2025年08月26日(火)
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横浜国立大学 大学院工学研究院 システムの創生部門 准教授
太田 裕貴 氏
【学内経歴】
2018年4月-現在
専任 横浜国立大学大学院工学研究院システムの創生部門 准教授
2017年3月-2018年3月
専任 横浜国立大学大学院工学研究院システムの創生部門 特任教員(准教授)
2021年4月-現在
併任 横浜国立大学大学院先進実践学環 准教授
2018年4月-現在
併任 横浜国立大学理工学部機械・材料・海洋系学科 准教授
【学外略歴】
2018年10月-2022年3月
JST さきがけ研究員
2017年6月-2020年3月
産業技術総合研究所 外来研究員
2017年4月-2020年3月
大阪大学 招聘准教授
2016年8月-2017年3月
大阪大学 特任助教
2016年4月-2016年7月
カリフォルニア大学バークレー校 Project Scientist
2014年4月-2016年3月
カリフォルニア大学バークレー校
独立行政法人日本学術振興会海外特別研究員
2011年4月-2014年3月
東京女子医科大学 日本学術振興会特別研究員
2009年4月-2011年3月
慶應義塾大学 日本学術振興会特別研究員
2007年4月-2008年2月
キヤノン株式会社 総合職
【現在の研究内容】
液体金属、フレキシブル・ストレッチャブルエレクトロニクス
非会員: 39,600円(税込)
会員: 37,840円(税込)
学生: 39,600円(税込)
定 価 :1名につき 39,600円(税込)
会員価格:1名につき 37,840円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)
※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
アーカイブ配信について
視聴期間:【8/27~9/1】を予定しております。
※アーカイブは原則として編集は行いません。
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
※資料付
※講義中の録音・録画・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL
(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・柔軟・伸縮性エレクトロニクスの開発に関心のある技術者
・高効率な熱対策材料を探している電子機器・半導体関連企業の方
・ウェアラブル機器やロボットの新材料を検討中の研究開発担当者
・次世代モビリティや医療機器における新規機能材料を模索する企画・開発部門の方
本講演では、室温で液体状態を保つ金属材料が有する特異な物性――高い熱・電気伝導性、流動性、表面張力制御性、化学的安定性――に着目し、それらを基盤とした多様な応用可能性について概説する。液体金属は、その柔軟性と導電性を両立した希少な材料であり、これまで困難であった伸縮性配線や柔軟センサの構築、高発熱機器に対応する熱伝導部材の設計などに新たな設計自由度をもたらしている。
本講演では、これら液体金属の物理化学的特性や微細構造制御技術に加え、講演者が実施してきた応用研究――ストレッチャブルエレクトロニクス、ウェアラブルデバイス、マイクロ流体技術、熱インターフェース材料(TIM)開発など――を通じて、基礎から応用への接続を俯瞰的に紹介する。特に、材料科学・機械工学・電子デバイス工学といった複数分野の接点に位置する液体金属技術の横断的価値に注目し、産業界における技術実装の可能性と今後の展望についても議論する予定である。
従来材料では達成困難であった性能要求に対して、液体金属がいかに応答し得るかを具体的事例とともに提示することで、実用化に向けた新たな連携の可能性を探る内容となっている。
【第1部:液体金属の基礎と特性】
液体金属とは何か
・代表的な液体金属(Ga、EGaIn、Galinstanなど)
・基礎物性と電気的特性 (電気伝導性・表面張力・酸化皮膜)
・材料科学的特徴と他材料との比較
(固体金属、導電高分子、カーボン系材料)
・応用可能性の広がりとその背景
【第2部:液体金属を用いた柔軟・伸縮デバイス】
・柔軟エレクトロニクスと液体金属の親和性
・ストレッチャブル配線とそのパターニング加工方法
・液体金属を用いた柔軟・伸縮デバイス
【第3部:液体金属の特性を利用したフィルムと今後の展望】
・機械物性
・成膜加工方法
・放熱材料
・ガスバリア材料
・産業応用に向けた取り組み
□質疑応答□