ー各パラメータの意味とデータの読み方、併用薬による毒性発現機作とは?ー

薬物動態の基礎と活用(2日間講座)【LIVE配信】
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セミナー概要
略称
薬物動態【WEBセミナー】
セミナーNo.
200662
開催日時
2021年01月28日(木) 13:00~16:30
2021年01月29日(金) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  33,000円 (本体価格:30,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で44,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、33,000円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計44,000円(2人目無料)です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
20名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付
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2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたに
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3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
  10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加
  ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
習得できる知識
・薬の吸収、分布、代謝、排泄、相互作用の基礎が理解できる。
・薬物動態速度論の各パラメータの意味を明確に理解できる。
・薬物の血漿タンパクとの結合が薬効・毒性発現に与える影響を理解できる。
・副作用発現の事例から、その発現機作、薬物相互作用を理解できる。
・薬物に起因した肝毒性、ホスホリピドーシスを理解できる。
趣旨
(1) 薬物動態の変動要因:
薬物の吸収、分布、代謝、排泄、相互作用の基本を説明し、薬物の生体内動態に影響を与える要因の全体像を解説する。
(2 )薬物動態の解析:
コンパートメントモデルを用いた薬物動態速度論の各パラメータを知り、その意味を理解し、グラフを描き、練習問題を解くことにより、薬物動態データの読み方を解説する。さらに、非線形モデルを含むその他の薬物速度論についても解説する。
(3) 薬物動態の活用:
・新薬開発において血漿タンパクとの結合が薬物の薬効・毒性に与える影響・考え方を解説する。
・薬物動態の基礎知識を修得したうえで、薬の毒性発現メカニズム、特に代謝的活性化、薬物相互作用に起因した毒性発現機作を解説する。さらに、薬物に起因した肝毒性、ホスホリピドーシスについて解説する。
プログラム
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≪1日目≫ 1月28日 13:00~16:30
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 1.薬物体内動態
  1)薬物の生体膜通過
   1-1 単純拡散
   1-2 能動輸送
   1-3 促進拡散
   1-4 膜動輸送
  2)吸収
   2-1 小腸
   2-2 リンパ管系
   2-3 口腔、その他
   2-4 影響因子
   2-5 Caco2及び iPS細胞由来小腸上皮細胞
  3)分布
   3-1 薬物分布に影響を与える因子
   3-2 脳への薬物の移行
  4)代謝
   4-1 代表的な薬物代謝酵素
   4-2 薬物代謝酵素の変動要因
   4-3 遺伝的素因
  5)排泄
   5-1 腎排泄
   5-2 胆汁中排泄
   5-3 腸管循環
  6)薬物相互作用
   6-1 代謝過程
   6-2 排泄過程
   6-3 薬力学的(薬理学的)作用

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≪2日目≫ 1月29日 10:30~16:30
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 2.薬物動態解析
  1)1-コンパーメントモデル
   1-1 静脈内投与モデル
    ・体内の薬物の消失速度、消失速度定数
    ・血中薬物濃度式と半減期、分布容積、全身クリアランス、AUC
    ・簡単な数学と演習問題
   1-2 経口投与モデル
    ・血中薬物濃度式
    ・吸収速度定数と消失速度定数
    ・CmaxとTmax
   1-3 クリアランス
    ・組織クリアランスと固有クリアランス
    ・肝クリアランス、腎クリアランス、初回通過効果
   1-4 バイオアベイラビリティ
    ・絶対バイオアベイラビリティと相対バイオアベイラビリティ
    ・量的バイオアベイラビリティと速度的バイオアベイラビリティ
    ・生物学的同等性
   1-5 2-コンパートメントモデル
   1-6 非線形速度論
   1-7 線形と非線形速度論のまとめ
   1-8 生理学的モデル
   1-9 線形1-コンパートメントモデルでの点滴静注
   1-10 線形1-コンパートメントモデルでの繰り返し投与
   1-11 モーメント解析
   1-12 母集団薬物速度論
   1-13 薬物動態変動(疾病、妊娠、加齢、生活環境など)
   1-14 TDM (therapeutic drug monitoring)
   1-15 PK/PD解析

 3.新薬開発におけるタンパク結合の評価
   ・血漿中の主な結合タンパク質
   ・タンパク結合の変動要因
   ・承認薬のタンパク結合率の推移
   ・ドラッグデザインにおけるタンパク結合
   ・臨床におけるタンパク結合の影響
   (オピオイド鎮痛薬:モルヒネ、オキシコドン、フェンタニルを例に)

 4.薬物の代謝的活性化、相互作用に起因した毒性発現
  4-1 肝毒性

   ・中毒性肝障害
   ・アレルギー性肝障害
  4-2 ホスホリピドーシス(リン脂質症)
  4-3 アセトアミノフェン
   ・肝毒性発現のメカニズム
   ・アセトアミノフェン中毒の解毒
  4-4 ソリブジン
   ・代謝酵素の特性
   ・薬物の相互作用に起因した毒性発現
  4-5 ワルファリン
   ・代謝酵素の遺伝的多型
   ・薬物の相互作用に起因した毒性発現
  4-6 リファマイシン
   ・黄疸発現のメカニズム
   ・併用毒性
キーワード
薬物動態,ADME,タンパク結合,解毒解析,薬効,セミナー,研修,講座
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