~沈殿,析出,etc.  結晶品質の制御から連続フロー製造・スケールアップまで~

プロセス化学を極めるための結晶現象・晶析操作のコツと設計
再沈や再結晶など、結晶化現象を利用したプロセスの改善・トラブル対策に役立てよう! 晶析操作のスキルアップに役立つ体系的解説から、スケールアップ、連続フロー製造などの最近のトレンド技術まで、一日で網羅します。

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セミナー概要
略称
晶析
セミナーNo.
st170306
開催日時
2017年03月10日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
必要な予備知識
合成を専門に研究している研究技術者には結晶作りの“コツ”を伝授。
晶析技術に関わっている研究技術者には結晶品質制御の“戦略”を伝授。
習得できる知識
・再沈・再結晶でのトラブル回避の実践的手法
・結晶純度、結晶形態、結晶多形、粒径分布改善法のコツ
・結晶品質制御の戦略
・DSC、XRD、測定データの実践的活用法
・回分冷却晶析、非(貧)溶媒添加晶析、反応晶析法のコツ
・オイルアウト現象の理解
・連続フロー製造の最新動向
・スケールアップのための第1選択
趣旨
 化成品の製造現場やラボ研究では、分離精製や粒子群製造の目的で「再沈」や「再結晶」と呼ばれる操作が行われている。ところが、その操作の少しの違いが、沈殿物である結晶粒子群の品質に影響を与え、生産性にも大きな影響を与えることがある。例えば、結晶純度、粒径分布、結晶形状、結晶多形に関わる問題である。実は、この結晶性物質に品質を作り込むプロセス化学の分野が「晶析技術」である。そこで、このセミナーでは、「再沈」「再結晶」のプロセス化学と「晶析技術」の単位操作との接点にふれながら、結晶粒子群を作る操作の本質は何なのか、そしてどうやれば結晶品質を改善できるのかを解説する。さらに、最近様々な分野で話題になっている「連続フロー製造」についてもその概要を説明する。普段合成を専門に研究している研究技術者には結晶作りの“コツ”について、そして普段から晶析技術に関わっている研究技術者には、結晶品質制御の“戦略”について伝授したい。
プログラム

1.プロセス化学と晶析単位操作との接点
  -沈殿・再結晶と晶析との接点を探る-
 1.1 プロセス化学で遭遇するトラブル事例
 1.2 沈殿・再結晶と晶析テクノロジーとの接点
 1.3 精製+結晶粒子群=晶析の本質

2.晶析装置内の現象解析とその速度論
  -現場で役立つ結晶化現象を理解する-
 2.1 晶析操作の本質とは何か
 2.2 結晶化の推進力と固液平衡
 2.3 核発生速度と成長速度論
 2.4 演習で理解する晶析現象

3.結晶品質の測定法
  -マニュアルにない実践的使い方とコツ-
 3.1 熱分析データを読み取るコツ
  3.1.1 DSC(示差走査熱量計)でわかること
  3.1.2 DSC測定データの解釈とその応用
 3.2 X線分析データを読み取るコツ
  3.2.1 XRD(粉末X線回折)測定データの意味
  3.2.2 XRDデータと結晶形態・結晶子径との関連性

4.結晶品質の実践的な制御法
  -結晶品質の問題解決アプローチを理解する-
 4.1 結晶品質を安定させたい(結晶多形)
  4.1.1 結晶多形とは
  4.1.2 結晶多形制御の戦略
 4.2 結晶の形を変えたい(結晶形態)
  4.2.1 結晶形態に及ぼす操作因子とは
  4.2.2 結晶形態制御の戦略
 4.3 粒径分布を改善したい(CSD)
 4.4 結晶純度を改善したい(純度)
 4.5 オイルアウトを回避したい
 4.6 結晶粒子群の連続製造
  4.6.1 連続晶析装置の考え方
  4.6.2 連続フロー製造への展開
 4.7 演習で理解する結晶品質の制御

5.晶析操作の設計法の戦略と実践
  -具体的品質作り込みポイント-
 5.1 晶析操作設計の留意点-冷却晶析や非(貧)溶媒添加法-
 5.2 反応を伴う晶析操作の実際
 5.3 晶析と撹拌との関係
 5.4 晶析のスケールアップに関わる最近トレンド

6.最新トピックス紹介
  -最先端研究からみる品質制御のヒント-
 6.1 回分から連続フロー製造への展開
 6.2 オンラインセンサー利用技術

7.まとめ

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