・ポストスマートフォンとして急速に開発が進むウエアラブルデバイス。大手IT企業からベンチャー企業に至るまで、近年のコンピューティング技術の革新が可能にした規模・国境を越えた研究開発の潮流。
・通信・入力・電源などの要素技術から端末開発、期待される応用技術の各研究事例、さらにウエアラブル利用によって危惧されるセキュリティ問題についてまで詳説。
・これからのウエアラブル技術研究を進める上で手元に置きたい一冊。

ウエアラブル・エレクトロニクス
~通信・入力・電源・センサから材料開発、応用事例、セキュリティまで~

商品概要
個数

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略称
ウエアラブル・エレクトロニクス
商品No
bk3256
発刊日
2014年06月30日(月)
ISBN
978-4-86043-405-2
体裁
B5版 約200頁
価格
41,800円 (本体価格:38,000円)
送料
当社負担(国内)
発行
(株)エヌ・ティー・エス
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
著者
 板生  清  特定非営利活動法人ウェアラブル環境情報ネット推進機構
              理事長/東京大学名誉教授
 秋田 純一  金沢大学理工学域電子情報学類 教授
 鈴木真ノ介  小山工業高等専門学校電気電子創造工学科 准教授
 岩崎 久雄  芝浦工業大学システム理工学部 教授
 高橋 秀也  大阪市立大学大学院工学研究科 教授
 三木 則尚  慶應義塾大学理工学部 准教授
 保坂  寛  東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
 山本 綱之  山口大学大学院理工学研究科 助教
 名和 成明  トッパン・フォームズ株式会社中央研究所
            次世代商品研究開発部PE応用開発グループ マネージャー
 逸見 幸伸  オムロン株式会社コネクタ事業部先端デバイス PJ 課長
 寺西 宏真  オムロン株式会社コネクタ事業部先端デバイス PJ 開発係長
 庭山 雅嗣  静岡大学大学院工学研究科 准教授
 飛田 博章  株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 リサーチャー
 山田 光穗  東海大学情報通信学部 教授
 野嶋 琢也  電気通信大学大学院情報システム学研究科 准教授
 中嶋 信生  電気通信大学産学官連携センター 特任教授
 仲吉 信人  東京理科大学理工学部 講師/東京工業大学大学院理工学研究科 特任助教
 張  力峰  九州工業大学大学院工学研究院 准教授
 芹川 聖一  九州工業大学大学院工学研究院 教授
 豊浦 正広  山梨大学大学院医学工学総合研究部 助教
 柏木 賢治  山梨大学大学院医学工学総合研究部 准教授
 茅  暁陽  山梨大学大学院医学工学総合研究部 教授
 本多 慶大  関西学院大学大学院理工学研究科
 工藤  卓  関西学院大学大学院理工学研究科 教授
 唐山 英明  富山県立大学工学部 准教授
 竹川 佳成  公立はこだて未来大学システム情報科学部 准教授
 黒田 知宏  京都大学医学部附属病院 教授/医療情報企画部長/病院長補佐
 越前  功  国立情報学研究所コンテンツ科学研究系 教授
 坂下 哲也  一般財団法人日本情報経済社会推進協会電子情報利活用研究部 部長
 
書籍の内容
序論 離陸し始めたウエアラブルデバイス
1.ウエアラブルコンピュータの誕生
2.ウエアラブルセンサネットワークの置かれた位置
3.スマートフォンからウエアラブルへの進化
4.パーソナルサービスの展開
5.心地よさなどの物理空間の持ち歩き(環境ウエアラブル)
6.むすび


各論 ウエアラブルデバイス・システム研究最前線

第1章 要素技術

(1)通信路確保および電源供給可能なウエアラブルネットワーク
1.はじめに
2.導電性布地と導電性衣服
3.能動的電源制御型TextileNet
4.直流電力小振幅重畳型TextileNet
5.まとめ
(2)超音波と電界を用いたウエアラブルデバイス用ハイブリッド通信
1.はじめに
2.ハイブリッド通信の原理・特徴
3.ハイブリッド通信に関する模擬実験
4.まとめと今後の課題
(3)ボディ・エリア・ネットワークに向けた指装着型低姿勢デュアルバンドウエアラブルアンテナ
1.まえがき
2.指輪型ダブルリングアンテナ
3.アンテナを指部に挿入した場合の検討
4.他の指の影響の検討
5.VSWR特性の解析値および測定値の比較
6.むすび

第2節 入力技術
(1)ウエアラブルコンピュータ用布タッチパッド
1.はじめに
2.布圧力センサアレイ
3.指と布の間の静電容量を利用した布タッチパッド
(2)色素増感素子を用いた透過式ウエアラブル視線検出システム
1.はじめに
2.色素増感素子を用いた瞳位置検出
3.開発した視線検出システムを用いたアプリケーション
4.おわりに

