自動車工学の基礎と運動制御・自動運転および最新自動車技術【アーカイブ配信】

こちらは10/27実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます
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セミナー概要
略称
最新自動車技術【アーカイブ配信】
セミナーNo.
2510112A
配信開始日
2025年10月28日(火)
配信終了日
2025年11月10日(月)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
工学院大学 名誉教授 博士(工学) 野崎 博路 氏

【専門】
自動車の運動と制御、人間・自動車系

【略歴】
1978 ~ 1980 芝浦工業大学大学院工学研究科機械工学専攻(修士)
2001       博士(工学) 芝浦工業大学 (2001.3)
1980 ~ 1995 日産自動車株式会社 車両研究所等
1995 ~ 2001 日産アルティア㈱開発部(出向)~日産自動車㈱ 退職
2001 ~ 2008 近畿大学(理工学部) 機械工学科准教授
2008 ~ 2010 工学院大学(工学部) 機械システム工学科准教授
2010 ~ 2022 工学院大学(工学部) 機械システム工学科教授
2022 ~     工学院大学 名誉教授

1980年芝浦工業大学工学研究科機械工学専攻修士修了。同年、日産自動車(株)入社。車両研究所等にて操縦安定性の研究開発に従事。2001年に大学教員となり、自動車の運動と制御の研究、特に、自動車の限界コーナリングと制御の研究および開発を行い、自動車運動制御技術において、外界情報フィードバックとシャシー制御の連動等について研究をしている。
現在、工学院大学名誉教授。自動車技術会フェロー。日本自動車殿堂副会長(2016~)。

【主な著書】
・徹底カラー図解 新世代の自動車のしくみ(監修)、 マイナビ出版、野崎博路、2022
・徹底カラー図解 新版 自動車のしくみ(監修)、マイナビ出版、野崎博路、2020
・自動車の限界コーナリングと制御(Automotive Vehicle Critical Cornering Control) 、東京電機大学出版局、野崎博路、2015
・サスチュ-ニングの理論と実際(Suspension Tuning)、東京電機大学出版局、野崎博路、2008
・基礎自動車工学(Basic Automobile Engineering)、東京電機大学出版局、野崎博路、2008
価格
非会員:  57,640円 (本体価格:52,400円)
会員:  52,140円 (本体価格:47,400円)
学生:  57,640円 (本体価格:52,400円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で57,640円(税込)から
 ★1名で申込の場合、52,140円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計57,640円(2人目無料)です。

※LIVE配信とアーカイブ配信(見逃し配信)両方の視聴を希望される場合
 お一人様につき、追加料金11,000円(税込)にてお申込みいただけます。
 メッセージ欄に「LIVEとアーカイブ両方視聴」と明記してください。

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特典
講師著書「自動車の限界コーナリングと制御」 (東京電機大学出版局)を1冊配布いたします。
備考
・こちらは10/27(月)実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。
・配信開始日までにセミナー資料、閲覧用URLをお送りします。
・セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・普通自動車、大型自動車、特殊車両などの輸送機器などにおける運動性能の研究開発に携わる方のうち、新人・若手・中堅の方
・シャシーの設計など自動車の機械設計開発に携わる方のうち、新人・若手・中堅の方
・自動車部品の開発、設計に携わる方で、運動制御および自動運転にご興味がある方
・自動車の自動運転制御に新規参入される企業の技術者の方
・自動車工学の履修経験がなく、就職してから本分野を学ぶ必要があると考える学生・社会人の方
・工業高校、高専、大学の工業系専攻にて機械工学を履修済み程度の知識がある方で、自動車の運動制御および自動運転にご興味がある方
・自動車工学を履修済み程度の知識をお持ちで、自動車の運動制御について復習したい方
・自動車の運動制御に関する研究開発動向を俯瞰したい方
必要な予備知識
・特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・自動車の限界コーナリングと制御の基礎、そして、各種車両運動制御に至る、幅広い知識が修得できる
・進化する運転のメカニズムや自動車の運動をコントロールする最先端技術についても把握できる
・自動車に関する機械設計(開発)の実践的応用について、最新の事例を通じていくつかヒントが得られる
・外部センサアシストや自動運転についても把握できる
趣旨
自動車の運動制御は、4輪操舵から始まり、各種制御が発展してきましたが、電気自動車(EV)時代になりつつある今日は、交通事故0を目指して、より高度な自動車の運動制御が望まれています。そこで、今後の自動車運動制御の開発及び自動運転による走行安全性の向上技術における、その方向性とその実現に向けてのアプローチについて紹介します。
本講義では、自動車の運動制御及び自動運転に関わる技術者に、今後の課題を考え実行する際に有用であろうと思われる、自動車工学の基礎と運動制御の最新技術を体系的に示すと共に、今後の自動車の運動制御システム及び自動運転システム開発へのヒントをいくつか紹介したいと思います。
具体的には、下記項目等を紹介します。
・近年、自動車業界で非常に力を入れている、運転支援システム、また、自動運転等について最先端の技術を紹介
・最新の自動車運動制御技術(外界情報フィードバックとシャシー制御の連動等)について紹介
・シャシー制御(ステアバイワイヤ制御、キャンバ角制御等)による、高性能な自動運転や半自動運転との連動技術についての紹介や、運転する喜びと自動運転の両立等の展望についても紹介
(受講に当たっては、自動車の運動と制御に関心があると理解が深まります。)
プログラム

