クリアランス寄与率とアベイラビリティーを用いた体内動態・血中濃度予測を演習で理解する

薬物動態パラメーターから読み解く血中濃度変動要因と薬物相互作用の予測・回避法【アーカイブ配信】
数学的な解釈を用いずに動態特性を捉え、臨床で起こりうる血中濃度の変化を予測する

こちらは1/20実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

セミナー概要
略称
薬物動態【アーカイブ配信】
セミナーNo.
配信開始日
2026年01月21日(水)
配信終了日
2026年01月30日(金)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
兵庫医科大学 薬学部 医療薬学科 教授 藤野 秀樹 氏

《略歴》
興和株式会社東京創薬研究所の薬物動態研究課に約15年間在籍し、様々な非臨床薬物動態試験に従事していました。特にHMG-CoA還元酵素阻害薬ピタバスタチン(リバロ錠)については前臨床段階から薬物動態評価に参加し、承認申請に必要とされる薬物動態試験及び薬物相互作用試験を実施していました。現在は大学にて薬物動態的側面からの薬物相互作用の予測に関する研究を行っています。

1992年3月 群馬大学大学院 工学研究科 生物化学工学専攻 修了
1992年4月 興和(株) 入社 医薬品事業部 東京研究所 配属
2006年9月 興和(株) 退社
2006年10月 早稲田大学大学院 理工学研究科 客員研究員(~2007年9月)
2007年10月 早稲田大学大学院 理工学研究科 客員准教授(~2012年3月)
2008年4月 兵庫医療大学 薬学部 医療薬学科 講師
2018年4月 兵庫医療大学 薬学部 医療薬学科 准教授
2022年4月 兵庫医科大学 薬学部 医療学科 教授

《活動等》
兵庫医科大学 RI実験センター長、放射線取扱主任者 (2009年~)

《専門》
薬物動態学、医薬品開発学、放射化学、公衆衛生学
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ★1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

・セミナー資料は前日までには、お送りいたします。
ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。


【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】

1.Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。

2.セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。

3.開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
講座の内容
受講対象・レベル
薬物動態業務に携わって2~3年の研究員や新人の方。臨床開発や市販後調査に携わる方も理解できる内容に努めます。
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から丁寧に解説いたします
習得できる知識
本セミナーの受講により、薬物動態パラメーターから血中濃度の変動要因を推定できる他、薬物相互作用の予測と回避法が立案できます。
趣旨
 薬物の血中濃度は薬理効果や副作用発現に大きく関与し、動態特性を明らかにすることは医薬品開発における意義が大きいです。しかしながら、血中濃度推移の解析には1次反応速度式や微分方程式の理解が必要な為、敬遠される傾向にあります。本セミナーは数学的な解釈を用いずに動態特性を捉え、血中濃度の変動要因を見出して臨床で起こりうる動態的諸問題に備えることが目的です。最初に血中濃度と薬物動態パラメーターの関連性を理解して変動要因について考えます。次に医薬品の開発段階で起こりうる諸問題を薬物動態的側面から理解する他、クリアランスが低下した肝・腎機能障害患者における薬物動態の変動について予測します。最後は、薬剤のクリアランスの寄与率や各種アベイラビリティーを添付文書やインタビューフォームから求め、併用薬剤による薬物相互作用の予測法を習得して頂きたいと考えています。このように創薬における薬物動態試験及びパラメーターの意義について、理論や経験のみならず演習形式を交えて、分かりやすく解説いたします。ご興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。
プログラム

 1. ADMEの基礎を理解しましょう
  1-1. 血中濃度と薬物動態パラメーターの関連性
  1-2. コンパートメントモデルはどこまで理解すれば良いのか?
  1-3. 反復投与時の薬物動態を予測してみましょう!(演習形式)
 2. 医薬品開発に及ぼす薬物動態の変動要因について
  2-1. 研究開発の推進力を損なわせる動態特性(動物種差、食事の影響など)
  2-2. 遺伝的影響及び非線形性の薬物動態
  2-3. 加齢に伴う薬物動態の変動
 3. 演習形式にてヒトにおける薬物動態を予測してみましょう。
  3-1. In vitro代謝試験からのWell-stirredモデルによる動態予測(演習形式)
  3-2. 初回通過効果を構成する各種アベイラビリティーを求めましょう!(演習形式)
  3-3. 腎・肝機能障害における薬物動態を予測してみましょう!(演習形式)
 4. 演習形式にて薬物相互作用や血中濃度の変化を予測してみましょう。
  4-1. 代謝酵素や輸送担体を介した薬物相互作用の紹介
  4-2. 併用薬剤による薬物動態の変動を予測してみましょう!(演習形式)
  4-3. 薬物相互作用の発現場所及び機序を予測してみましょう!(演習形式)
  4-4. 門脈血中濃度より非線形薬物動態を予測してみましょう!(演習形式)
 5. 生理学的薬物速度論(PBPK)モデル解析の意義について
  5-1. データ抽出ツールによる薬物動態解析(演習形式)
  5-2. 酵素誘導による薬物相互作用の予測
  5-3. 肝・腎機能障害患者における薬物動態の予測

キーワード
薬物動態,血中濃度,クリアランス,アベイラビリティー,薬物相互作用,PBPKモデル
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