自動車になくてはならない材料「金属」。
使われている金属の種類や施されている表面・熱処理、其々を利用した部品の製造方法や製造コストなど、自動車と金属材料に関する基礎概略を、元トヨタ自動車の講師が解説。

自動車用金属材料の特性と部品の生産技術(製造方法、コスト、動向)

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セミナー概要
略称
自動車用金属材料
セミナーNo.
st150213
開催日時
2015年02月24日(火) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第3講習室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
 ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
 ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
講座の内容
習得できる知識
自動車用金属材料、鋼の熱処理、部品製造コスト、アルミ合金、マグネ合金、表面硬化処理の基礎
趣旨
 自動車の構成材料の80%は金属である。 鉄をはじめとする多くの金属材料は日本の代表的な工業製品である自動車になくてはならない材料である。 本セミナーでは金属材料の物理的特性や部品製造方法(含、熱処理)について述べる。 また、部品の材料・製造方法の特徴やコストについて具体的な部品で説明する。
プログラム
1.自動車と金属材料
 1.1 自動車の材料構成 :重量別では“鉄”が自動車の70%を占める
 1.2 鉄の物理的特性 :密度、結晶構造、弾性率等を各種金属と比較
 1.3 鉄の分類 :鋼、鋳鉄、鋳鋼 (化学成分、状態図、顕微鏡組織からの分類 )
 1.4 鉄の機械的特性 :引張り強さ、伸び、疲労強度、硬さ等

2.自動車に使われる鋼の種類
 2.1 炭素鋼、合金鋼、非調質鋼、軸受鋼、ボルト用鋼
 2.2 鋼種と使用部位(自動車部品にはどんな鋼種が使われているか?)

3.鋼の熱処理
 3.1 熱処理の基本(目的、種類、結晶構造、組織、状態図との関係)
 3.2 熱処理の種類(焼き入れ性とは?、焼き入れ、焼き戻し、焼ならし、焼鈍)
 3.3 熱処理前後の機械的特性、
 3.4 自動車に利用される熱処理(部品に利用される熱処理の具体例)

4.鋼の表面硬化処理
 4.1 浸炭焼き入れ、浸炭窒化、高周波焼き入れ、ショットピーニング
 4.2 表面硬化処理後の機械的特性(疲労強度、硬さ等)
 4.3 自動車に利用される表面硬化処理(部品に利用される表面硬化処理の具体例)

5.自動車用鋳鉄
 5.1 鋳鉄の種類と特性(ねずみ鋳鉄、合金鋳鉄、組織)
 5.2 鋳鉄の機械的特性
 5.3 自動車に利用される鋳鉄(部品に利用される鋳鉄の種類)

6.自動車用鋼板
 6.1 鋼板の種類(冷延鋼板、熱延鋼板、高張力鋼板、表面処理鋼板、ステンレス鋼板)
 6.2 鋼板の特性(機械的特性、成形性)
 6.3 鋼板の使用部位(ボデー、シャシー部品等)

7.自動車用アルミ材料
 7.1 アルミ合金の分類と部品の製造方法(展伸材、アルミ鋳物材、ダイキャスト材)
 7.2 アルミ合金の熱処理(熱処理の種類、状態図との関係)
 7.3 アルミ合金の機械的特性
 7.4 自動車に利用されるアルミ合金の種類、製造方法、部品例

8.自動車用マグネシュウム合金
 8.1 マグネシュウムの特性(化学成分、結晶構造、機械的特性)
 8.2 自動車に利用されるマグネシュウム合金の種類、製造方法、部品例

9.自動車部品用金属材料加工と部品の製造方法 
 9.1 部品製造方法と精度、強度
 9.2 部品製造コストの内訳事例
 9.3 各種製造方法が競合する部品の特性、コスト、トレンド 
 
  □質疑応答・名刺交換□
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