水素脆化で困っている技術者へ

金属材料の水素分析手法、 水素脆化メカニズム、およびその抑制手法【WEBセミナー】
最新の研究、国際的な動向から考える水素脆化の抑制指針
金属材料中の水素分析方法の特徴・注意点、および水素脆化評価方法

セミナー概要
略称
水素脆化【WEBセミナー】
セミナーNo.
st251008
開催日時
2025年10月10日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
上智大学 理工学部 機能創造理工学科 教授
高井 健一 氏

【関連テーマにおけるこれまでの役職など】
 2005年~2007年 日本鉄鋼協会「材料中の水素状態分析法標準化の基盤構築フォーラム」主査
 2007年~2009年 日本鉄鋼協会「水素脆化研究の基盤構築フォーラム」主査
 2009年~2013年 日本鉄鋼協会「水素脆化研究の基盤構築研究会」座長
 2015年~2018年 日本鉄鋼協会「水素脆化の基本要因研究会」座長
 2019年~2021年 日本鉄鋼協会「水素脆化の基本要因研究会」鉄鋼研究プロジェクト 主査
 2022年~2024年 日本鉄鋼協会「水素脆化評価法に必須の要素技術の抽出研究会」主査
価格
非会員: 44,000円(税込)
会員: 42,020円(税込)
学生: 44,000円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 44,000円(税込)
会員価格:1名につき 42,020円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・録画・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
水素脆化問題で困っている企業の研究・開発者(自動車、材料メーカー、部品メーカー、化学プラント等)
習得できる知識
・金属と水素の物理化学的性質の基礎
・水素分析手法の種類と用い方
・遅れ破壊・水素脆化のメカニズム
・水素脆化を抑制するための考え方、方法
趣旨
 水素脆化とは水素と応力により材料が脆くなる現象であり、近年、水素脆化に対する知見が強く求められています。例えば、環境問題を背景に、輸送 機器の軽量化のため材料の高強度化が求められていますが、材料を高強度化するほど水素脆化感受性が高まり、突然の破壊が危惧されます。また、水素をエネルギーとする燃料電池システムは次世代エネルギーの主役として期待されていますが、燃料電池自動車のタンクや水素ステーションでは極めて過酷な水素環境で材料が使用される傾向にあり、安全性と信頼性の確立が急務といえます。
 本セミナーでは、金属と水素の物理化学的相互作用の基礎を平易に解説し、金属材料中の水素分析方法の特徴・注意点、および水素脆化評価方法について説明します。また、各種金属材料の水素脆性に関する過去および最新の研究、国際的な動向を理解し、その抑制手法の指針、そして水素脆化全般の基礎知識習得を目指します。
プログラム

1.金属と水素の物理化学的性質の基礎事項
 1.1 金属(bcc、fcc、hcp)中の水素の固溶
 1.2 金属表面での水素の吸着、侵入過程
 1.3 金属中の水素拡散
 1.4 金属中の水素トラップサイト
 
2.水素添加方法とその注意点
 
3.水素分析方法の特徴・注意点

 3.1 昇温脱離法
 3.2 水素可視化方法
 
4.水素脆化評価方法
 
5.水素脆化破壊の特徴
 
6.水素脆化メカニズム

 6.1 内圧説
 6.2 格子脆化説
 6.3 局部変形助長説
 6.4 空孔凝集説
 
7.金属中の水素存在状態と脆化メカニズム解明へ向けた最近の研究
 
8.水素脆化メカニズムに立脚した水素脆化抑制指針

□ 質疑応答 □

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