1. 4輪操舵(4輪操舵)
 1-1. 4輪操舵(4WS)〜シャシー制御の先駆け
 1-2. 4輪操舵(4WS)の今後の展望

2. 限界コーナリングのダイナミクス
 2-1.車に作用する横力とモーメントについて
 2-2.モーメント法とMagic Formula
 2-3.モーメント法を用いた非線形領域の車両運動解析
 2-4.モーメント法を用いた限界領域でのキャンバ角制御の効果の解析

3. 内外輪制駆動力制御
 3-1.SHAW及び横滑り制御装置について
 3-2.新しい内外輪制駆動力制御の研究例について
   3-2-1.規範タイヤ制御
   3-2-2. 加速度制御

4. キャンバ角制御
 4-1.キャンバ角が最大コーナリングフォース特性に及ぼす影響
 4-2.キャンバ角制御によるコーナリング限界の向上及び横滑り制御への適用の研究例
 4-3.大キャンバ角制御車両の製作及び実験例について

5. ステアバイワイヤの制御
 5-1.ステアバイワイヤについて
 5-2.微分操舵アシストの適用の研究例
 5-3.走行シチュエーションに応じた操舵方式制御実験
 5-4.ステアバイワイヤ機構の実車搭載による検討

6. 外界センサーを用いたアシスト制御、そして、自動運転の方向&運転する歓びとの両立
 6-1.アイサイト(Eye Sight)の例
 6-2.外界センサーを用いた研究例の紹介

7. 自動運転の方向と運転をする歓びの両立について
 7-1.自動運転と運転をする歓びの両立について
 7-2.自動運転の開発状況

8. フォーミュラカーの限界コントロール性向上手法について
 8-1.パッシブなキャンバコントロールとは
 8-2.最速走行シミュレーション結果

9.自動運転化が進む自動車のあるべき未来
 9-1.楽しい自動車に求められる運転モード

10.自動運転の取り組みの例
 10-1.日産自動車の「プロパイロット2.0 」)
 10-2.CASE、そしてベンツの自動運転の取り組み

11.自動車運動制御及び自動運転による走行安全性の向上、今後の展望
 11-1.新しいシャシー制御技術について
 11-2.コーナリング限界での横滑り制御システム
 11-3.外界センサーを用いた自動車の運動制御技術ついて
 11-4.外界情報フィードバックとシャシー制御の連動について
 11-5.自動運転~半自動運転について
 11-6.運転する喜びと自動運転の共存技術の考察
 11-7.外界センシングとシャシー制御による 限界コーナリングの制御システム
 11-8.⾃動運転システムのしくみと役割、⾃動運転の認知・判断のアルゴリズム
  11-9.⾼性能⾃動運転を可能にするシャシー制御との連動化の⽅向等
  11-10.⾃動運転等の今後の展望

キーワード
次世代自動車,自動運転,運動制御,先進運転支援システム,講演,セミナー,研修
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