⭐本セミナーでは、騒音源のメカニズムと対策について、流体音を中心に解説し、その他の音源に関しても基礎的な知見を紹介します。
⭐効率的に静粛設計や騒音対策を進めるためのプロセスを丁寧に解説します。
⭐応用事例として、講師が現役時代に手がけた機械装置の静粛設計や騒音対策の実例を、わかりやすく紹介します。

機械の静粛設計・騒音対策の基礎と応用事例【LIVE配信】
~騒音源の解析から静粛設計へ、実務で役立つアプローチ~

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:1/30~2/10(何度でも受講可能)】の視聴を希望される方は、こちらからお申し込み下さい。

セミナー概要
略称
機械騒音【WEBセミナー】
セミナーNo.
260186
開催日時
2026年01月29日(木) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
中央大学理工学部 共同研究員 工学博士 丸田 芳幸 氏

【専門】
静粛工学, 環境工学, 流体工学

【略歴】
・1979年4月 から 2010年9月 (株)荏原製作所 研究開発部門で製品の静粛化技術の開発
・1994年10月から1996年3月 東京工業大学精密工学研究所で客員助教授を兼務し、静粛
 工学の研究と教育
・1999年4月から2001年3月 日本機械学会 環境工学部門 部門長
・2002年4月から2020年3月 日本機械学会 フェロー (2021年4月から永年会員)
・2002年6月から2006年5月 日本騒音制御工学会 理事・編集委員長
・2016年10月から2024年5月 日本騒音制御工学会 研究分科会空力騒音分科会 主査
・2017年9月から2021年3月 日本大学理工学部 非常勤講師
・2021年4月から 中央大学理工学研究所 客員研究員 (2013年1月から理工学部共同研究員)
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。

※LIVE配信とアーカイブ配信(見逃し配信)両方の視聴を希望される場合
 お一人様につき、追加料金11,000円(税込)にてお申込みいただけます。
 メッセージ欄に「LIVEとアーカイブ両方視聴」と明記してください。

会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
・資料付(PDFデータでの配布)
 ※紙媒体での配布はございません。
 ※資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちら からミーティング用Zoomクライアントを
  ダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたに
  ついては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
  10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加
  ください。
講座の内容
受講対象・レベル
機械製造業やプラントエンジニアリング業で騒音関連業務に携わって2,3年の初級技術者
必要な予備知識
機械工学の基礎的なことを理解していること。
習得できる知識
機械騒音を静粛化する技術の基礎的な知識を得られ、製品である機械装置やプラントの騒音対策、低騒音化設計、静粛設計に活かす事が可能になる。
趣旨
 国内の機械工学関連の大学や高専で、機械騒音に関する講義や授業を行っている所は、少数です。本セミナーでは、騒音に関連する基礎的な知識を分かりやすく講義します。続いて、機械騒音を低減したり、静かにするための技術的な知見を講義します。機械騒音の静粛化や低減のためには、騒音発生源の対策と、騒音伝搬経路での対策の両方が必要ですが、伝搬経路での対策技術は多くの情報が公表されている一方で、発生源の対策には専門的な知見が必要なので公表例が少ないです。本セミナーでは騒音源のメカニズムと対策について、流体音を中心に解説し、その他の音源に関しても基礎的知見を紹介します。さらに、効率的に静粛設計・騒音対策を達成するためのプロセスを解説します。セミナーの後半では応用事例として、講師が現役時代に成し遂げてきた製品である機械装置の静粛設計や騒音対策の事例を分かりやすく解説して、前半で講義した基礎的な知見の理解に役立てて頂きます。
プログラム

1.    序 / 機械騒音の講義が少ない
  1-1.    機械と騒音の関係
  1-2.    振動は学んだが
  1-3.    騒音とは何か

2.    静粛設計・騒音対策の基礎
  2-1. 音響学と騒音の基礎
   (1)    音波のメカニズムと波動方程式 
   (2)    音の大きさ, 音速と周波数
   (3)    音波の特性
   (4)    音響エネルギーと音の流れ, 
   (5)    反射音と残響の影響
  2-2. 騒音の評価
   (1)    音と音波は違う
   (2)    人間の聴感
   (3)    騒音の評価・騒音レベル
   (4)    人間への影響
  2-3. 騒音の伝搬経路での低減
   (1)    距離減衰
   (2)    遮音・カバーと箱
   (3)    吸音と残響対策
   (4)    サイレンサー
  2-4. 騒音発生源のメカニズム
   (1) 振動放射音
   (2) 共振と共鳴
   (3) 流体音のメカニズム
   (4) 流体音の性質
   (5) 流体音の静粛化
   (6) 電磁音のメカニズムと低減方法
   (7) その他の騒音発生源
  2-5. 静粛設計
   (1)    製品静粛化のプロセス
   (2)    静粛化プロセスの事例
   (3)    統合設計に組み込む

3. 静粛設計・騒音対策の応用事例
  3-1. スクリュー圧縮機の静粛化
   (1)    対象機械の仕様と特徴
   (2)    従来機で発生していた騒音関連の状況
   (3)    静粛化で採用した技術
   (4)    静粛化の結果
  3-2. スクリューブロワの低騒音化
   (1)    対象機械の仕様と特徴
   (2)    従来機で発生していた騒音関連の状況
   (3)    騒音低減で採用した技術
   (4)    低騒音化の結果
  3-3. 冷却塔ファンケーシングの振動対策
   (1)    対象機械の仕様と特徴
   (2)    従来機で発生していた騒音関連の状況
   (3)    静粛化で採用した技術
   (4)    静粛化の結果
  3-4. 大形排水ポンプ場の異常振動の低減
   (1)    対象機械の仕様と特徴
   (2)    従来機で発生していた振動関連の状況
   (3)    静粛化で採用した技術
   (4)    振動低減の結果
  3-5. 給水ポンプ場の音質改善
   (1)    対象機械の仕様と特徴
   (2)    従来機で発生していた騒音関連の状況
   (3)    音質改善で採用した技術
   (4)    音質改善の結果
  3-6. 消音ボックス付き送風機の静粛化
   (1)    対象機械の仕様と特徴
   (2)    従来機で発生していた騒音関連の状況
   (3)    静粛化で採用した技術
   (4)    静粛化の結果
  3-7. 空調装置・配風ベーンの静粛化
   (1)    対象機械の仕様と特徴
   (2)    従来機で発生していた騒音関連の状況
   (3)    静粛化で採用した技術
   (4)    静粛化の結果

4. まとめ / 機械の静粛設計・騒音対策の要点
  4-1. 静粛設計・騒音対策の要点
  4-2. 騒音に関する技術力向上の方法
 

キーワード
騒音対策,振動,静粛設計,流体音,遮音,吸音,ノイズ対策,講演,セミナー,研修
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