オーガニックコスメの専門家が、オーガニックコスメ業界の現状から処方開発まで講演いたします!

オーガニックコスメの原料選択と開発技術
~認証マークはどれを選択するか?原料の選定は?品質安定性を保つには?~

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セミナー概要
略称
オーガニックコスメ
セミナーNo.
171243
開催日時
2017年12月19日(火) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。

■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食、資料付
講座の内容
プログラム

1部:10:30~14:15
​ 「COSMOS認証製品の原料選定とオーガニック化粧品の品質安定性を保つ技術」

【講演の趣旨、ポイント】
 これまでの経験に基づきCOSMOS認証を受けるうえで化粧品開発における重要なポイント、陥りやすい失敗等の解説を行い、オーガニック化粧品業界の普及と今後の発展を目指す。

【習得できる知識】
 ・COSMOS認証取得までのプロセス
 ・原料選定の考え方
 ・オーガニック原料の正しい取扱い方法
 ・処方作成時の注意点
 ・オーガニック製品の製造管理

【プログラム】   
 1.COSMOS認証について
  
1-1 COSMOS基準の概要  
  1-2 COSMOSの原料規則
  1-3 COSMOS認証の製品化ルール
 2.COSMOS認証製品の原料選定と処方作成について
    2-1 オーガニックに関わる原料について
   2-1-1 芳香水     
   2-1-2 植物油脂
   2-1-3 グリセリン   
   2-1-4 精油、エキス類
    2-2 合成原料に代わる植物原料
    2-3 製品における処方作成について
   2-3-1 シャンプー   
   2-3-2 トリートメント
   2-3-3 化粧水       
   2-3-4 乳液、クリーム
   2-3-5 美容オイル
 3.オーガニック化粧品の品質安定性を保つ技術
    3-1 保存期限を延ばす工夫
   3-1-1 原料   
   3-1-2 製造方法
   3-1-3 処方
    3-2 防腐剤について
   3-2-1 防腐システム   
   3-2-2 防腐剤の選択
   3-2-3 注意点
 

 

2部:14:30~16:30
​「世界のオーガニックコスメ認証基準の現状~消費者に信頼されるオーガニックコスメ認証基準とは?~」

【講演の趣旨、ポイント】
現在、オーガニック食品については、ほぼ世界統一的な認証基準があります。それはIFOAM(国際有機農業運動連盟)が作ったものがベースになっています。しかしオーガニックコスメについては、様々な基準があり、世界統一基準はまだありません。比較的、よく知られている世界のコスメ認証団体としては、エコサート(フランス)、英国土壌協会(イギリス)、イチュア(イタリア)、BDIH(ドイツ)、ACO(オーストラリア)、USDAオーガニック(アメリカ)などがありますが、それらの団体の認証コスメ基準は、それぞれ団体によってかなり異なる状況が長い間、続いてきました。
2010年には、オーガニックコスメの世界統一基準を目指して、EUでコスメ認証機関「コスモス」が設立されました。「コスモス」は、EUで有名な5団体(エコサート、英国土壌協会、イチュア、BDIH、コスメビオ)が協力して設立した団体です。すでに2017年から、「コスモス」の認証統一基準が実地されていますが、認証マークが統一されたものではないため、メーカーおよび消費者から非常にわかりにくいものになっています。また「コスモス」の基準では、いくつかの石油由来の合成成分も「使用可」となっており、その点は、消費者からの支持や理解を得にくく、今後の課題となっています。
この講演では、「コスモス」のコスメ基準、USDAオーガニックのコスメ基準、そのほかのEUの認証団体の基準の違い、それらに加えて「日本オーガニックコスメ協会」のJOCA基準についてお話し、消費者から信頼される認証基準の在り方について概要します。

【習得できる知識】
世界のオーガニックコスメ認証の現状と、それぞれの認証団体の基準の相違、認証マーク取得方法、認証に関する今後の課題について、概要を知ることができます。また消費者の立場から作られたJOCA推奨品基準についても紹介します。「日本オーガニックコスメ協会」は、2001年より、オーガニックコスメ認証について、直接にEUの認証団体を訪問して取材してきました。そのため、オーガニックコスメ認証が作られるまでの経緯、事情、そして現状について、具体的な詳細を得ることができます。

【プログラム】
 1.世界のオーガニックコスメ認証団体
  1-1 世界で最初に有機食品基準を作った団体「IFOAM」
  1-2 世界で最初にナチュラルコスメ基準を作った「BDIH」
  1-3 「エコサート」 フランスの代表的な有機認証団体
  1-4 「英国土壌協会」 英国の有機運動を促進
  1-5 「イチュア」 イタリアの代表的な認証団体
  1-6 アメリカの公的な有機認証機関 「USDAオーガニック」 
  1-7 「ACO」 オーストリラリアの有機運動の核
  1-8 「デメター」 ルドルフ・シュタイナーの自然農法を基本とする
 2.「コスモス」はどのように設立されたのか?
  2-1 まだ世界統一基準がないオーガニックコスメ
  2-2 「コスモス」基準のベースを作った団体とは?
   2-2-1 「コスモス」設立の目的
   2-2-2 コスメ統一基準の実地
  2-3 「コスモス」認定マークを日本で取得するには?
  2-4 「コスモス認証」マークの表示
  2-5 日本メーカーが「コスモス」マークを取得するには?
 3.「コスモス」基準の概要
  3-1 「コスモス」基準のベースを作った団体は?
  3-2 「コスモス基準」で「使用可」になっている合成成分
   3-2-1 「コスモス基準」で「使用可」の合成防腐剤
   3-2-2 「コスモス基準」で「使用可」の合成界面活性剤
   3-2-3 そのほかの「コスモス基準」で「使用可」の合成成分
  3-3 「コスモス」基準で、使われている合成成分の安全性
   3-3-1 「コスモス」で使用可の合成成分と「旧表示指定成分」
   3-3-2 グリーンケミカルによる化粧品成分
   3-3-3 植物原料の合成成分の安全性は確認されているのか? 
 4.日本は、オーガニックコスメ世界最先進国
  4-1 オーガニックコスメという言葉は日本で最初に登場
   4-4-1 2001年の単行本「オーガニックコスメ」
   4-4-2 ドイツで世界初のナチュラルコスメ基準の実地
  4-2 天然成分100%で化粧品を作ることは可能なのか?
   4-4-1 天然成分100%のメイク用品を作ったのは日本が最初
   4-4-2 実際に使われている天然成分の防腐剤
   4-4-3 実際に使われている天然成分の界面活性剤
 5.天然成分100%基準を目指すJOCA推奨品基準とは
  5-1 消費者から本当に支持されるオーガニックコスメ基準とは
  5-2 化粧品成分がわかる消費者を増やす活動がオーガニックコスメ普及につながる
   5-2-1 オーガニックコスメ講座
   5-2-2 地域に根付いたオーガニックサロン 
   5-2-3 オーガニックコスメ・ライター養成講座 
  5-3 天然成分100%のJOCA推奨品マークの基準
  5-4 JOCA推奨品マークを取得している31メーカー
 6.日本から世界へ、天然100%コスメ基準を発信しよう
  6-1 香港、台湾、韓国でのオーガニックコスメの普及と関心度
  6-2 オーガニックコスメの基準と製造法を日本から発信
  6-3 オーガニックコスメで日本の経済活性化
  6-4 脱石油を促進するオーガニックコスメ
  6-5 環境問題も解決する方向を示すオーガニックコスメ

 

キーワード
オーガニックコスメ、品質安定性、化粧品処方設計
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