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江東区産業会館 第2会議室⇒タイム24ビル 18F 183研修室

アンメットニーズを踏まえた疼痛治療薬における評価の実際と望まれる新薬像
医療保険制度と疼痛治療。日本の制度と他国の制度の違いとは?

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セミナー概要
略称
疼痛
セミナーNo.
170140
開催日時
2017年01月24日(火) 13:00~18:00
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
タイム24ビル 18F 183研修室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
備考
資料付き
講座の内容
趣旨
 
プログラム

【第一部】13:00~14:30
「疼痛治療薬の市場動向とアンメットニーズ」

 慢性的な痛みに苦しんでいる人は国内で2700万人と言われているが、その中で治療を受けていない人は25%にも上ると言われている。しかしながら近年ではいくつかの作用機序が違う新しい治療薬が上市され痛みの治療に大きなかつ多角的な変化をもたらした。各診療科の医師が多角的な治療を行える反面、いくつかの現在の疼痛治療における課題が見えてくる。
本当に正しい痛みの治療は行われているのか、痛みの専門医とは?難治性の慢性疼痛にはどのような薬剤が処方されているのか?オピオイドの使い方や治療のゴールはどこにあるのか?今までのマーケティングリサーチを通じて疼痛治療における患者視点を含めたアンメットニーズを整理し議論したい。
​【習得できる知識】
・疼痛領域における市場と解決すべき課題
・新製品導入時のマーケティングリサーチ​

 1.はじめに
  1-1 疼痛に関する市場の定義と疫学的視点
  1-2 メインの疾患と患者数概要
 
 2.疼痛市場の主な薬剤と売上
  2-1 内科的な治療で主に使用されている薬剤
 
 3.疼痛と疼痛治療薬の市場について
  3-1 医師が感じる疼痛治療の課題
  3-2 疼痛治療のゴールとは
  3-3 鎮痛効果をどのように表すか
  3-4 疼痛の種類
   ~特に現在注目されている神経障害性疼痛について
 
 4.疼痛患者の視点から
  4-1.疼痛患者の受診行動
  4-2.選択する診療科の関与度
  4-3. 痛みに関する患者調査
 
 5.疼痛治療薬
  5-1.現在の薬剤の課題
  5-2. ペインマネージメントについて
   ~関与する診療科と痛みの理解度
   ~チーム医療の必要性
 
 6.疼痛治療におけるオピオイドの使い方と課題
  6-1. 医師の視点から
  6-2.患者の視点から
 
 7.疼痛治療薬の将来動向
  ~開発品を含めて
 
 8.新製品の導入のためのマーケティングリサーチのポイント

 【質疑応答・名刺交換】

【第2部】14:45~15:45
「疼痛薬開発のための痛みの測定及び評価法」

慢性疼痛の評価は非常に難しい。したがって、様々なアプローチがある。それらを紹介する。

 1.はじめに
 
 2.痛みの強さの測定法
  2.1 主観的測定法
   ・視覚的評価スケール(visual analogue scale: VAS)
   ・数値的評価スケール(numerical rating scale: NRS)
   ・語句評価スケール(verbal rating scale: VRS )
   ・表情評価スケール(face rating scale: FRS)
   ・痛み緩和スケール(pain relief scale: PRS)
  2.2 客観的測定法
   ・知覚・痛覚定量分析装置
 
 3.痛みの質問票
  ・Pain DETECT Questionnaire (PDQ)
  ・Neuropathic Pain Symptom Inventory (NPSI)
  ・Neuropathic Pain Scale (NPS)
  ・マギル痛み質問票(McGill Pain Questionnaire: MPQ)
  ・Short-form McGill Pain Questionnaire (SF-MPQ)
  ・Brief scale for psychiatric problems in orthopaedic patients (BS-POP)
  ・Pain Disability Assessment Scale (PDAS)
  ・Brief Pain Inventory (BPI)
  ・Pain Catastrophizing Scale (PCS)
  ・the Hospital Anxiety and Depression Scale (HADS)
  ・自己評価うつ尺度(self-rating depression scale: SDS)
  ・MOS 36-Item Short-Form Health Survey (SF-36)
  ・Minnesota Multiphasic Personality Inventory (MMPI)
  ・S-T 不安調査票(state-trait anxiety inventory: STAI
 
 4.痛みの電気生理学的検査
  4.1神経伝導検査
   ・運動神経伝導速度
   ・感覚神経伝導速度
  4.2筋電図検査
  4.3知覚電流閾値測定装置(ニューロメータ)
 
 5.痛みの機序を薬理学的に推定する方法

  ・ドラッグチャレンジテスト
 
​ 6.自律神経系テスト
  ・サーモグラフィー
  ・定量的軸索反射性発汗試験(QSART)
 
​ 7.痛みの脳画像診断
  ・fMRI
  ・PET
 【質疑応答・名刺交換】

【第3部】16:00~18:00
「整形外科医の立場から求める疼痛治療薬の薬剤プロファイル」

  運動器慢性疼痛疾患の治療は、多くの薬剤が欧米にかなり遅れたが、昨年来承認されたことにより、一気に日本でも進んできた。
  演者は疼痛治療の基礎的な研究及び米国での留学経験から日本でも運動器慢性疼痛の治療体系が変化すると考えている。

 1.年齢構成の変化と共に鎮痛剤のニーズは変わってきている。
 
​ 2.侵害受容性疼痛 神経障害性疼痛に加えて、今 注目される 中枢機能障害性疼痛・機能性疼痛
   ・線維筋痛症
   ・変形性関節症
   ・難治性腰痛
   ・神経障害性疼痛
   ・外傷後疼痛
   ・機能性不随意運動
   ・ワクチン後の痛み
   ・手術後の痛みなど医療行為や第三者行為による痛み
   ・賠償・補償と痛み
 
 3. ICD-11 術後慢性疼痛・外傷後慢性疼痛 
   Chronic postsurgical or post traumatic pain など 新しく加わった分類
 
 4.鎮痛補助薬しか無かった時代から、リリカ(プレガバリン)、
   オピオイド(フェンタニール、トラマドールレペタンパッチ)など欧米で
   認可されている薬剤が認可された後の日本の治療の将来。
 
 5.医療保険制度と疼痛治療。日本の制度と他国の制度の違い。
 
 6.リリカを使った実際の疼痛治療
 
 7.オピオイドを使う際の注意。
 
 8.フェンタニール、トラマドール、ブプレノルフィンの使い分け。
 
​ 9.求める疼痛治療薬のプロファイル

​ 【質疑応答・名刺交換】

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