粘着剤・テープに求められる物性とその設計【名古屋開催】
粘着剤、粘着テープを設計するためのプラト―モジュラス、ガラス転移温度や界面とバルクの役割について詳解!!

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
粘着剤・テープ【名古屋開催】
セミナーNo.
241016
開催日時
2024年10月09日(水) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいはお申込時に新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。
 ・1名申込の場合、55,000円(税込)→49,500円(税込)
 ・2名同時申込の場合、合計110,000円(税込)→合計55,000円(税込)
   ※両名の会員登録が必要です。
 ・3名以上の際には1名につき 27,500円(税込)

会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
20名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付(昼食は各自ご用意ください)
講座の内容
習得できる知識
粘着剤の定義、粘着剤と接着剤の違い、粘着の3要素から、粘着剤の基礎を理解する。
粘着テープ評価方法の意味や全体像について理解する。
粗面プリズムを用いた接着面積測定という手法を通して、粘着性発現のメカニズムを理解する。
粘着剤の基本設計を考える場合に、プラト―モジュラやガラス転移温度をどのように設計するか、そのバルク物性を制御する要因は何かを知る。
また、バルク物性と同様、粘着剤表面も重要であり、粘着剤表面を改質することで粘着特性がどのように変化するかを理解する。
最後に、研究開発マンとして、さらに成長するためには何が必要かを考える。
趣旨
粘着剤、粘着テープを設計するための基礎物性(プラト―モジュラス、ガラス転移温度など)や界面とバルクの役割について深く理解することで、今後の開発活動に役立てる。
プログラム

1.粘着テープ事業について

2.粘着剤・粘着テープの概要
 2-1.粘着剤の定義、粘着剤と接着剤の違い
 2-2.粘着剤は、なぜくっつか? 粘着の3要素
 2-3.粘着剤構成材料、粘着剤の分類 

3.粘着テープの試験方法
 3-1.粘着力、タック、保持力
 3-2.応力・歪曲線(S-Sカーブ)、ゲル分率(架橋度)、粘弾性(温度分散)

4.粘着テープの用途と評価方法
 4-1.表面保護フィルム(液晶部材保護用)
 4-2.自動車塗膜保護フィルム
 4-3.両面粘着テープ
 4-4.半導体工程用テープ
 4-5.医療用粘着テープ

5.粘着剤のバルク物性:ゴム状平坦域弾性率(プラトーモジュラス)の設計
 5-1.動的粘弾性測定について(G’,G”の意味)
 5-2.粗面プリズムを用いた接着面積測定法(光学法)
 5-3.接着面積とプラトーモジュラス
 5-4.粘着性を発現する限界プラトーモジュラス(粘着クライテリオン)
 5-5.マクロな接着とミクロな接着
 5-6.ヤモリの接着メカニズム

6.粘着剤のバルク物性:ポリマーのプラトーモジュラスは何で決まるか?
 6-1.ポリマーの絡み合いと絡み合い点間分子量
 6-2.プラトーモジュラスと架橋
 6-3.プラトーモジュラスと結晶
 6-4.プラトーモジュラスと分子量
 6-5.タッキファイヤーを添加するとなぜプラトーモジュラスが低下するのか?

7.粘着剤のバルク設計:ガラス転移温度(Tg)の設計
 7-1.Tgと化学構造、Tgの測定方法、アクリル系ポリマーのTg
 7-2.用途別粘着剤のTg設計(イメージ)、ゲル分率とTg
 7-3.自由体積とは何か、等自由体積理論
 7-4.タッキファイヤー添加による粘着剤Tgの変化とFOX式による予想

8.粘着剤のバルクと界面
 8-1.時間・温度換算測とマスターカーブの作り方
 8-2.接着に与えるバルクと界面の寄与
 8-3.二層積層法による粘着剤表面改質
 (1)官能基の効果、(2)主モノマーの効果、(3)タッキファイヤーの効果

9.相分離法による粘着剤表面改質
 9-1.相溶性をSP値と分子量から理解する:フローリー・ハギンス式
 9-2.タッチパネル用粘着剤の表面改質:事例紹介1
 9-3.保護フィルム用粘着剤の表面改質:事例紹介2

10.最後に、研究開発マンとして成長するためにさらに何が必要かを考える
 10-1.研究開発の10原則 
 10-2.好奇心を持っていろいろな材料を扱い理解する
 10-3.伸びる研究者は何故かを考え理解し知識を積み上げる
 

キーワード
粘着,設計,評価,バルク,プラトーモジュラス,タッキファイヤー,Tg,界面,セミナー
関連するセミナー
関連する書籍
関連するDVD
関連する通信講座
関連するタグ
フリーワード検索