非会員:
30,535円
(本体価格:27,759円)
会員:
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学生:
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■第1部 : 化粧品における“合成高分子” (10:30~13:00)
1.合成高分子の分類
① ビニル系合成高分子
② アクリル系合成高分子
③ シリコーン系合成高分子
2.高分子と水
3.高分子と使用感
4.カチオン性高分子
5.機能性高分子
① 生体親和性素材とは
② 疎水性リン脂質ポリマー自己会合体の調整
③ 疎水性物質に対する可溶化能評価
6.まとめ
【講義概要】
化粧品で使用される高分子素材の種類や特性など基礎的知識について解説する。さらに最新合成高分子であるホスホリルコリン極性基を導入したリン脂質ポリマーについての概略を説明する。生体膜構成成分の一部として注目されバイオマテリアル分野で可能性が検討されてきたが、このポリマーについて、演者は様々な評価を行い用途検討している。例えばホスホリルコリン基の高い吸保湿性の発揮だけではなく、重合した疎水基が細胞に対する活性剤の刺激緩和、自己会合体の調整等を有する。初めて工業化に成功したこのポリマーの概要と機能について紹介する。
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■第2部 : 化粧品における“防腐剤” (14:00~16:30)
1.化粧品防腐剤の種類と特性の基本
① 高分子型防腐剤
② 多価アルコール
③ 植物性多価アルコール
④ 植物エキス
2.パラベンフリー・防腐剤フリー
① パラベン以外の防腐剤
② 不適切なMIC、MBC評価
③ 抗菌性のある成分を活用
④ パラベンフリーの防腐力モデル
⑤ 防腐剤フリーの防腐力モデル
3.特許情報から見た動向解析
① 特許出願の年代的傾向
4.化粧品における配合可能な防腐剤
① 各種防腐剤の海外と国内の事情
② パラベンの問題点と有用性
③ パラベンミステリー
5.防腐効果のある素材
① 低級アルコール
② 最新の防腐効果素材
【講義概要】
化粧品で使用される防腐剤の種類や特性など基本的な解説をする。現状では防腐剤を使用しなくとも、活性剤や低級アルコール等で化粧品の防腐は可能となっているが、官能評価を無視できないために、既存の防腐剤に頼る傾向にある。
本講では最近の化粧品業界における防腐剤事情を認識して頂き、防腐剤無添加を取り巻く諸問題と最近の防腐効果素材、あるいはそれらの処方中における使用方法を述べる。パラベンフリー・防腐剤フリーはどうすれば実現できるのか、既存の処方情報の中からそのヒントを探る。