第3節 電源技術
(1)ジャイロ型振動発電機
1.はじめに
2.振動発電の出力増大法
3.ジャイロ効果
4.ジャイロ効果を使った発電機
5.ダイナビー型ジャイロ発電機
6.自己起動
7.結 言
(2)電磁波を利用する環境発電とRF-DC変換回路
1.はじめに
2.無線電力伝送とRF-DC変換回路
3.環境発電のためのRF-DC変換回路
4.無線LAN電波を利用する環境発電
5.まとめ

第4節 材料開発
(1)筐体ダイレクト印刷配線技術
1.はじめに
2.キー・テクノロジー
3.耐環境性能(信頼性)
4.アプリケーション
(2)電鋳技術をコネクタに適用した信頼性・特性向上を伴う小型化
1.はじめに-自社保有の電鋳技術に着目
2.オムロン電鋳技術の特長
3.携帯電話からウエアラブル機器への進化と課題
4.超小型バッテリー接続用コネクタ-電鋳技術を活用した商品開発例①
5.電鋳プローブピンの開発-電鋳技術を活用した商品開発例②
6.今後の電鋳技術の展開拡大について

第5節 センサ-指先装着型小型血液動態センサ-
1.はじめに
2.指先装着型小型血液動態センサの開発
3.理論解析
4.実測結果および考察
5.おわりに


第2章 装着部に特化する端末形態-スマートウィッグ:見た目と機能を拡張するウエアラブルデバイス-
1.はじめに
2.ウエアラブルコンピューティングとウィッグ
3.スマートウィッグ
4.センシングウィッグ
5.ナビゲーションウィッグ
6.プレゼンテーションウィッグ
7.考 察
8.まとめ


第3章 ウエアラブル利用による技術展開の可能性

第1節 行動測定-可搬型眼球運動測定装置による人の行動測定-
1.はじめに
2.眼球運動の種類
3.主な眼球運動の測定法
4.可搬型眼球運動測定装置の構成
5.歩行時における眼球運動取得実験
6.眼球運動による思い出支援
7.おわりに

第2節 携帯端末との連携
(1)振動による目的地方向・距離などを通知するソフト
1.はじめに
2.携帯端末と振動触覚ナビゲーション
3.STRAVIGATION
4.観光支援アプリケーション
5.おわりに
(2)ウエアラブル機器と位置検出機能を組み合わせた携帯端末の可能性
1.マンナビゲーション
2.ウエアラブル機器の問題点
3.表示インタフェース改善の工夫
4.屋内測位技術
5.今後の課題

第3節 熱ストレスと生理モニタリング-人体装着型熱環境・生理応答計測システム-
1.はじめに
2.人体装着型熱環境・生理応答計測システム
3.おわりに

第4節 障がい者・行動支援
(1)どこでも貼付可能なフィルム状スイッチ
1.はじめに
2.提案スイッチの原理と構成
3.製品化への課題
4.応用事例
5.まとめ
(2)片眼失明者のための距離情報の獲得と提示
1.はじめに
2.関連研究
3.片眼鏡の実現手法
4.実 験
5.まとめ

第5節 脳波利用
(1)ウエアラブル脳波計とスマートフォンで構成した脳波遠隔計測システム
1.脳波の利用
2.脳波遠隔計測
3.汎用機器を利用する脳波遠隔計測
4.脳波遠隔計測の実際
5.汎用的な部品を使った脳波遠隔計測が示すもの
(2)脳波とライフログ研究の融合
1.はじめに
2.脳波とライフログ研究
3.事象関連電位・P300
4.脳波と運動アーティファクト
5.屋外脳波計測とその解析
6.ブレインライフログシステム
7.集団脳波計測とその応用可能性
8.まとめ

第6節期待される利用場面
(1)アート・エンタテインメント分野
1.はじめに
2.ステージパフォーマンス支援
3.イベント支援
4.スポーツ支援
5.まとめ
(2)医療分野
1.医療分野における情報化の進展
2.ユビキタス医療情報システムへの道
3.ウエアラブルデバイスのある未来の医療環境
4.情報化医療の未来-まとめに代えて

第4章 セキュリティ

第1節 カメラの写り込みによるプライバシー侵害防止技術
1.はじめに
2.従来手法
3.顔検出
4.光の反射・吸収特性を利用した撮影画像からの顔検出防止手法
5.プライバシーバイザーの実装
6.評価実験
7.おわりに

第2節 ウエアラブルコンピュータと個人情報
1.はじめに
2.ウエアラブルデバイスを巡る状況
3.Google Glassの利用ガイドラインから見るルールのあり方
4.個人を中心に据えた国際的な制度の動向
5.ウエアラブルコンピュータの普及に向けて
 
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