2014年12月17日(水)
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20世紀の画期的素材として発展を遂げてきたプラスチックはいま日常の生活の中で、多くの利便性を与えるものとして欠かせない存在になっています。
一方、使用量・範囲が拡大するにつれて、安定で長持ちする性質もあいまって、使用後のプラスチックゴミの問題、枯渇化が懸念される化石資源の大量消費に対する、今後の持続的な供給確保の問題、気候変動の抑止への配慮などの観点から、従来の機能優先から、グローバルな地球環境の配慮に考慮した取り組みの必要性が叫ばれています。この観点から注目されているバイオプラスチックの、最新の状況と、今後の課題、取り組みのポイントなどにつき説明します。
世界的課題である気候変動の抑止への貢献と、化石資源に依存しない有用素材の持続的な供給という観点より、バイオマスプラスチックの取り組みが世界的に注目されており、多くの取り組みが進んでいます。プラスチック関連産業全体の中におけるバイオプラスチックが今後どういう地位を築いていけるのかといった事も含め、今後の指針に寄与できればと考えています。
1.プラスチックと環境
1-1.生活の利便性とプラスチック
1-2.プラスチックと環境問題
1-3.地球温暖化問題とバイオプラスチック
2.バイオプラスチックとは?
2-1.生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック
2-2.バイオプラスチックの定義と分類
2-3.生分解性プラスチック(グリーンプラ)普及促進の意義
2-4.バイオマスプラスチック普及促進の意義
3.バイオマス資源活用の必要性と課題
3-1.バイオマス資源とその特性
3-2.バイオマス活用の必要性とその課題
3-3.グリーンイノベーション
・非可食バイオマスを原料とした化学品生産技術と実用化
・経産省「新バイオマス研究開発・利活用計画」
4.生分解性プラスチックの利用と課題
4-1.生分解性機能とその活用
4-2.生分解性機能商品の利用状況
4-3.生分解性プラスチック利用拡大のための課題
5.バイオマスプラスチックの種類と分類
5-1.新規バイオマスプラスチック
5-1-1.ポリ乳酸(PLA)
5-1-2.微生物産生ポリエステル(PHA)
5-1-3.ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)
5-1-4.バイオマス由来コハク酸からのポリエステル
5-2.既存石油系プラスチックのバイオ原料化
5-2-1.バイオポリオレフィン
5-2-2.バイオポリエチレンテレフタレート
5-2-3.ナイロン(ナイロン11、ナイロン4、ナイロン610)
5-2-4.熱硬化性プラスチック
・不飽和ポリエステル、ウレタン
5-3.天然バイオマス原料の変成
5-3-1.セルロース系
5-3-2.澱粉系
5-3-3.リグニン系
6.バイオマスプラスチックとしてのポリ乳酸
6-1.ポリ乳酸の製造法
6-2.ポリ乳酸の物性改良技術
6-3.ポリ乳酸の加工技術
6-4.ポリ乳酸の安全性
7.バイオマスプラスチックの利用状況
7-1.包装分野
7-2.生活資材分野
7-3.繊維・不織布分野
7-4.電気電子分野
7-5.自動車分野
7-6.その他
8.海外の動向
8-1.ヨーロッパ・USA・中国・タイ・韓国
8-2.主要各社の取り組み
9.バイオプラスチックの実用化拡大に向けて
9-1.京都議定書を契機としたバイオプラスチックの取り組みの拡大
9-2.バイオテクノロジー戦略大綱とバイオマス日本総合戦略
9-3.バイオプラスチックの今後の取り組みとその課題
【質疑応答・名刺交換】