食品の香気成分を分析する際に必要な考え方、前処理技術、測定時の注意点、分析のコツ等、演者の豊富な経験をベースに詳しく解説すると共に、ますます高感度化する最新の【におい】数値化手法を紹介します

食品フレーバーの機器分析
GCテクニック(前処理,測定ポイント)・最新分析手法・官能評価との相関

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セミナー概要
略称
食品フレーバー
セミナーNo.
td141104
開催日時
2014年11月28日(金) 10:20~17:30
主催
(株)テックデザイン
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  30,535円 (本体価格:27,759円)
会員:  30,535円 (本体価格:27,759円)
学生:  30,535円 (本体価格:27,759円)
備考
テキスト付
講座の内容
プログラム

■第1部 実践的な食品香気成分の分析法 (4.0h)

Ⅰ.分析は目的をしっかり定めてから
 1.ターゲット成分(分析・検討対象)を探すには
 2.ターゲット成分が分かっているとき  
 3.サンプル間の違いを探す網羅的分析がしたい

Ⅱ.分析の前に前処理が必要
 1.溶液サンプルからの揮発性成分の抽出  
 2.ヘッドスペースガスからの目的成分の抽出
 3.液性を変化させて対象外成分を除く  
 4.液体クロマトグラフィー等による事前精製

Ⅲ.やっと分析ができる。でも・・・
 1.GCによる定性分析  
 2.GCによる定量分析

Ⅳ.複雑な混合物の時には工夫が必要
 1.多次元GC分析による目的成分同定  
 2.エクセルによる「着目成分」の拾い出し
【講演概要】本講座では、食品香気成分の分析化学的な評価方法について、演者のこれまでの研究や経験に基づいて、分析に対する考え方、前処理方法、測定における注意点などを、基礎から応用まで、コツ等も含めて講義をし、効果的な分析に資する情報を提供する。また、講演後には、聴講者からの具体的な質疑に対しても回答する。

■第2部 においの数値化における最新分析ソリューション (2.0h)

Ⅰ.フラッシュGCノーズによる食品のにおい分析手法
 1.高速分離・高感度検出の原理     
 2.複合臭のパターン分析手法とそのアウトプット法
 3.保持指標&においライブラリによる化合物検索とにおいの記述

Ⅱ.におい嗅ぎシステムの有効活用

Ⅲ.食品分野での応用例を官能評価手法を交えて紹介
 1.商品開発での適用          
 2.日常の品質管理での適用        
 3.異臭品の分析 
 4.ソフトイオン化質量分析計による食品を口にしたときのフレーバーリリース分析の試み
【講演概要】高感度・高速分離分析技術とケモメトリックス手法を組み合わせてにおいを複合的なパターンとして解析し、さらに最新の保持指標&におい記述ライブラリを用いて、試料間の違いに影響する化合物の推定、およびにおい特徴の表現を行う手法について主に紹介する。この技術は、食品の新商品開発におけるベンチマーキングやマッピングなど、視覚的に試料間の差を示す手段として採用がはじまり、最近では異臭に関する迅速なスクリーニングとしての用途にも展開されている。
それらの適用事例、および既存のGC/MSやにおい嗅ぎシステムとの併用によるメリットを明らかにする。そして、感覚とより密接したにおい情報を得るためのリアルタイム質量分析計を利用したフレーバーリリース分析について提案する。更には、においの数値化に欠かせない官能評価についてもその統計手法を含めて紹介する。
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