1.粘着テープ事業について
2.粘着剤・粘着テープの概要
2-1.粘着剤の定義、粘着剤と接着剤の違い
2-2.粘着剤は、なぜくっつか? 粘着の3要素
2-3.粘着剤構成材料、粘着剤の分類
3.粘着テープの試験方法
3-1.粘着力、タック、保持力
3-2.応力・歪曲線(S-Sカーブ)、ゲル分率(架橋度)、粘弾性(温度分散)
4.粘着テープの用途と評価方法
4-1.表面保護フィルム(液晶部材保護用)
4-2.自動車塗膜保護フィルム
4-3.両面粘着テープ
4-4.半導体工程用テープ
4-5.医療用粘着テープ
5.粘着剤のバルク物性:ゴム状平坦域弾性率(プラトーモジュラス)の設計
5-1.動的粘弾性測定について(G’,G”の意味)
5-2.粗面プリズムを用いた接着面積測定法(光学法)
5-3.接着面積とプラトーモジュラス
5-4.粘着性を発現する限界プラトーモジュラス(粘着クライテリオン)
5-5.マクロな接着とミクロな接着
5-6.ヤモリの接着メカニズム
6.粘着剤のバルク物性:ポリマーのプラトーモジュラスは何で決まるか?
6-1.ポリマーの絡み合いと絡み合い点間分子量
6-2.プラトーモジュラスと架橋
6-3.プラトーモジュラスと結晶
6-4.プラトーモジュラスと分子量
6-5.タッキファイヤーを添加するとなぜプラトーモジュラスが低下するのか?
7.粘着剤のバルク設計:ガラス転移温度(Tg)の設計
7-1.Tgと化学構造、Tgの測定方法、アクリル系ポリマーのTg
7-2.用途別粘着剤のTg設計(イメージ)、ゲル分率とTg
7-3.自由体積とは何か、等自由体積理論
7-4.タッキファイヤー添加による粘着剤Tgの変化とFOX式による予想
8.粘着剤のバルクと界面
8-1.時間・温度換算測とマスターカーブの作り方
8-2.接着に与えるバルクと界面の寄与
8-3.二層積層法による粘着剤表面改質
(1)官能基の効果、(2)主モノマーの効果、(3)タッキファイヤーの効果
9.相分離法による粘着剤表面改質
9-1.相溶性をSP値と分子量から理解する:フローリー・ハギンス式
9-2.タッチパネル用粘着剤の表面改質:事例紹介1
9-3.保護フィルム用粘着剤の表面改質:事例紹介2
10.最後に、研究開発マンとして成長するためにさらに何が必要かを考える
10-1.研究開発の10原則
10-2.好奇心を持っていろいろな材料を扱い理解する
10-3.伸びる研究者は何故かを考え理解し知識を積み上げる