~痛みの概念や難しい客観的な評価法を基礎から理解し、効率的な新薬開発を目指す~

疼痛治療における臨床試験デザイン/求める薬剤プロファイル【LIVE配信】
※本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はできません。

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
疼痛【WEBセミナー】
セミナーNo.
210672
開催日時
2021年06月21日(月) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

・セミナー資料は事前にお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。この点にご了承の上、お申し込みください。


【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】

1.Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードして下さい。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。

2.セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧下さい。セミナー開始直前のトラブルについては対応いたしかねますのでご了承下さい。

3.開催日の数日前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加下さい。
講座の内容
プログラム

第1部:12:30~14:30
​ 「痛みの基本概念と治療」

受講対象
・痛みにご興味をお持ちの方ならどなたでも結構です。

習得できる知識
・痛みの基本概念、評価方法、および治療法などについての知識を習得することができます。

趣旨
痛みは主観的で、客観的には評価ができないものであり、その上多面性を持つものです。痛みの多面性とは、1)身体における痛みの部位、強度、持続性などを識別した痛み感覚の面、2)過去に経験した痛みの記憶、注意、予測などに関連して身体にとっての痛みの意義を分析する認知の面、3)「痛み」を不快や不安、恐怖などに感じる情動や感情の面などです。痛みは、生体内の組織損傷に伴い発症し損傷の修復期間内に治癒する「急性痛」と、治癒すると予想される期間を超えて長期間持続する疼痛や疾患の進行に伴う疼痛、または長期間改善しない身体的障害に関連する疼痛である「慢性痛」に分類されます。痛みを理解する上で非常に大切なことは、「急性痛」と「慢性痛」という異なる痛みの存在を知ることであり、さらに、これら2つの痛みは病態が大きく異なるため、捉え方や対処法は変えていかなければならなりません。
 本セミナーでは、痛みの基本概念と治療法について解説します。

【プログラム】

1.はじめに
痛み(=疼痛)について知っておくべきポイント

2.痛みの総論
  2-1 国際疼痛学会の痛みの定義
  2-2 痛みの多面性
  2-3 痛みの経過による分類
  2-4 国際疼痛学会の慢性疼痛の定義
  2-5 急性疼痛と慢性疼痛の違い
  2-6 痛みの治療法の原則
  2-7 痛みの分類
  2-8 疼痛の定義・区別

3.腰痛
  3-1 腰痛の疫学
       3-2 腰痛患者に対する初期診察のポイント
  3-3 腰痛の原因
   3-3-1 特異的腰痛と非特異的腰痛
   3-3-2 腰痛に関するred flags
   3-3-3 特異的腰痛の病態と治療
   3-3-4 非特異的腰痛の特徴

4.慢性疼痛の分類
  4-1 国際疼痛学会の慢性疼痛分類(ICD-11J)
  4-2 機序に基づく慢性疼痛の分類
       4-3 慢性疼痛患者の痛み以外の症状・徴候
  4-4 Fear avoidance model
   4-4-1 痛みの破局化
   4-4-2 運動恐怖

5.痛みの生物心理社会モデル
  5-1 生物心理社会モデル
  5-2 慢性疼痛の診療における生物心理社会モデルの重要性

6.痛みに対する評価
  6-1 痛みの強度の評価
   6-1-1 視覚的アナログ尺度 (VAS: Visual Analogue Scale)
        6-1-2 数値的痛み評価尺度 (NRS: Numerical Rating Scale)
   6-1-3 表情尺度スケール (FRS: Face Rating Scale)
        6-1-4 簡易痛みの質問票 (BPI: Brief Pain Inventory)
 
  6-2 痛みの心理社会的因子の評価
    6-2-1 破局的思考尺度 (反芻、拡大視および無力感) (PCS: Pain Catastrophizing Scale)
       6-2-2 疼痛生活障害評価尺度 (PDAS: Pain Disability Assessment Scale)
       6-2-3 身体的疾患を有する患者の精神症状(抑うつと不安)の評価のための質問票 
            (HADS: Hospital Anxiety and Depression Scale)
       6-2-4 痛み自己効力感質問票 (PSEQ: Pain Self-Efficacy Questionnaire)
       6-2-5 整形外科患者における精神医学的問題を知るための簡易質問票 
      (BS-POP: Brief Scale for Psychiatric problems in Orthopaedic Patients)
       6-2-6 ミネソタ多面人格目録 (MMPI: Minnesota Multiphasic Personality Inventory) 
       6-2-7 West Haven-Yale多面的痛み調査票 (MPI: Multidimensional Pain Inventory)

