理論を知り、実践的な知識・ノウハウを学ぼう!
分散安定化するための基本的な考え方から粒子・分散剤・溶剤の組み合わせ方や分散機の種類、開発動向まで

実用系での微粒子分散の理論と実際 教えます ~「良い分散系」の設計指針~
分散の基礎から溶解性評価、溶媒・分散剤の選定と調整まで

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セミナー概要
略称
微粒子分散
セミナーNo.
st140814
開催日時
2014年08月26日(火) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4階 研修室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
昼食・資料付
講座の内容
趣旨
 粒子分散系は、導電剤、電池、セラミックス、機能性コーティング、塗料、インキ、など様々な分野で利用されているが、「ポテポテで流動性が無い。」、「うまく塗れない。」、「時間が経つと凝集したり、粘度が増加したりする。」、「粒子そのものは小さいはずだが、スラリー中でなかなか小さくできない。」などの問題に直面するケースが多い。
 本講座では、上記の諸問題を解決するために必要となる、粒子を分散安定化するための基本的な考え方、粒子と分散剤(高分子)と溶剤の最適な組み合わせ方、親和性を定量的に考えるための評価尺度、分散剤の作用機構・最近の開発動向と配合量の決め方、分散機の種類と最近の開発動向などを平易に解説する。
プログラム
1.粒子分散の基本的な考え方
 1.1 粒子分散とは一次粒子の凝集体(二次粒子)を解凝集する工程である。
 1.2 粒子分散の単位過程 ~ぬれ、機械的解砕、分散安定化~
 1.3 主要成分(粒子、分散剤や樹脂、溶剤)の親和性はどうあるべきか
 1.4 粒子の分散状態や分散安定性と粒子分散系の性質
  1.4.1 流動性 〜フロキュレーションとレオロジー〜
  1.4.2 光学的性質
  1.4.3 異種粒子を混合したときに生じる問題
 1.5 粒子分散の評価法
 
2.分散プロセス概論
 2.1 分散機の種類と特徴
  2.1.1 高粘度用分散機
  2.1.2 低粘度用分散機
 2.2 バッチ分散、パス分散と循環分散
 2.3 ナノサイズ分散
  2.3.1 ナノサイズ分散機の特徴
  2.3.2 異種分散方式の組み合わせ
 2.4 過分散 ~異常粘度や粒子物性の変化~
 
3.溶剤系における粒子分散の実際
 3.1 溶剤、粒子の表面張力とぬれ性 ~だから溶剤系はぬれを意識しなくてもよい~
 3.2 粒子、分散剤や樹脂の酸塩基性の評価法
  3.2.1 非水電位差滴定法
  3.2.2 等電点と等酸点
 3.3 バインダー樹脂で分散する ~酸塩基変性による分散用樹脂の調製~
 3.4 溶剤選択
  3.4.1 溶解性パラメーター
  3.4.2 溶剤や樹脂のルイス酸塩基性度 ~Gutmannのドニシティとアクセプターナンバー~
 
4.水性系における粒子分散の実際
 4.1 水の溶剤としての特異性
 4.2 水性系での疎水性粉体の分散ではぬれのプロセスが重要
  4.2.1 粒子の親水‐疎水性度とぬれ
  4.2.2 粒子の乾燥凝集状態とぬれ ~ガス吸着を用いた凝集隙間の評価~
 4.3 水性系における安定化の考え方と事例
  4.3.1 DLVO理論のエッセンスと実用分散系に適用する際のチェック項目
  4.3.2 疎水性相互作用による樹脂吸着
 4.4 ぬれと安定化を両立する粒子表面の最適親水性度
 4.5 共存有機溶剤の影響
 
5.分散剤の活用
 5.1 分散剤の分子構造 ~アンカー部と溶媒和部~
 5.2 分散剤の評価とマッピング
 5.3 最近の高分子量顔料分散剤の開発動向 ~精密重合法を活用した分散剤~
 5.4 分散配合、分散剤配合量の決め方

□ 質疑応答 □
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