開発におけるフレームワーク有効活用【WEBセミナー】
~製品開発プロセスの時間短縮,論理的業務推進~

セミナー概要
略称
フレームワーク有効活用【WEBセミナー】
セミナーNo.
tr250708
開催日時
2025年07月29日(火) 10:30~16:30
主催
(株)トリケップス
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
神上コーポレーション株式会社 顧問 / 構造アナリスト 平池 学 氏
<講師紹介> 
元 株式会社テクノプロ テクノプロデザイン社 札幌サテライト代表技術者 / 
元 日本ピーマック株式会社 技術部 主任

☆建築衛生設備(ビル用エアコン)から携帯電話,工場生産設備の設計を行っていた。特に携帯電話の設計についてはガラケー~スマホ・タブレットの開発全般に関わり、その中で強度解析(CAE)について多くの知見を得た。

【神上コーポレーション】…IoT開発リスクへジャー 開発体制のリスク診断を実施しています(無料)。5ゲン主義に基づく設計&指導。材料から構造設計&指導(化学⇔機構の融合)。
価格
非会員: 53,900円(税込)
会員: 53,900円(税込)
学生: 53,900円(税込)
価格関連備考
お1人様受講の場合 53,900円[税込]/1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)

※4名以上お申し込みの場合は、ご連絡ください。
備考
★本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。

★インターネット経由でのライブ中継のため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
講座の内容
趣旨
 製品開発業務では様々な「迷い」「混乱」「困りごと」「無知」「認識不足」が起こり、私たち強いてはプロジェクトチームを苦しめます。自分だけでは解決不可能な「困りごと」もしばしばあります。仕事は、ひとりでやれるものではありません。多くの仲間が協力することで課題を解決し、次のステージへ進められるのです。そこで、「考え方を整理する(思考の強化)」「仕事の進め方を整理する(作業時間短縮)」「みんなで共通の目標を持って進める(共通認識の形成)」などのルールや手順を定めた「フレームワーク」が役立ちます。仕事の進め方が上手な人、経験を積んでいるベテランさんは、意識的/無意識関わらずフレームワークを有効に利用して、周囲との意思疎通を柔軟にし、開発をぐいぐい進めていきます。
 今回、開発現場・製造現場に特化し、開発プロセスの流れに沿って主要なフレームワークと活用シーン例を一緒に確認し、業務に取り入れるヒントを探していきたいと思います。 みなさんの仕事の合理化・効率化に役立てれば幸いです。
プログラム

 1 開発プロセス~モノづくりの流れ~
  1.1 そもそも開発プロセスとは…全員が同じ方向へ!
  1.2 意思決定の道筋を立てる…DRの重要性
  1.3 問題の解決方法は1つじゃない!
  1.4 新しいプロセスを使う…フロントローディング、デジタルツイン
  1.5 既存の枠組み(フレームワーク)を利用してプロセス推進!

 2 事業検討~新しい製品・サービスの概念創造~
  2.1 ブレインストーミング…求められるモノとは
  2.2 3C分析/4P分析…モノの価値,市場の要求を考える
  2.3 Need/Wantマトリクス…市場の要求を見極める

 3 商品企画~新商品の企画検討~
  3.1 目標設定…終着点をハッキリと定める
  3.2 ロードマップ…モノづくりの流れを共有する
  3.3 As is / To be…現状と理想の差を確認する
  3.4 スキーム図…図示化で共通の理解を高める
  3.5 SCM…材料調達から販売までを最適化

 4 構想~実現の作業着手~
  4.1 QCD…モノの品質、値段、調達を意識する
  4.2 三現主義/五ゲン主義…今までの課題を振り返る
  4.3 SECIモデル…「個人の知」を「全体の知」に変え品質向上
  4.4 FTA / FMEA…課題の対策手段と未然防止手段
  4.5 意思決定マトリクス…アイデアを客観的に検証する
  4.6 標準化/共通化/単純化…同じ部品,同じ構造で安定した品質へ
  4.7 ユニット/プラットフォーム…同じ部品群でスピードと安定性を向上
  4.8 PERT図…各ステージの日程を管理する

 5 設計~モノづくりの開始~
  5.1 QC7つ道具/新QC7つ道具…改善内容の把握手法
  5.2 シックスシグマ①…設計精度を見極める
  5.3 グラフ化①…情報を視覚化して理解を深める
  5.4 パレート図…達成度を視覚的に認識・共有する
  5.5 PLC…製品寿命に適した部品・加工か判断
  5.6 PDM / BOM…情報管理を一元化して取りこぼし回避

 6 試作~モノを具体化する~
  6.1 シックスシグマ②…出来上がったモノはどこが違うか
  6.2 グラフ化②…課題を視覚化して認識・対策する
  6.3 ロジックツリー…課題発生の経緯を深掘りする
  6.4 関連図法…課題の因果関係を探る
  6.5 なぜなぜ分析…課題の発生原因を追究する
  6.6 系統図…目的と手段の関連性を明確化
  6.7 マトリックス図法…要素同士の関連性を探る
  6.8 ペイオフマトリクス…要求と難易度を整理して実現性を探る
  6.9 PDCA…改善サイクルを継続して回し続ける

 7 量産 / 製造~マスプロダクトへの移行~
  7.1 特性要因図…量産の安定を阻害するものを探す
  7.2 ヒストグラム…生産のバラツキ度合いを確認する
  7.3 管理図…異常状態の原因を究明する
  7.4 工程能力指数…モノの出来上がりを数値化して判断する
  7.5 回帰分析…モノの出来上がりの傾向を知るでスピードと安定性を向上

 8 開発後~量産開始後にも必要なコト~
  8.1 4M変更…量産時のトラブル予防・対策・解消
  8.2 KPT/YWT…業務の良い点・改善すべき点を振り返る
  8.3 ノウハウ・ナレッジ…手にした知見を全員で共有する
  8.4 業務の棚卸しと改善…業務内容を見える化して効率改善

 9 プロセスを横断して使うフレームワーク~普段から意識すること~
  9.1 5S…仕事のしやすい環境を維持する
  9.2 ムリ・ムダ・ムラ…業務を停滞させる原因を探り排除する
  9.3 ECRS~業務内容の重要度を整理して削除する
  9.4 ホウレンソウ・カクレンボウ…チーム運営の円滑化を目指して
  9.5 5W1H…円滑なコミュニケーションのために

 10 まとめ
  10.1 枠組みを作るだけ・使うだけではダメ
  10.2 何度も繰り返すことが必要
  10.3 みんなで協力、みんなで実施
  10.4 さらに仕事がやりやすくなるために
  10.5 仕事の進め方の改善手段
  10.6 1つの方法にとらわれない
  10.7 考えているだけでは改善しない
  10.8 みなが1つになること

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