  6-3 痛みによるQOLの評価
   6-3-1 健康関連QOL評価質問票日本語版EQ-5D (EQ-5D: EuroQol 5 Dimension)
   6-3-2 健康関連QOL評価質問票日本語版SF-36 
            (SF-36: 36-item Short form health survey)
   6-3-3 腰痛関連QOL評価質問票(RDQ: Roland-Morris Disability Questionnaire Scale)
   6-3-4 日本整形外科学会腰痛評価質問票 
            (JOABPEQ: Japanese Orthopaedic Association Back Pain Evaluation Questionnaire)

  6-4 痛みの性質に対する評価
   6-4-1 日本語短縮版マギル質問票(SF-MPQ: Short-Form McGill pain Questionnaire)
   6-4-2 神経障害性疼痛スクリーニング質問票
   6-4-3 日本語版painDETECT・Spine painDETECT

  6-5 その他の痛み関連の評価
   6-5-1 アテネ不眠尺度 (AIS: Athens insomnia scale)
   6-5-2 ザリット介護負担尺度日本語版 
        (J-ZBI: the Japanese version of the Zarit Caregiver Burden Interview)

  6-6 脳機能画像による評価 (MRS: Magnetic Resonance Spectroscopy)

7.痛みを有する患者の身体機能評価
  7-1 柔軟性評価:長座位体屈曲位・床指間距離
  7-2 筋持久力評価:30秒立ち上がりテスト
  7-3 歩行能力:2 ステップテスト
  7-4 体力:6 分間歩行テスト
  7-5 ロコモ度判定:ロコモ25

8.慢性疼痛の治療
  8-1 慢性疼痛の治療目標
  8-2 慢性疼痛に対する治療
  8-3 集学的痛み治療
   8-3-1 星総合病院慢性疼痛センター開設
   8-3-2 多職種連携集学的的痛み治療
   8-3-3 星総合病院慢性疼痛センターでの評価と診断の流れ
   8-3-4 星総合病院慢性疼痛センターでの集学的的痛み治療
   8-3-5入院型ペインマネジメントプログラムの紹介
   8-3-6 慢性疼痛における集学的痛み治療の課題と展望
   8-3-7 集学的治療の効果

9.まとめ


第2部:14:40~16:30
​ 「脊髄、末梢神経障害にともなう、疼痛治療における臨床試験に求める薬剤」

受講対象
・薬剤研究にたずさわって2~3年の若手研究者や今後の研究の展望に迷いのある方。

習得できる知識
本セミナーにより最新のしびれ、疼痛に関する知見を得ることができる
今後、臨床現場で何が必要とされているかを知ることができる。本セミナーにより最新のしびれ、疼痛に関する知見を得ることができる
今後、臨床現場で何が必要とされているかを知ることができる。

趣旨
しびれや痛みの研究を行う際に、まず必要なのは具体的で役にたつ情報です。歩けない、痛い患者さんの状態を知り、何をするべきかを考えることが大切です。そのために、本講義では、なるべく臨床での具体例を述べたいと思います。画像が多く、新薬、手術など最新の情報も多く盛り込んでいることが特徴です。①しびれと痛みの生理的メカニズム、慢性化機序を理解する。②代表的な疾患について、解剖生理から学ぶ。③しびれに対する、臨床現場での薬剤および外科的治療の実際を知る。ということをポイントにて述べたいと思います。

【プログラム】
1)はじめに

2)脊髄、末梢神経の解剖生理

3)しびれ、疼痛の神経生理

4)代表的疾患の説明 
(椎間板ヘルニア、狭窄症、胸郭出口症候群、手根管症候群、肩こりなど)

5)保存療法(現場でよく使用されている薬剤、エコー、ブロック、もやもや血管治療)

6)手術療法(ビデオなど含めて)

7)未来への展望

 

キーワード
疼痛、痛み、臨床試験、セミナー、講習会、研修
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