☆3名の講師を招いての特別セミナー☆

医薬品原薬製造時のラボデータ活用とスケールアップ手法及びトラブル対策
冷却晶析での粒径制御、遠心分離におけるケーク洗浄等、
スケールアップに関する成功・失敗事例も紹介!!

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
スケールアップ
セミナーNo.
161161
開催日時
2016年11月22日(火) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
備考
昼食・資料付き
講座の内容
趣旨
 
プログラム

【第一部】10:30~12:30
「医薬品開発時のプロセス化学のスケールアップ
              ~ラボからパイロットプラントへ~」

 医薬品の開発にはスピードが求められる。一方、開発初期においては、開発の成功確率は低い。開発ステージとプロジェクトの優先順位を考慮したプロセス化学研究、スケールアップ研究が求められる。
 本講演では、開発初期段階のプロセススケールアップについて焦点をあてる。
 ラボ実験とプラント製造との違いは何か、プラントでは何が出来て何が出来ないのかに着目しながら、ラボ検討で取得しておくべきデータとその活用について概説する。反応危険性評価とプロセスレビューシステムの重要性についても概説する。プロセスが理解できていれば、スケールアップの失敗リスクは激減する。
​ 演者が経験した失敗例も紹介しながら解説する。

 1.スケールアップ検討に入る前に
​  
-  医薬品開発におけるプロセス化学
​  -  製剤研究との連携
​  -  理想的なプロセスとプロセス研究のステップ

 2.ラボとプラントの違い

 3.ラボでのデータ取りとその活用
​  
-  チェックするべき項目
​  -  サンプリングシートとその活用
​  -  安定性データ、ストレステスト

 4.ユーステスト、模擬実験

 5.反応危険性評価

 6.プラントへ移る前に
​  
-  攪拌の課題、ろ過の課題
​  -  プラント機器の材質
​  -  ダミーラン
  -  コミュニケーション、レビューシステム

 【質疑応答・名刺交換】

【第2部】13:15~14:45
「医薬品原薬開発におけるトラブル事例と危険性評価」

 低分子医薬品開発におけるプロセス化学の役割について考察する。実際のスケールアップ事例としてビタミンE誘導体及びビタミンD誘導体の合成研究事例について紹介するとともに、スケールアップにおけるポイントをトラブル事例から述べる。
​ また、危険性評価等についても言及する。
 プロセス化学の考え方を吸収でき、実際の医薬品開発におけるポイントを把握できる。


 1.中外製薬の紹介
  1-1 経営戦略、領域戦略
  1-2 開発・生産拠点

 2.医薬品開発におけるプロセス化学の役割
  2-1 プロセス化学の守備範囲
  2-2 開発過程における視点

 3.開発研究事例( BO-153 )
  3-1 開発初期製法と問題点
  3-2 工業的製法

 4.開発研究事例(OCT)
  4-1 第1、第2、第3世代の製造法とトラブル事例

 5.開発研究事例(ED-71)
  5-1 開発初期製法と改良製法

 6.スケールアップにおけるポイント
  6-1 単位操作毎のトラブルのまとめ
  6-2 開発初期におけるポイント

 7.危険性評価について
  7-1 過去の重大事故の紹介及び危険性評価事例
  7-2 危険性実験デモ(ビデオ)
 
​ 【質疑応答・名刺交換】

【第3部】15:00~16:30
「原薬製造プロセスのスケールアップと事例を用いた品質リスク要因」

 原薬製造方法の開発は、医薬品の開発(前臨床試験~臨床試験~承認申請)と並行して行われ、その際、開発ステージで使用される原薬を供給するために、必要量に応じたスケールでのパイロット製造を行いながら進められる。
​ 開発期間中は、製造プロセスにとって製法変更、スケールアップ、技術移管といった数多くの重要なイベントが発生することになるが、これらに対してはライフサイクルを通じての原薬品質の一貫性と同等性を担保することを念頭において適切に対応する必要がある。
 本講演では、実験室で確立した製造プロセスを製造プラントに実装する際に必要となるスケールアップ予測のポイントと実際のスケールアップにおいて懸念される様々な品質リスク要因について事例を交えて述べる。

 1.はじめに

 2.装置特性について
  2.1 スケールアップ予測における装置特性把握の重要性
  2.2 事例紹介
   2.2.1 伝熱特性のデータ
   2.2.2 混合特性のデータ

 3.スケールアップにおけるリスク要因
  3.1 冷却晶析での粒径制御
   3.1.1 冷却晶析における諸問題
   3.1.2 事例紹介
  3.2 遠心分離におけるケーク洗浄
   3.2.1 遠心分離操作のリスク
   3.2.2 事例紹介

 4.まとめ​

​ 【質疑応答・名刺交換】

 

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