非会員:
44,000円
(本体価格:40,000円)
会員:
41,800円
(本体価格:38,000円)
学生:
44,000円
(本体価格:40,000円)
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
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金属の電気抵抗は試料の長さに比例し、その断面積に反比例する。その時の比例定数が抵抗率と定義されている。従来はこの定義に則って、柱状の試料を作りその断面に対して一定電流を流し、別途作成した電圧電極間の電位勾配を測り、オームの法則から抵抗値を求めた。更に、上記の定義に基き抵抗率を算出していた。(4端子法)
そもそも抵抗率の定義が導かれた時代には、測定対象試料(=材料)は金属が中心で均一組成と考えられていた。しかし、現在では材料技術は飛躍的に進歩し、金属、プラスチック、セラミックスのみならず、それらを複合した材料(バルク体)や薄膜材料が日々開発されている。特に、電子材料の分野では、スマートフォン等の携帯端末の発展や自動車の電気化に伴い、リチウムイオン電池やプリンテッドエレクトロニクス材料等、急速な進歩を遂げている。
まず、研究開発者にとっては抵抗率を正しく測る事が重要であり、更にその次に各種材料の特性に合わせた測定方法やデータの解釈が必要となってきた。
本セミナーでは、基本的な測定方法について解説し、材料に合わせた応用例についても説明する。
1.抵抗と抵抗率
2.低抵抗領域の測定
3.テスターで測ると何故不安定なのか?
4.4端子法と2端子法
5.接触抵抗とは?
6.4探針法とは?
7.4探針法と4端子法の違い
8.シリコンウエハの抵抗率測定
9.表面抵抗率と体積抵抗率の使い分け
10.傷が付き易い試料の測り方
11.低抵抗薄膜の抵抗率測定
12.黒鉛バルク材の体積抵抗率測定
13.高抵抗領域の測定
14.2重リング法とは?
15.表面抵抗率と体積抵抗率の測り方は違うのか?
16.JIS K6911とは?
17.ガード電極は必要か?
18.温度や湿度で抵抗値が変わるのか?
19.印加電圧や測定時間はどのように決めるのか?
20.高抵抗薄膜の測定
21.中間領域の試料は定電流印加法と定電圧印加法のどちらで測るか?
22.粉体の抵抗はどうやって測るか?
23.フィルムの厚み方向の測定
24.高温や低温下での低抵抗測定は?