材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践【アーカイブ配信】
~仕事に役立つ動的線形粘弾性の仕組みを伝授~

こちらは2/16実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。
【視聴期間:2/17~2/27】期間中何度でもご視聴いただけます。

セミナー概要
略称
レオロジー【アーカイブ配信】
セミナーNo.
260297A
配信開始日
2026年02月17日(火)
配信終了日
2026年02月27日(金)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
ソフトマターデザインラボ合同会社 佐々木 裕 氏
<元>東亞合成(株)名古屋クリエイシオR&Dセンター
<経歴>
1986年 北海道大学工学部合成化学工学科高分子化学専攻 修士課程修了
同年 東亞合成株式会社入社
1992-93年 米国 Rensselaer Polytechnic Institute にて Visiting Scientist
1996年 北海道大学地球環境科学研究院 博士課程修了
2024年 東亞合成株式会社退職
同年 ソフトマターデザインラボ合同会社設立 代表社員
<研究歴>
これまで四十年近く東亞合成㈱という化学系メーカーにて、光硬化型材料を端緒として各種の機能性高分子の研究開発に関わってきました。海外留学をきっかけとして発見したオキセタン樹脂という新規材料の工業化にも成功し、その実用化において、各種の分析・観察、レオロジー測定、シミュレーション等の多様な評価技術にも携わってきました。
それらの経験に基づき、粘着や接着等の複合的な機能と高分子物性との関連性についての研究にも注力してきました。近年は、基盤的な技術の確立につながるような基本的な事項に関する学会発表も行 っております。

<所属学会>
高分子学会、レオロジー学会

<主たる著作>
「UV硬化樹脂の開発動向と応用展開」(分筆)Science & Technology (2021)
「マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集」(分筆)技術情報協会 (2019)
「高分子材料シミュレーション ーOCTA活用事例集ー」(分筆)化学工業日報社 (2017)
「UV硬化プロセスの最適化」(分筆)Science & Technology (2008)
「LED革新のための最新技術と展望」(分筆)情報機構 (2008)
「高分子架橋と分解の新展開」(分筆)シーエム シー (2007)
“Photoinitiated Polymerization” (part), Ed. K.D. Belfield, J.V. Crivello, ACS Symposium Series 847(2003)
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名55,000円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
・3名以降は一人当たり定価の半額となります。
<※2名以上でお申込の場合は1名につき27,500円(税込)>
会員登録とは? ⇒ よくある質問
持参物
受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
備考
こちらは2/16に実施したWEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。
【視聴期間:2/17~2/27】
・セミナー資料は、配信開始日までにお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

・動画のURLはメールでお送りします。
講座の内容
習得できる知識
このセミナーでは、高分子材料の研究開発に役立つ以下に列記したような知識を、その仕組みから理解して使いこなせるようになることを目指します。

◎レオロジーの考え方を活かすということは?
 ・レオロジーとは
 ・材料開発とレオロジー
◎粘弾性って何?
 ・固体の定義
 ・緩和現象とは流れることでエネルギーを消費
◎動的粘弾性について
 ・動的な粘弾性の測り方の仕組みについて
 ・時間温度換算則とWLF理論を使いこなそう
◎無定形高分子の力学特性と粘弾性の関係について
 ・適切にレオロジーの測定ができていますか?
 ・測定データをどのように解釈する?注意する点は?
趣旨
 高機能・高性能な高分子材料の開発において、高分子材料の特性を評価することが必須です。高分子材料の硬軟や耐久性のような力学的な特性の評価には、レオロジー測定の有用性が広く知られています。本セミナーを通じてレオロジーや粘弾性測定についてのイメージを掴めば、実際の測定や解析に活かすことができるようになります。
 このセミナーでは、まずレオロジーという学問を簡単に紹介したのちに、粘弾性測定の重要性と基礎となる線形粘弾性理論について説明します。また、開発の場で多用されている動的線形粘弾性の原理をイメージしやすい図やアニメを用いた理解を目指します。さらに、なんとなく言葉だけは知っている「時間温度換算則」や「WLF理論」についてもその現象を直感的に理解ができるように解説します。最後に、これまでの知見を踏まえて高分子材料の粘弾性挙動について解説し、実際の材料を扱う際のポイントや解析手法について説明します。
プログラム

1.はじめに
 1-1 自己紹介
 1-2 本講座の進め方

2.知ってるつもりのレオロジーって?
 2-1 レオロジーとは?
 2-2 固体と液体のモデル
 2-3 物質のミクロなイメージ

3.線形粘弾性理論とは?
 3-1 線形応答とは
 3-2 マクスウェルモデルによる応力緩和の理解
 3-3 少しだけ実事象に近づけると

4.線形動的粘弾性について
 4-1 動的な刺激への応答
 4-2 粘弾性体の動的な応答
 4-3 粘弾性スペクトルについて

5.無定形高分子の粘弾性
 5-1 高分子とは?
 5-2 高分子の振る舞いの温度依存性
 5-3 高分子の緩和について

6.時間温度換算則とWLF理論
 6-1 時間換算則について
 6-2 WLF理論の意味と使い方
 6-3 シフトファクターの取り扱い

7.動的粘弾性測定のコツと開発への活かし方
 7-1 線形性の担保と開発での意味
 7-2 温度分散と周波数分散の使いこなし
 7-3 緩和現象を直感的に理解する

8.まとめ
 

スケジュール
昼食の休憩時間12:00~13:00を予定しております。
※進行によって、多少前後する可能性がございます。
※質問は随時チャット形式で受け付けます。また音声でも可能です。
キーワード
レオロジ,線形粘弾性,,動的粘弾性,測定,時間換算則,WLF理論,スペクトル,セミナー
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