1.次世代抗体に関する特許出願の動向
(1)特許出願の最近の傾向(抗体医薬)
(2)抗体薬物複合体(ADC)に関する特許出願
(3)二重特異性抗体(マルチスペシフィック抗体)に関する特許出願
(4)低分子抗体(ミニ抗体)に関する特許出願(scFv、VHH抗体など)
(5)がん免疫療法に関する特許出願(CAR-T細胞など)
(6)抗体医薬の医薬用途に関する特許出願
(抗がん剤、自己免疫疾患、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患など)
(7)次世代抗体の量産化、精製技術、産生細胞に関する特許出願
2.次世代抗体に関する要素技術の特許分析
(1)抗体薬物複合体(ADC)の要素技術の特許分析
・コンジュゲーション技術、リンカー構造、DAR(薬物抗体価)の最適化など
(2)二重特異性抗体(マルチスペシフィック抗体)に関する要素技術の特許分析
・二重特異性の組合せ、医薬用途の選択、電荷的相互作用、量産化・精製技術など
(3)低分子抗体に関する要素技術の特許分析
・Fab、scFv、diabody、single chain diabody、tandem-scFv、VHH抗体など
(4)がん免疫療法に関する特許分析
(免疫調節、養子免疫療法、腫瘍溶解性ウイルス療法、がんワクチン療法など)
(5)抗体医薬の医薬用途に関する特許分析
(抗がん剤、自己免疫疾患、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患など)
(6)抗体分子の構造改変の要素技術の特許分析
・アミノ酸改変(Fc領域)、糖鎖構造改変、立体構造の最適化など
(7)抗体の量産化、精製技術、産生細胞に関する要素技術の特許分析
3.次世代抗体に関する研究開発と特許出願の課題
(1)特許出願のタイミングと注意点
(2)研究開発に必要な特許調査の注意点
(3)研究開発戦略と特許戦略の一体化
・研究部門と知財部門の協力体制、研究者と知財担当者の連携の在り方など
(4)今後の研究開発戦略の方向性
4.次世代抗体に関する特許実務の課題
(1)広くて強い特許とは、どのような特許か(次世代抗体を中心に)
(2)どの程度の進歩性が要求されるのか(従来技術との比較データなど)
(3)どの程度の開示が要求されるのか(実験データ、薬理データ)
(4)特許審査への対応
・拒絶理由への対応方法、面接審査の活用方法、拒絶査定を回避するコツなど
5.次世代抗体に関する特許の活用方法
(1)次世代抗体に関連する特許ライセンスの現状と課題
(2)次世代抗体のライセンス活動の実務上の留意点
(3)他社の特許を侵害しない方法
(4)事業戦略と特許戦略の一体化
・薬機法と特許法の連携、パテントリンケージなど
(5)次世代抗体に関する特許のLCM戦略
6.次世代抗体に関する登録特許の最新事例
(1)登録特許の徹底分析(クレーム構成、審査経緯など)
(2)事例に基づく特許分析
・抗体薬物複合体:「Enhertu」「Kadcyla」「Adcetris」「Trodelvy」等
・二重特異性抗体:「Hemlibra」「Vabysmo」「Blincyto」等
・がん免疫療法剤:Kymriah、Yescarta、免疫チェックポイント阻害剤
(3)進歩性や開示要件は、どの程度、要求されるのか
(4)諸外国の登録特許の事例との比較(米国、欧州、中国など)
(5)事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案