★電気・電子部品が故障原因として究明された数々の事例を挙げながら、その対策を具体的に解説します!!
1.電気・電子部品の故障事例と具体的な対策
電気製品、電子機器によく使われる電気・電子部品に焦点を当て、どのような故障が起こりやすいかを事例で解説します。その解決策を具体的に紹介します。
1-1.電源コード、電源スイッチ
・断線、短絡などの故障率を下げるには?
1.2.電源スイッチ
・安全規格の認証試験と実際の使われ方の相違点
1-3.機器用インレット、
・抜き差し時の外部力から部品をどう守るか?
1-4.接続部(はんだ付け、ファストン端子、ネジ締結部)
・はんだ量不足などに起因する接合部の割れ、ネジ緩み等から発火が起こる。
1-5.抵抗器
・定格電力で使用すると相当な高温になる。温度を考慮して部品選定が必要となる。
1-6.フィルムコンデンサ
・フイルムの厚み、内部構造のウィークポイントを知る。
1-7.アルミ電解コンデンサ
・他の部品と比べて寿命は短い。ディレーティング(電圧、温度)を考慮する。
1-8.タンタルコンデンサ
・使用する電圧は定格電圧の30%~50%以下が望ましい。
1-9.積層セラミックコンデンサ
・静電容量は大きいが、機械的強度が弱いので、割れに注意する。
1-10.バリスタ
・バリスタ電圧、最大許容回路電圧等の定格の意味、その根拠を知る。
2.電気製品の発火・発煙防止の安全設計思想 2-1.電気製品が燃えるとは電気製品を構成するプラスチックが燃えること
2-2.日本における電気製品の安全を取り巻く社会環境
2-3.安全な製品を作るうえでの重要なポイント
2-4.電気製品の発火防止の設計思想の構築
1)電気・電子部品そのものへ対策する。
2)電気保護素子で対応する。
3)機械的手法で着火、延焼の連鎖を断ち切る
2-5.過去の失敗事例や陥りやすい落とし穴
2-6.市場の実態を捉えた電源品質の条件を把握する
2-7.サービスも考慮した電気製品の安全設計思想