FPC材料に求められる要求特性と電気特性を両立させる考え方を解説!

5G/6Gに対応するフレキシブル基材とFPC形成技術【アーカイブ配信】

こちらは10/24実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

セミナー概要
略称
FPC形成技術【アーカイブ配信】
セミナーNo.
配信開始日
2024年10月25日(金)
配信終了日
2024年11月08日(金)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
FMテック 代表 大幡 裕之 氏
【専門】
高分子(FPC用基材主体)
【略歴】
2000年よりジャパンゴアテックス社、2011年より村田製作所で高周波対応FPC用の基材(主にLCP-FCCLと、LCPと低誘電樹脂のハイブリッド基材)開発と、それを用いたLCP多層FPC形成プロセスの要素開発(表面処理やプレス材料構成・プレス条件)を行う。
2021年12月に村田製作所を退職し、現在は高周波対応FPC用基材とFPC形成プロセスを専門分野として技術コンサルタント「FMテック」として活動中。
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ★1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
 ★3名以上同時申込は1名につき24,750円(税込)です。
会員登録とは?⇒よくある質問
備考
こちらは10/24実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。

・配信開始日以降に、セミナー資料(PDF)と動画のURLをメールでお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・高周波対応FPCの材料開発を始めたばかりの方から、ある程度研究経験を経た方
・高周波対応FPCの材料評価・多層化プロセス開発をされている方
習得できる知識
・FPC基材に求められる基本特性
・LCPやポリイミドフィルムがFPCに使われる理由
・LCP多層化の要素技術
・LCPフィルム加工時の留意点
・LCPと低誘電材料とのハイブリッド化の手法例
趣旨
スマートフォンを代表に、高周波対応が可能な低誘電基材を用いたFPCの要望は高まっているが、現在高周波基板材料として使われているLCPやMPIは、近い将来に誘電特性の要求を満たせなくなる。このため、材料の多孔化やフッ素樹脂等のよりLow-Dk・Low-Dfの材料を用いた高周波対応FPC材料の採用が模索されているが、これらの材料は電気特性的には優秀であっても、FPC基板としての基本的な適性を有していない場合が多く、実用的なFPCの形成が困難である。
本講演ではこのような低誘電特性とFPC基材としての基本特性を両立させるための考え方と、それに基づいて開発した破砕型LCP微細繊維を用いたフィルムの実例を紹介する。
プログラム

1.講師自己紹介
  1.1 経歴
  1.2 開発実績(出願済み特許を中心に)
2.FPCの基本
  2.1 一般的な構造
  2.2 FPC基材の要求特性
3.LCP-FPC
  3.1 LCPとは?
  3.2 LCPフィルム/FPC開発の歴史
  3.3 LCP-FPCの構造とプロセス
   1 材料構成
   2 多層化プロセス
   3 表面処理による接着性改善
   4 加水分解対策
  3.4 高周波特性
4.LCPフィルム/FCCL
  4.1 LCPフィルム/FCCLの作り方
   1 溶融押し出しフィルム+ラミネート
   2 溶液キャスティング
  4.2 LCPフィルム/FCCLの問題点
   1 溶融押し出しタイプ
    ① 耐熱性の限界
    ② 複合化
   2 溶液キャスティングタイプ
    ① 吸水性
5.FPC基材にLCPとポリイミドが使われる理由
  5.1 CTE制御の重要性
  5.2 LCPとPIには共通点がある
   1 CTE制御方法
   2 配向制御でCTEがなぜ金属並みに小さくなるか?
  5.3 ランダムコイル型樹脂を用いた際のその他の問題
   1 加熱工程での熱収縮
    ① エントロピー弾性とエネルギー弾性
6.LCP多層FPC形成の要素技術
  6.1 層間密着性
  6.2 電極の埋め込み方法
  6.3 ビア/TH形成
7.低誘電化(新規開発したLCPフィルム製法を例に)
  7.1 LCPのlow-Dk化の限界
  7.2 LCP以外の高周波対応材料
   1 他素材の問題
   2 発泡フィルムは?
  7.3 低誘電材料とのハイブリッド化
   1 複合則
   2 ラミネートによるハイブリッド化の問題点
   3 アロイフィルムによるハイブリッド化
  7.4 破砕型LCP微細繊維
   1 LCP破砕の難易度
    ① どのように微細繊維化しているか
    ② 破砕型LCP微細繊維の特徴
   2 破砕型LCP微細繊維のシート化
    ① 繊維マット形成方法
  7.5 配向制御方法
  7.6 複合化による低誘電化
   1 配向を乱す要因と対策
  7.7 FPC基材以外の破砕型LCP微細繊維の用途

キーワード
液晶ポリマー,FPC,通信,WEBセミナー,オンライン
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