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紫外線、電子線硬化樹脂は、電子業界、半導体業界、建材、塗料印刷業界の分野で幅広く応用されて使用されている。しかしこの紫外線、電子線硬化技術は普及したのは約30~40年前でありまだまだ未知の分野が多い。
紫外線/電子線硬化樹脂とは、紫外線の光エネルギー、電子線照射にて反応することにより、液体から個体に化学的に変化する合成樹脂である。電子線、紫外線の光エネルギーであり、紫外線、電子線照射により樹脂がわずか数秒~数十秒で硬化する事で、乾燥の時間短縮による生産性の効率が上がり大幅な生産効率アップする。紫外線硬化により二酸化炭素の排出がないため環境に優しいことが利点になる。欠点としては、複雑な形状のものに対して紫外線の光が当たらない、また顔料を含んだ樹脂の場合紫外線が当たらないので硬化しないことが挙げられる。しかし電子線は顔料、透明性の悪い材料(鉄、アルミ等の金属)も電子線は透過し硬化する。特に電子線の有用使用方法(活用方法)はグラフト重合による継ぎ手により新たな性能付与につながり新たな物性が得られる事になる。本講習ではEB/UV硬化の違いについて講演行い新たな製品開発につながる可能性模索出来ると思います。本講習では、紫外線硬化技術、電子線硬化技術に用いる各種材料を学ぶ基礎編と、その加工法、配合技術という応用編について言及していく。
1.基礎編
1-1 アクリル酸エステルモノマー、オリゴマーについて
1-2 アクリル酸エステルモノマーの分類
1-3 硬化方法
1-4 UV硬化方法について
1-5 光開始剤のタイプ及び構造
1-6 アクリル酸モノマーの特性及び反応性
1-7 アクリル酸オリゴマー特性及び反応性
1-8 反応性オリゴマー(光開始剤内蔵型オリゴマー)トピック
1-9 有機―無機ハイブリット化樹脂の応用
1-10 低屈折―高屈折樹脂の特性トピック
1-11 UV照射器(紫外線ランプ)の種類特性
1-12 ランプは波長領域と特性
1-13 EB硬化法
1-14 EB発生機構と開始反応
1-15 EB硬化の現状
1-16 熱硬化―UV硬化併用反応
1-17 湿気硬化―UV硬化型併用反応
1-18 UV/EB硬化方法の違い
1-19 EBの応用分野(グラフト反応)
1-20 モノマー物性
1-21 Tgと硬化収縮の関係
1-22 モノマー、オリゴマー等の安全性
1-23 モノマー、オリゴマーの法規制
1-24 化審法、CAS 、TSCA等法規制
1-25 安全性について
1-26 トラブル対応
1)硬化不良
2)硬度不足
3)黄変対策
2.応用編
2-1 用途の分類
2-2 UV硬化樹脂の市場動向
2-3 UV硬化塗料の市場
2-4 UV硬化インキの世界市場
2-5 光学用透明粘着テープ(タッチパネル用)世界市場
2-6 OCAの世界市場(最新市場情報)
イ)薄膜OCA
ロ)厚膜OCA
ハ)OCAの用途別市場
ニ)UV―OCA,OCAの世界市場
2-7 ArF(フッ化アルゴン)レジストの世界市場
2-8 各種プラスチックの改質
2-9 成形物への応用
2-10 塗料、コーテング剤応用
2-11 紙用塗料
2-12 金属塗装への応用
2-13 UVインキ応用
2-14 プリント配線用レジストインキへの応用
2-15 UV硬化材料の高分子設計と高機能化
1)有機―無機ハイブリット材料
2)シリカハイブリットコート材
3)高屈折コート材に設計
2-16 接着剤
1)UV硬化型接着剤の応用及び市場動向
2)UV硬化型粘着剤の応用及び市場動向
2-17 歯科用硬化型レジンの組成及び応用
2-18 光学レンズへの応用
2-19 バイオ関連への応用
3.トピック
3-1 光開始剤内蔵型樹脂の開発
3-2 光開始剤内蔵型樹脂の低―高屈折化
3-3 新規開発品
3-4 UV/EB硬化型帯電防止剤の開発
3-5 UV/EB硬化型防汚剤の開発
3-6 F系オリゴマー(新規開発品)
3-7 F/Si系オリゴマー(新規開発品)
3-8 F系、F/Si系オリゴマーの応用分野(新規開発分野)
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