患者が抱えているアンメットニーズとは?
関節リウマチの基礎・治療の現状と問題点・医療現場が望む新薬像
~新薬開発状況と今後上市されそうな薬剤から、今後、開発すべき方向性を解説!~
セミナー概要
- 略称
- リウマチ
- セミナーNo.
-
190229
- 開催日時
- 2019年02月27日(水)10:30~16:30
- 主催
- (株)R&D支援センター
- 問い合わせ
- Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
- 開催場所
- 江東区文化センター 3F 第2研修室
- 講師
- 久喜リウマチクリニック 院長 吉尾 卓 氏
- 価格
- 非会員: 49,980円(税込)
会員: 47,250円(税込)
学生: 10,800円(税込) - 価格関連備考
- ■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。また、当日学生証をご持参ください。 - 定員
- 30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
- 備考
- 昼食、資料付
講座の内容
- 趣旨
- 1999年のメトトレキサート認可、2003年の生物学的製剤の登場は関節リウマチ(RA)診療にパラダイム・シフトを起こしました。メトトレキサートや生物学的製剤の投与を受けた患者は関節の腫れと痛みから開放され、QOLも大きく改善し、健常人と同じADLの維持も可能となりました。
これに合わせる様にRAの診断技術が進み、新分類基準や新寛解基準も発表されました。発症早期RAと診断し、早い段階からの積極的な治療が推奨されています。
その後も続々と生物学的製剤が登場し、2013年・2017年には経口のJAK阻害薬が、2014年にはインフリキシマブのバイオシミラーが、2018年にはエタネルセプトのバイオシミラーも出ました。
RA診療の現状と現在抱えている問題点を提示し、その問題点をどのように解決していくべきか、患者が抱えているアンメットニーズ・我々医師が望む新薬像と絡めながら述べていきたいと思います。 - プログラム
- 1.RAの基礎
-RAとその臨床像(過去と現在)
-疫学(平均寿命の伸び・高齢者の割合・高齢発症の増加)
-RAの病因・病態(タバコによる影響)
2.RA診断
-診断のための血清学的マーカー(抗CCP抗体・リウマトイド因子)
-診断のための画像検査(MRI・超音波検査・パルスドプラ)
-2010年EULAR/ACR新分類基準
-2011年EULAR/ACR新寛解基準
3.RA疾患活動性評価
-炎症反応・関節所見・朝のこわばり時間
-患者全般評価・医師全般評価・DAS28・SDAI・CDAI
-関節破壊評価法modified Total Sharpスコア
-日常生活動作HAQ-DI
4.RA治療薬概要
-免疫調整薬
-免疫抑制薬
-メトトレキサート:アンカードラッグ・ゴールデンスタンダード
-生物学的製剤・バイオシミラー
-JAK阻害薬(トファシチニブ・バリシチニブ)
5.現在進行中の開発治験薬と今後開発されそうな新薬
-JAK阻害薬
-TNF-α・IL-6以外のサイトカイン・ケモカインをターゲットとした生物学的製剤
-バイオシミラーの開発
6.RA診療の現状と問題点
-早期診断・早期強力治療介入の流れ
-目標達成に向けた治療Treat to Target
-診療ガイドラインはどこまで役立つか?どこまで利用しているか?
-抗リウマチ薬の選択方法・選択基準は?
-重症化予測因子・予後不良予測因子
-エタネルセプトBSの供給不足問題
-生物学的製剤・JAK阻害薬の薬剤費は高額
-患者が抱える診療に対する不満・アンメットニーズは?
-寛解導入後の治療をどうするか?
-治療現場で医師が望む新薬像は?
7.RA治療の今後の動きは?
-経口薬(JAK阻害剤)がファーストチョイスとなる?
-分子分類に応じたターゲット医療・テーラーメード医療の見通し?
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