1.はじめに:摩擦・摩耗の発生とそこでの課題
1-1 身近で問題になる摩擦摩耗の事例
1-2 どのようなことが問題になるのか?
2.摩擦摩耗の理解のための3つの基礎的事項
2-1 固体表面の特徴(性質と形状)
2-2 真実接触面積
2-3 固体同士の接触(弾性接触と塑性接触)
3.摩擦の基礎を知る
3-1 摩擦の経験則(アモントン・クーロンの法則)
3-2 摩擦が発生するメカニズム
3-2-1 凝着説
3-2-2 掘り起こし説
3-3 潤滑下の摩擦の形態とそのメカニズム
4.摩耗の基礎を知る
4-1 摩耗の分類
4-1-1 様々な摩耗を系統的に分類する
4-1-2 摩耗の程度(激しさ)を評価する指標(摩耗率、比摩耗量)
4-2 摩耗の形態とその発生メカニズムおよび影響因子
4-2-1 凝着摩耗
4-2-2 アブレシブ摩耗
4-2-3 腐食摩耗
4-2-4 疲労摩耗
4-2-5 フレッチング摩耗
4-2-6 エロ-ジョン摩耗(エロージョン)
4-3 摩耗形態とその遷移現象の理解が重要
4-3-1 摺動条件、潤滑下などにより摩耗形態が異なる
4-3-2 材料の耐摩耗性を考えるときの重要な視点
4-3-3 活用が拡がる樹脂の摩擦摩耗の考え方
5.摩擦・摩耗の試験・評価・解析法
5-1 汎用の摩擦摩耗試験法とそれらの特徴
5-2 表面の様々な機械的性質の試験・評価法
5-3 新しい表面強度評価法(MSE法)
5-4 機械摺動面の摩耗の各種モニタリング法とそれらの特徴
5-5 摩耗損傷の機器分析と解析法
6.まとめ:摩擦摩耗の知見を活用するために
6-1 役に立つ摩擦・摩耗の考え方(潤滑(剤)・設計・材料の視点から)
6-2 応用例
≪質疑応答≫