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大手モバイル3キャリアがスマートフォン・ブロードバンドのバンドルサービスを開始し、数か月が経過する。各社の料金戦略とバンドル販売の進捗状況から、2015年のキャリア事業戦略を考察する。端末(iPhoneとAndroid)、ネットワーク(LTE)、バンドルサービスなど2015年のモバイルキャリアはサービスの差別化がこれまで以上に困難になってきた。当面は囲い込み戦略により収益環境は安定するが、中長期的な成長を求める場合には、モバイルネットワークを活用した新領域のサービス、若しくは新たな事業パートナーとの提携などが不可欠となる。囲い込み戦略の実効性と、新領域でのパートナー戦略など、短期・中長期の両方の視点から通信キャリアの戦略を予想する。
1.光コラボの進捗 -NTTの視点、ドコモの視点、パートナー事業者の視点
(1)NTT : 次のステップに移行するために
光コラボ事業モデルの成功が必要
(2)ドコモ : スロースタートのドコモ光
この段階で固定系ブロードバンドサービスを軸にした
シェア奪還は有効か
(3)KDDI : 先行したバンドル販売の成功はサービスインの
タイミングにあった今は次を見据えた成長戦略を練るフェーズに
(4)Softbank : 海外事業をサポートするためにも国内事業で
大きな失敗が許されない局面に
2.SIMロック解除後の業界勢力図
(1)SIMロック解除の使い勝手、解除するインセンティブ
(2)SIMロック解除でMVNO拡大は再加速するか
3.通信事業者とIoT&新領域事業
(1)ドコモ、KDDI、Softbankそれぞれ異なった新領域の事業戦略
(2)OTT事業者と通信事業者の関係
(3)2016年4月 電力自由化とビジネスチャンス
4.2020年に向けたネットワークのアップグレードと新サービス
(1)5G実現への取り組み
(2)ネットワーク上で実現するサービスは
5.通信事業者にキャリアフリー新サービスは実現できるか
(1)回線契約との紐付けビジネスから脱却できるのか
(2)ブランドの再構築、新規立ち上げなど発想の転換が求められる
(3)アップルSIMの衝撃
6.質疑応答/名刺交換