・バイオ医薬品の製造および品質管理に関する注意点とは?
次世代モダリティーに関する話題も取りあげます!
こちらは8/20実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます
1. はじめに
2. バイオ医薬品とは何か
2.1 低分子医薬品との違い
2.2 タンパク質の基本構造と相互作用
- タンパク質の分離・精製方法
- 糖タンパク質と糖鎖解析
- タンパク質の生理活性と病態関与
2.3 バイオテクノロジーによるタンパク質の生産
2.4 バイオ医薬品の種類と承認審査フロー
2.5 抗体医薬品の台頭と次世代バイオ医薬品
3. バイオ医薬品のCMC戦略: 製法開発
3.1 細胞株の開発(CLD: Cell Line Development): ICH-Q5A-E,Q6B
- 細胞基材の選択(E.coli,CHO等)とプラスミド/ベクターの構築
3.2 トランスジェニック動物による生産
3.3 生物由来原料基準、カルタヘナ法、バイオハザード対応
4. バイオ医薬品の分析方法
4.1 タンパク質の不均一性: 翻訳後修飾、生理活性の変化
4.2 特性解析の概要 (規格試験・試験方法、安定性試験)
4.3 不純物(目的物質由来、製造工程由来)と混入汚染物
5. バイオ医薬品の製造とプロセス開発: 上流工程(培養)、下流工程(精製)
5.1 バイオ医薬品にて注意すべきGMP要件
- 構造的側面
(1) セルバンク(細胞基材)システム: MCBとWCB
(2) 細胞培養プロセスによる目的物質の生産
(3) 培養物からの単離・精製
- 品質的側面
(1) セルバンクの管理とバンク更新時の同一性の確認: 純度試験
(2) 最終製品の試験、規格適合性: 継代培養中の細胞の質的変化を確認
(3) 製造工程の恒常性の観点からの物理的化学的性状の一致性、再現性の確認
(4) 不純物(目的物質に由来する不純物や、ウイルス・細菌・核酸などの原材料や製造工程に由来する不純物など)の除去とバリデーション。
5.2 製造プロセスの管理要件とパラメータ管理
5.3 スケールアップ・シングルユース技術・連続生産とプロセス評価
5.4 製造方法の変更管理(同等性/同質性)
6. 品質管理戦略
6.1 ICH品質ガイドライン: ICH Q8/Q9/Q10
6.2 クオリティ・バイ・デザイン(QbD)によるアプローチ
6.3 科学的根拠及び品質リスクマネジメント(QRM)のプロセス
6.4 目標製品品質プロファイル(QTPP): 患者に対する有効性・安全性との関連
6.5 製剤設計と製造工程の開発およびリスク評価
6.6 重要品質特性(CQA)と重要工程パラメータ(CPP)の設定
6.7 リスクとクリティカリティ
6.8 ライフサイクルマネジメント(ICH-Q12)と変更管理(一変、軽微)
7. バイオ医薬品の承認申請(CMC)
7.1 承認申請: CTDの構成と記載要件、CTD-Q: Module3, 2.3の作成 (原薬、製剤)
7.2 コンビネーション製品: プレフィルドシリンジ等
8. バイオ医薬品の非臨床試験、臨床試験
8.1 治験薬の製造: 原薬GMP、治験薬GMP
8.2 薬理作用: 動物試験のヒトへの外挿性
9. バイオ医薬品の安全性評価
9.1 免疫原性
9.2 不純物評価
9.3 ウイルス安全性評価ガイドライン(ICH Q5A)
9.4 マイコプラズマ否定試験等
9.5 製造販売後調査: 安全性定期報告、感染症定期報告
10. バイオシミラーの特性とその市場性
10.1 バイオシミラーの要件と最近の動向
11. CMO/CDMOの活用
11.1 国内外の主な製造受託業者とバリューチェーン
11.3 業態とサプライチェーンの構築
12. まとめ
【質疑応答】