐サージ線の寿命試験
5.7 保護用ワニスの絶縁評価試験
5.8 EV用モータと産業用モータの絶縁評価試験の相違点
5.9 ステータ巻線方式と各コイルにかかる分担電圧計測
5.10 実機モータの各環境要因に対するPDIV特性
6. まとめと今後の課題
7. 質疑応答